この項目では、台南市東区にある台湾鉄路管理局縦貫線の台南駅について説明しています。同市帰仁区にある台湾高速鉄道の同名駅については「台南駅 (台湾高速鉄道)」をご覧ください。
台南駅
各種表記
繁体字:臺南車站
簡体字:台南?站
?音:Tainan Ch?zhan
通用?音:Tainan Ch?jhan
注音符号:??? ??? ?? ???
発音:タイナン チャーヂャン
台湾語白話字:Tai-lam Chhia-thau(車頭)
客家語白話字:Thoi-nam Chha-theu(車頭)
日本語漢音読み:たいなんえき
英文:Tainan Station
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台南駅舎(前站)
中華民国 文化資産
駅舎入口
登録名称台南火車站
種類車站(駅)
等級国定古蹟
文化資産登録
公告時期1998年12月18日[3]
位置 中華民国(台湾)
建設年代昭和11年(1936年)3月15日
台南駅(たいなんえき)は、台湾台南市東区にある、台湾鉄路管理局縦貫線の駅である。かつては台湾糖業鉄道関廟線が接続していた。台南市の市中心部に位置する。台南の玄関口として市を代表する中心駅であり、縦貫線の全列車が停車する。台湾最西端の駅。 かつて2階に鉄道ホテル(戦後は台南鉄路飯店
利用可能な鉄道路線
台湾鉄路管理局
縦貫線
沙崙線(台湾高速鉄道へのアクセス路線。開通に伴い本駅へも乗り入れ、一部の無料シャトルバスが廃止された。)
台湾糖業鉄道
関廟線(廃止)
歴史
1900年(明治33年)
5月15日 - 初代駅舎(台南停車場)が竣工。
11月29日 - 台湾総督府鉄道打狗駅(現在の旧高雄港駅) - 当駅間開業により設置[4]。
1936年(昭和11年)3月15日 - 2代目の現駅舎(前站)が落成(設計:宇敷赳夫、施工:池田組)[5]。同25日には市内で落成式典が行われた[6][注 1]。
1998年12月18日 - 国定古蹟に指定[8]。
2011年1月2日 - 沙崙線が開業し、本駅へも乗り入れを開始[9]。
2019年11月29日 - 地下化の工事着手(C212工区)[10]。
2021年4月8日 - 地下化事業に伴い後站(西口)の臨時駅舎供用[11]。
2024年6月 - 地下化計画の竣工予定[12]。
2代目駅舎(国定古蹟)
2022年6月、修復中のホテルエリアで、元の建材が撤去されていることが判明[14]。修復事業では外壁の煉瓦は88.47%がオリジナル、残り約11%がレプリカ、窓枠は23.45%がレプリカ、8.65%が再利用、残り67.9%を補修で賄う計画だったが[14]、外壁部は28.54%がオリジナル、63.15%がレプリカ、補修8.31%、窓枠は97.53%がレプリカ、でオリジナルが2.47%と、オリジナルの比率が大幅に低下する見通しになったため、工事は中断された[14]。 11■西部幹線(上り)嘉義・台中・台北方面
戦前の台南鉄道ホテル
駅構造
地平島式・単式複合型ホーム2面3線の地上駅。
南北に延びる路線の地上駅であるため、乗客以外は駅舎の中を東西方向に横切ることはできないが、駅をくぐる地下通路がある。
前站構内にはセブンイレブン エクスプレス、持ち帰り寿司店が営業、出口には觀光案?所が設置されている。
2009年に交通部鉄道局が策定した台南市区鉄路地下化計画(台南計画)により、台南駅を挟んだ南北8.23kmの地上路線を地下路線に切り替えることとなっている[12]。このうち台南駅の地下化はC212工区の一部として2019年11月に工事着手しており[10]、2面4線となる地下駅は2024年6月に竣工予定である。台南市の東西方向の交通を阻害していた台鉄縦貫線の地上路線を除却するとともに、市内に新駅を新設して都市交通としての利用価値を高める「台鉄捷運化」の達成も目的とされている[12]。また、現在の前站駅舎などの一部施設は保存、2階部分の鉄道ホテルは復元される見通しである。
のりば
■東部幹線直通列車(下り)宜蘭・花蓮方面
22A■西部幹線(下り)高雄・潮州方面
■南廻線直通列車(下り)台東方面
32B■西部幹線(下り始発列車・待避列車)高雄・潮州・沙崙方面
■西部幹線(上り始発列車・待避列車)新営・嘉義・斗六方面
利用状況
かつて収入は台湾鉄路管理局が管理する駅の中で、台北と高雄に次ぐ第3位であったが、台湾高速鉄道の開通に伴い、第2位になる。