吉本新喜劇
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この項目では、舞台公演について説明しています。テレビ中継番組については「よしもと新喜劇」をご覧ください。
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2014年9月)
吉本新喜劇が連日行われているなんばグランド花月大阪府大阪市中央区

吉本新喜劇(よしもとしんきげき)は、日本芸能事務所吉本興業」に所属するお笑い芸人によって舞台上で演じられる喜劇、およびその喜劇群を演じる劇団である。
概要

なんばグランド花月劇場(NGK)で本公演が行なわれ、『よしもと新喜劇』(毎日放送(MBSテレビ)制作)としてテレビ放映される[注釈 1]。また、地方公演として座員を絞った形での巡業によって公演される(よしもと神戸花月など)2023年7月、祇園花月presents吉本新喜劇が全国放送された( BSよしもと 制作)  池乃めだかをはじめとする数人の新喜劇座員と、他の吉本興業所属お笑い芸人らが共演する新喜劇風の舞台喜劇の番組(『日曜笑劇場』 → 2012年4月 - 2013年3月放送、『熱血!人情派コメディ しゃかりき駐在さん』)も伝統的に朝日放送テレビ(ABCテレビ)で放送されていたが、こちらではMBSテレビで放送される『よしもと新喜劇』と違って、毎回の舞台設定やレギュラー出演者の役柄設定などは固定されていた。以前は読売テレビでも、『吉本コメディ』の名で放送されており、こちらも同様の構成であった[注釈 2]

関西ではNGKのほか、よしもと祇園花月でも座員による新喜劇が上演されており、東京ではルミネtheよしもとを本拠地とする芸人たちと「やめよッカナ?キャンペーン」時代の若手で主役級だった今田耕司東野幸治たちを座長とした、新喜劇所属ではない集団による演劇もチーム(班編成)で連日上演されている(東京での上演経緯と現況については後述)。

新作は毎週火曜日に上演されている。仮の台本が作られるのは上演開始日の2週間ないし10日前、その台本で舞台が作れるか作業スタッフが判断したりする過程を経て正式なものになり[2]、出演者が受け取るのは同3日前で、上演初日の前日の2回目興行終了後から最長で午前1時ごろまで立ち稽古を続けていることがある。その様子はなんばグランド花月公式サイトにおいて、「のぞき穴」(劇場内にあるライブカメラを使用)のコーナーでうかがえていたが、2007年12月に公式ホームページがリニューアルされてからは取り止められた。なお、日々セリフやストーリーの小さな修正が行われるため、結果として上演初日と最終日(楽日)とでは大きく内容が異なることがある。また、金曜日がカメラリハーサルで、一度芝居をカメラで試し撮りをし、翌日の土曜日の原則として2回目の公演時にテレビ放送向けの収録をしている。

毎年正月公演時には若手出演者の誰かが酔っぱらって舞台に立つのが恒例となっていたが、公演に差し障りが出るために2007年からは吉本興業の指示により、楽屋での飲酒は禁止された[3]
成り立ち・歴史
創立

1959年[4]3月1日うめだ花月劇場開場と同時に「吉本ヴァラエティ」として発足。第一号の演目は花登筐脚本の『アチャコの迷月赤城山』(サブタイトルに『忠治以外傳』とある)。出演者は花菱アチャコ佐々十郎大村崑芦屋小雁中山千夏ほか。同日開局したMBSテレビとのタイアップとして生まれ、創設者の八田竹男(後の吉本興業社長)をして「テレビ時代をにらんだ新たな演芸のビジネスモデル」として、うめだ花月とMBSテレビの看板となるべく、まさに社運をかけて育成された[5]

初期には花菱アチャコや東五九童雷門五郎笑福亭松之助大村崑ら既存のスターに頼っていたが、やがて他劇団などからの引き抜きや自前のスター発掘を行うようになり、守住清、平参平白羽大介秋山たか志白木みのる花紀京ルーキー新一、森信、財津一郎岡八朗原哲男桑原和男らが台頭するようになった。

座付き作家が演出を兼ねることが多く、黎明期から当時20代の青年ながら抜擢された竹本浩三[注釈 3]、檀上茂[注釈 4]らが本公演の台本と演出を手掛けた。また、民放各局で放映されていた『爆笑寄席』(KTV)や『あっちこっち丁稚』、『花の駐在さん』(ともにABC)などでも、ほとんどの台本と演出を「吉本新喜劇やめよッカナ?キャンペーン」(後述)が始まるまで手掛けた。

1964年6月ごろから、吉本ヴァラエティを改め「吉本新喜劇」と正式呼称するようになったが、すでに1959年の吉本ヴァラエティ第1回公演には「吉本新喜劇」とうたわれている。また、吉本ヴァラエティから吉本新喜劇への移行の過程で一時「吉本コミカルス」や「吉本ボードビル」と名乗っていた時期もあったが、当時は芸人が舞台に出るとすぐにコケて笑いを取ろうとすることが多く、関西お笑い界ではそれをもじって「吉本コケカルス」との別称もあった[6]

なお、上演開始からちょうど50年経過に当たる2009年3月1日から3月9日まで、この誕生経緯をなぞった50周年記念興行(通常の45分公演を70分に拡大したもの)が行われた。
3チーム制時代の新喜劇

かつては大阪と京都に3つの吉本直営の演芸劇場(大阪に「なんば花月」と「うめだ花月」、京都に「京都花月」)があり、劇座員を3つの組に振り分ける3チーム体制となっていて、それぞれ10日単位(月上旬を上席、中旬を中席、下旬を下席と呼んでいた)で各チームが各劇場に出演し、ひと月で全劇場を回るローテーション制(京都→うめだ→なんばの順で移動する)を繰り返していた。2019年現在も活躍中のベテラン座員はほとんどがこの3ヶ所のいずれかで初舞台を踏んでいる。

うめだ花月での公演は毎日放送で『花月爆笑劇場』として土曜日の12時から、なんば花月での公演は朝日放送で『お笑い花月劇場』として土曜日の13時から、いずれもテレビ中継されていた。

ちなみに、京都花月とうめだ花月は同じ芝居がかかり、なんば花月は両劇場にはかからない新作が上演されていた[注釈 5]。これは、上記にあるように毎日放送(うめだ花月からの中継)と朝日放送(なんば花月からの中継)がそれぞれ新喜劇を放送していたため、区別するためであると考えられる。
松竹新喜劇との棲み分け

大阪における笑演芸の劇団として、かつては日本を代表する喜劇役者の一人といわれた藤山寛美が率いた松竹新喜劇がある。同じ「新喜劇」を名乗るが、その生い立ちや内容、構成、演出法など両者は大いに異なる。

吉本新喜劇は花月で上演される漫才落語、諸芸の間に組み入れられ、コントの延長的な軽演劇である。


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