吉田五十八賞
[Wikipedia|▼Menu]
日本建築史 > 日本の建築に関する賞 > 吉田五十八賞

吉田五十八賞(よしだいそやしょう)は、吉田五十八の没後に「吉田五十八記念芸術振興財団」により建築の部・建築関連美術の部における優れた作品と制作者を表彰した賞[1][2]1976年[3]から1993年まで18回行われた[4]
歴代受賞作品及び受賞者
各・括弧()内は設計者・制作者


1976年 第1回[3]

建築の部 - 臨南寺(大阪市東住吉区、深谷浩一)本堂

関連美術の部 - 該当作なし

特別賞 - 吉野鉄之助、大場正一郎、神吉義郎(木工用具に対する業績)


1977年 第2回

建築の部 - 続久が原の家(清家清[5]

関連美術の部 - 新宿三井ビル モニュメント 滝等広場の造形(會田雄亮[6]


1978年 第3回

建築の部 - 東京YMCA野辺山高原センター(内井昭蔵[7]

関連美術の部 -


1979年 第4回[8]

建築の部 - 雑創の森学園(六角鬼丈

関連美術の部 - 雑創の森学園「風見」・「風車」(新宮晋


1980年 第5回

建築の部 -

関連美術の部 -

特別賞 -


1981年 第6回[9]

建築の部 - 三輪そうめん山本本社(狩野忠正

関連美術の部 - 「聖徳学園川並記念講堂第一緞帳(多田美波)、聖徳学園川並記念講堂第二緞帳(利根山光人


1982年 第7回[10]

建築の部 - 該当作なし

関連美術の部 - 該当作なし

特別賞 - 川上英男、小川久吉、吉川昌治、岩野平三郎、横山義雄(桂離宮の昭和の大修理への貢献)


1983年 第8回

建築の部 -

関連美術の部 - 「北追岬」等(流政之[11][12]


1984年 第9回

建築の部 - 土門拳記念館谷口吉生[13]

関連美術の部 - 久留米市中央公園「石声庭」(豊福知徳)[14]


1985年 第10回

建築の部 - 伊豆の長八美術館石山修武[7]

関連美術の部 - 大正海上火災本社中庭彫刻「朱竜」(清水九兵衛[15]


1986年 第11回[16]

建築の部 - ギャラリーをもつ家、雪囲いのある家(林雅子

関連美術の部 - 該当作なし


1987年 第12回[17]

建築の部 - 該当作なし

建築の部佳作賞 - 目神山の家8(石井修)、脇町立図書館(重村力)、小布施町修景計画(宮本忠長

関連美術の部 - 該当作なし

特別賞 - 吉田義男


1988年 第13回[18]

建築の部 - K邸(安藤忠雄

関連美術の部 - 山口県庁舎内モニュメント彫刻「鷺舞の譜」(澄川喜一

特別賞 - 岡村辰雄(額装研究と製作による建築、美術界に対する功績)


1989年 第14回[19]

建築の部 - 東京サレジオ学園ドンボスコ記念聖堂・小聖堂(阪田誠造、藤木隆男)

関連美術の部 - 東京サレジオ学園各聖堂内一連の美術作品(坂本和正、横尾竜彦、イワタルリ、林良子)

特別賞 - 村上康助、関口幹子(東京サレジオ学園の総合計画、建設、制作への協力)


1990年 第15回[20]

建築の部 - 真鶴町立中川一政美術館(柳澤孝彦

関連美術の部 - 該当作なし

特別賞 - 岡本茂男(伝統建築や大工道具の撮影)


1991年 第16回[21]

建築の部 - 東京竹葉亭出江寛

関連美術の部 - 該当作なし

特別賞 - 山田脩二(「瓦」の新しい使い方による一連の創作活動)、吉田桂二(「飛騨の匠文化館」他一連の修景計画)


1992年 第17回[22]

建築の部 - 好日居(齋藤裕

関連美術の部 - 荒牧バラ公園内「伊丹市平和モニュメント」(井上武吉

特別賞 - 磯村浩之亮(錺金物の伝統職人)


1993年 第18回

建築の部 - 水戸市立西部図書館新居千秋[4]海の博物館内藤廣[23]

関連美術の部 -

特別賞 - 中村好文(諸職の技術を生かした住宅)[24]


脚注[脚注の使い方]^ “吉田五十八賞新設”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1975年3月). 2020年3月15日閲覧。
^ 村松貞次郎「 ⇒吉田五十八賞とは」『aaca』第1号、社団法人日本建築美術工芸協会、1989年、1頁。 
^ a b “第1回吉田五十八賞”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1976年3月). 2020年3月15日閲覧。
^ a b “第18回吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1993年7月). 2020年3月15日閲覧。
^ “清家清”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (2019年6月6日). 2020年3月15日閲覧。
^ “ ⇒會田雄亮:略歴”. 會田雄亮研究所. 2020年3月15日閲覧。
^ a b “ ⇒建築学科の歴史”. 早稲田大学創造理工学部建築学科. 2020年3月15日閲覧。
^ “第4回吉田五十八賞”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1979年5月). 2020年3月15日閲覧。
^ “吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1981年5月). 2020年3月15日閲覧。
^ “吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース (独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所). (1982年6月). https://www.tobunken.go.jp/materials/nenshi/6833.html 2020年3月15日閲覧。 
^ n.a.「建築と社会ニュース」『建築と社会』第64巻第6号、日本建築協会、1983年、20-12頁。 
^ “流政之について”. 2018年8月30日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2020年3月12日閲覧。
^ “土門拳記念館”. 全国の美術館・博物館情報 文化遺産オンライン. 文化庁. 2020年3月15日閲覧。
^ “豊福知徳とは”. 豊福知徳ギャラリー. 2020年3月15日閲覧。
^ “第10回吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1985年7月). 2020年3月15日閲覧。
^ “11回吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1986年6月). 2020年3月15日閲覧。
^ “12回吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1987年6月). 2020年3月15日閲覧。
^ “吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1988年5月). 2020年3月15日閲覧。
^ “第14回吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1989年12月). 2020年3月15日閲覧。
^ “第15回吉田五十八賞受賞者決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1990年6月). 2020年3月15日閲覧。
^ “第16回吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1991年6月). 2020年3月15日閲覧。
^ “吉田五十八賞決定”. 東文研アーカイブデータベース. 独立行政法人 国立文化財機構 東京文化財研究所 (1990年6月). 2020年3月15日閲覧。
^ “ ⇒略歴”. 内藤廣建築設計事務所. 2020年3月15日閲覧。
^ “やあ、いらっしゃい―中村好文さんと歩く、伊丹十三記念館”. ほぼ日刊イトイ新聞. 2020年3月15日閲覧。


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:17 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef