吉川 浩満(よしかわ ひろみつ、1972年3月 - )は、日本の文筆家、編集者、大学講師、卓球コーチ。 鳥取県米子市生まれ[1]。鳥取県立米子東高等学校を経て、1994年に慶應義塾大学総合政策学部を一期生として卒業[1]。国書刊行会に勤務した後、1996年から6年間ヤフーに勤務[2]。フリーランスとして校正者・卓球コーチ等を経て、2020年から晶文社に勤務[2][3][4]。 山本貴光とともに、1997年から書評サイト(のちYouTube・ポッドキャストのチャンネル)「哲学の劇場」を共同主宰し、2004年から複数の共著を刊行している。山本とは大学時代から交流があり、ともに慶応SFC一期生、赤木昭夫ゼミの同窓生にあたる[5][1]。
人物・来歴
著書
単著
『理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ』 朝日出版社、2014。増補新版:ちくま文庫、2021/4。
『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』 河出書房新社、2018/7。
『哲学の門前』 紀伊國屋書店、2022/8/30。
共著
山本貴光『心脳問題 「脳の世紀」を生き抜く』朝日出版社、2004。
山本貴光『問題がモンダイなのだ』ちくまプリマー新書、2006。
山本貴光『脳がわかれば心がわかるかー脳科学リテラシー養成講座』太田出版、2016。
山本貴光『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。: 古代ローマの大賢人の教え』筑摩書房、2020/3。
桐光学園中学校・高等学校編『高校生と考える日本の論点 2020-30 桐光学園大学訪問授業』左右社、2020/4。
山本貴光『人文的、あまりに人文的 古代ローマからマルチバースまでブックガイド20講+α』本の雑誌社、2021/1。
服部桂ほか『ネオ・サピエンス誕生』集英社インターナショナル、2022年02月07日。
立命館大学教養教育センター編『自由に生きるための知性とはなにか』晶文社、2022年09月13日。
大澤真幸、川添愛、三宅陽一郎、山本貴光『私たちはAIを信頼できるか』文藝春秋、2022年09月13日。
古田徹也ほか23名『絶版本』柏書房、2022年09月24日。
齋藤孝ほか16名『孤独のレッスン』集英社インターナショナル、2023年04月07日。
翻訳
ジョン・R・サール『マインド 心の哲学』山本貴光共訳、朝日出版社、2006。
メアリ・セットガスト『先史学者プラトン 紀元前一万年―五千年の神話と考古学』國分功一郎序文、山本貴光共訳、朝日出版社、2018。
ジョン・R・サール『MiND』山本貴光共訳、ちくま学芸文庫、2018。
脚注[脚注の使い方]^ a b c 岩波新書編集部 (2018年11月25日). “在野に学問あり 第2回 山本貴光・吉川浩満
^ a b “文筆家にして編集者・吉川浩満インタビュー 情報収集術から人文書の潮流まで語り尽くす