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合い言葉は勇気
ジャンルテレビドラマ
企画石原隆
脚本三谷幸喜
演出河毛俊作
田島大輔
中山高嘉
出演者役所広司
香取慎吾
鈴木京香
音楽服部隆之
エンディング「威風堂々 第1番」
製作
プロデューサー波多野健
下山潤
制作フジテレビ
イースト
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2000年7月6日 - 9月14日
放送時間木曜 22:00 - 22:54
放送枠木曜劇場
放送分54分
回数11
フジテレビ番組基本情報
『合い言葉は勇気』(あいことばはゆうき)は、2000年7月6日から9月14日まで毎週木曜日22:00 - 22:54に、フジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は役所広司。脚本は三谷幸喜。
山梨県上巨摩郡富増(とまし)村という架空の地を舞台に、村の住民や東京から招かれた俳優達が繰り広げる喜劇作品である。2010年4月21日にDVD-BOXが発売された。 名物は桃とダルマだけという自然豊かな富増村。そこに「フナムシ開発」が産業廃棄物処理場の建設を決定する。自然が破壊されると村の住民は動揺し、建設差し止めの裁判を起こすことを決意する。村長の犬塚守孝(田中邦衛)は裁判のための弁護士を探しに、村でただ一人東京での生活経験がある大山忠志(香取慎吾)を連れて上京する。しかし、フナムシ開発顧問弁護士が老獪な網干頼母(津川雅彦)だと知るとどの弁護士も引き受けてくれない。 俳優の暁仁太郎(役所広司)は、輝かしい受賞経験が一度だけあるが、いまでは所属事務所のお荷物的存在に落ちぶれている。暁が弁護士を演じているテレビドラマを偶然にも、弁護士探しに奔走中の大山忠志が目にすることになる。暁を本物の弁護士だと信じ込んだ犬塚守孝は、暁に裁判の代理人を懇願し、引っ込みのつかなくなった暁もそれを引き受けてしまう。村の住民の前で弁護士を演じて裁判を諦めさせるつもりが、なぜか村の住民に裁判をおこすように勇気づけ、手段を選ばないフナムシ開発との法廷内外での戦いが始まった。
あらすじ
キャスト
主要人物
暁 仁太郎
演 - 役所広司役者。本名は佐藤学。暁は役者としての芸名である。かつては2時間ドラマの主役を演じたことがあったが、今では演技の古臭さから、鳴かず飛ばず。大山忠志との出会いがきっかけとなり、村の住民の前で弁護士のふりをすることになる。見た目はグレゴリー・ペック演じる『アラバマ物語』のフィンチ弁護士。性格、嗜好は、毛野智光曰く「おこちゃまなので、メロンやお城のプラモデル好き」。大山忠志曰く「良くいうと“役者バカ”、悪くいうと“バカ役者”」である。
大山 忠志
演 - 香取慎吾富増村役場職員(後にクビになる)。東京の大学へ進学し、ミュージシャンになる夢が破れて帰郷。その後に村役場職員となるが、とくに目標のない人生と日々送っている。犬塚信乃に想いを寄せているが、彼女からは弟扱いされている。愛郷心はないが、暁と行動するうちに村を思う気持ちが強くなっていく。25歳。フナムシ開発との裁判後、弁護士を目指して司法試験の勉強を始める。
犬塚 信乃
演 - 鈴木京香犬塚守孝の長女であり、村のマドンナ。30代独身。短大卒。母亡き現在、そして父亡き後も雑貨店を一人で切り盛りしている。誰よりも愛郷心が強いが、今まで村から出たことがなく、都会の情報に疎いところがある。琴井悌一郎の教諭時代の教え子であり、琴井悌三からは勝手に恋人のように振る舞われてしまうところがある。しかし、型破りな暁仁太郎の登場により情熱的な暁を尊敬し、その気持ちが徐々に恋愛感情へと移っていくこととなる。
富増村
犬塚 守孝
演 - 田中邦衛(特別出演)富増村村長(10期目)。呑気でお人好しな性格からフナムシ開発に騙される。