台湾の歴史
台湾史年表
先史時代
オランダ統治時代
(1624-1662)
鄭氏政権 (1662-1683)
清朝統治時代 (1683-1895)
台湾民主国 (1895)
日本統治時代 (1895-1945)
中華民国統治時代 (1945-現在)
政治史
経済史
建築史
台湾十大土木史蹟(たいわんじゅうだいどぼくしせき、繁体字中国語: 台灣十大土木史蹟)は2001年に台湾の土木学界の数団体が主催し、国内の選定活動によって選出された10ヶ所の歴史的土木建造物群。 台湾では近代以前から建造当時の環境や技術、物資面での不足にもかかわらず歴史上の意義がある多数の土木事業が行われ、台湾の歴史、文明、社会経済の発展に貢献してきたものも少なくない。いくつかの事業は現在でも社会的貢献が認められたり、景勝地となったものや、過去を偲ばせ訪れる価値があるものが多い[1]。 選出に関わった国立台湾大学総務長の陳振川
概要
こうしたことから台湾の財団法人虞兆中基金会、中国工程師学会(中国語版)、中国土木水利工程学会、財団法人台湾営建研究院、台湾省土木技師(中国語版)公会、財団法人中興工程科技研究発展基金会などの学会関係団体が発起、主催で「尋抜台湾十大土木史蹟」選出活動が行われた。2001年11月30日に選出リストが公表され、台湾各地に現存する土木構造物10ヶ所が選ばれた。
同年同月に行政院文化建設委員会(文建会、現在の文化部)主催で同じく一般のネット投票も経て台湾歴史建築百景選出活動も行われたが、文建会は土木遺産以外の要素も選考対象であり、学会主体で開催された十大土木史蹟とは開催の方向性も異なる。十大土木史蹟にノミネートされたものの選外となった集集駅と草嶺トンネル以外は歴史建築百景と重複しなかった。
審査
王鴻楷 - 国立台湾大学建築・城郷研究所
黄蘭翔 - 中央研究院台湾史研究所準備処
李建中 - 中国土木水利工程学会理事長
洪如江 - 国立台湾大学土木学科教授
許如霖 - 中興科技基金会執行長
曽一平 - 台湾省土木技師公会
陳振川 - 国立台湾大学総長
主催者は以上7名に審査を要請し、7名は選考委員会を結成した[3]。 選出時点で最少築30年以上のものについて[3]、委員会選考およびインターネットとFAXによる一般調査で27ヶ所に絞り込まれ11月30日に10ヶ所が選出された[4]。 後年に「台湾土木史」を編纂することになった国立台湾大学教授の陳清泉は十大史蹟選出を以下のように述べている。 『この活動は世間の反響を呼び、参加した学者らも自身による審査過程で時代を超越した様々な建造物の歴史に触れるとともに、関連する記録や文献が急速に失われつつあることに直面した。審査員を務めた学会理事長で台大教授の陳振川が呼びかけたことで、2002年に「土木史委員会」が結成され、多くの土木技術者が集まって「台湾土木史(繁体字中国語: 台灣土木史)」編纂作業が始動した。編纂作業は発起人の陳と後任の台大土木工程系教授兼学会理事長の楊永斌 名称画像所在地落成時期類型※文化資産分類[6]
選出条件
選出活動の意義
ノミネート)台北市
新北市1740年水道工程市定古蹟
新店渓上游水力発電施設(中国語版)新北市新店区1909年電力工程
龍騰断橋苗栗県三義郷1907年交通運輸工程 - 鉄道工程県定古蹟
阿里山森林鉄路嘉義市
嘉義県
南投県1912年交通運輸工程 - 鉄道工程文化景観
下淡水渓鉄橋屏東県屏東市1914年交通運輸工程 - 鉄道工程国定古蹟
彰化扇形車庫彰化県彰化市1922年交通運輸工程 - 鉄道工程県定古蹟
烏山頭水庫台南市官田区1930年水?(ダム)工程文化景観
日月潭水力發電工程(中国語版)南投県水里郷1934年電力工程
霧社大?(中国語版)南投県仁愛郷1960年水?工程
選外
大安渓桁架橋苗栗県三義郷
台中市后里区1908年交通運輸工程 - 鉄道工程県市定古蹟
勝興車站苗栗県三義郷1906年交通運輸工程 - 鉄道工程県定古蹟
集集車站南投県集集鎮1922年交通運輸工程 - 鉄道工程歴史建築
宜蘭線隧道工程宜蘭県頭城鎮