吉本ばなな
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吉本 ばなな
(よしもと ばなな)
ペンネームよしもと ばなな
誕生吉本 真秀子(よしもと まほこ)
(1964-07-24) 1964年7月24日(59歳)
日本東京都文京区
職業小説家
言語日本語
国籍 日本
教育学士
最終学歴日本大学芸術学部
活動期間1987年-
主題小説
代表作『キッチン』(1987年)
『ムーンライト・シャドウ』(1988年)
TUGUMI』(1989年)
『アムリタ』(1994年)
『不倫と南米』(2000年)
『ミトンとふびん』(2021年)
主な受賞歴海燕新人文学賞(1987年)
泉鏡花文学賞(1988年)
芸術選奨新人賞(1989年)
山本周五郎賞(1989年)
紫式部文学賞(1995年)
ドゥマゴ文学賞(2000年)
谷崎潤一郎賞(2022年)
デビュー作『キッチン』(1987年)
パートナーあり(事実婚)
子供長男
親族吉本隆明(父)
ハルノ宵子(姉)
公式サイト ⇒吉本ばなな公式サイト
ウィキポータル 文学
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吉本 ばなな(本名:吉本 真秀子〈よしもと まほこ〉、旧筆名:2003年から2015年までよしもと ばなな、1964年7月24日 - )は、日本小説家事実婚の相手はロルファー田畑浩良

キッチン』(1987年)で海燕新人文学賞、『ムーンライト・シャドウ』(1988年)で泉鏡花文学賞、『キッチン』と『うたかたサンクチュアリ』(1988年)で芸術選奨新人賞、『TUGUMI』(1989年)で山本周五郎賞を、それぞれ受賞。非日常的な、神秘的な事象、また「生と死」「再生」をテーマとして書き続けている。
来歴・人物

東京都文京区千駄木出身。批評家詩人吉本隆明の次女。姉は漫画家ハルノ宵子。姉が絵がうまかったことから「それなら私は文章だ」と思い、五歳くらいから作家になろうと考え[1]、小学校4年生の時に処女作『赤い橋』を執筆した[2]

文京区立汐見小学校、文京区立第八中学校、東京都立板橋高等学校卒業[3]。1987年3月、日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が担当教員の曽根博義に評価されて、日大芸術学部長賞を受賞[4]。同年9月14日、第6回海燕新人文学賞の選考会が開かれ「キッチン」が受賞する(村上政彦の「純愛」も同時受賞)。「キッチン」が『海燕』1987年11月号に掲載され商業誌デビュー。1988年1月30日、初の単行本『キッチン』が刊行される。1989年3月20日、『TUGUMI』が中央公論社より刊行される[5]

『TUGUMI』は1989年年間ベストセラーの総合1位を、『キッチン』は同年間ベストセラーの総合2位を記録した[6]

生涯追求する大きなモチーフとして「死」を何度も取り上げている[1]。テーマとしてこの世の神秘全般を扱っており、予知夢などがよく作品に描かれる。自分にそういった能力はないが、周囲に超能力を持つ人がたくさんいるという[1]

ホメオパシーの愛好者[7]前世の記憶があると述べている[8]

好きな作家はウィリアム・S・バロウズアイザック・シンガートルーマン・カポーティ[1]

TVゲームが好きで、中でもゲームクリエイターの飯野賢治にはファンレターを送っている[9]
略歴

1987年 - 『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞。

1988年 - 『ムーンライト・シャドウ』で泉鏡花文学賞を受賞。

1989年 - 『キッチン』と『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨新人賞を受賞。

1989年 - 『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。

1993年 - イタリアのスカンノ賞を受賞。

1995年 - 『アムリタ』で紫式部文学賞を受賞。

1996年 - イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)を受賞。

1999年 - イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。

2000年 - 『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

2002年 - 筆名を「よしもとばなな」に改名[10]

2011年 - イタリアのカプリ賞を受賞。

2015年 - 筆名を「吉本ばなな」に再改名。

2022年 - 『ミトンとふびん』で谷崎潤一郎賞を受賞[11]

作品一覧
小説



キッチン福武書店、1988/01/30 のち文庫、角川文庫新潮文庫

うたかたサンクチュアリ』 福武書店、1988/08/05 のち文庫、角川文庫、新潮文庫

哀しい予感角川書店、1988/12/15 のち文庫、幻冬舎文庫

TUGUMI中央公論社、1989/03/20 のち文庫

白河夜船』 福武書店、1989/07/15 のち文庫、角川文庫、新潮文庫

N・P』 角川書店、1990/12/25 のち文庫

『とかげ』 新潮社、1993/04/20 のち文庫

『アムリタ』 福武書店、1994/01/12 のち角川文庫、新潮文庫

『マリカの永い夜・バリ夢日記』 幻冬舎、1994/03/27 のち『マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅』文庫

『ハチ公の最後の恋人』 メタローグ、1994/10/15 のち新装版が1996年中央公論社


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