古野電気株式会社
FURUNO ELECTRIC CO., LTD.
古野電気 本社
種類株式会社
市場情報東証プライム 6814
古野電気株式会社(ふるのでんき)は、兵庫県西宮市に本社を置く船舶をはじめとした電機メーカー。総合舶用電子機器(マリンエレクトロニクス)メーカーとして世界シェアの15%を占める世界最大手企業である[1]。
沿革
1938年(昭和13年) - 長崎県南高来郡口之津町(現・南島原市)で古野電気商会を創業。漁船などの電気工事やラジオの修理などを手がける。
1948年(昭和23年) - 世界で初めて魚群探知機の実用化に成功[2][3][4]。長崎市に合資会社古野電気工業所を設立し、魚群探知機の製造販売を開始。
1952年(昭和27年) - 漁業用無線機を開発。
1955年(昭和30年) - 古野電気株式会社を設立。
1961年(昭和36年) - ネットゾンデを開発(世界初)。
1964年(昭和39年) - 本社を長崎市から兵庫県西宮市に移転。
1965年(昭和40年) - ネットレコーダーを開発(世界初)。
1972年(昭和47年) - NMEA(全米舶用電子機器協会)最優秀メーカー賞を受賞。日本初のドップラソナーを開発。
1977年(昭和52年) - 日本初の1本ペン式小型ファクシミリを開発。
1982年(昭和57年) - 大証2部に株式上場。
1984年(昭和59年) - 大証1部に指定替え。
1986年(昭和61年) - 世界初の海鳥探知機を開発。
1987年(昭和62年) - 世界初のビデオロランを開発。
2013年(平成25年) - 大証と東証との現物株市場統合に伴い、東証1部に指定替え。
2017年(平成29年) - 三菱重工グループの三菱重工メカトロシステムズ(現・三菱重工機械システム)より国内ETC車載器の製造・販売事業を譲受。
2020年(令和2年)- B.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム・西宮ストークスとオフィシャルメインパートナー契約を締結。
2021年(令和3年)- 毎年12月3日を「魚群探知機の日」と制定。日付は同社の前身となる合資会社古野電気工業所が設立され、魚群探知機の製造・販売を開始した1948年12月3日から[5]。
2023年(令和5年)- 西宮ストークスとのプリンシパルパートナー契約を終了。
主な製品
魚群探知機
同社が港町の一電気店から、船舶機器のトップメーカーに成長した要因として世界初の魚群探知機の開発が挙げられる。創業者である古野清孝、清賢兄弟による魚群探知機の開発物語はNHK『プロジェクトX?挑戦者たち?』「兄弟10人 海の革命劇」(2001年7月3日放送)で取り上げられた。
ソナー
潮流計
オートパイロット
船速計
無線機器