古河電気工業株式会社
Furukawa Electric Co., Ltd.
種類株式会社
市場情報東証プライム 5801
古河電気工業株式会社(ふるかわでんきこうぎょう、英文社名 Furukawa Electric Co., Ltd.)は、古河グループの大手非鉄金属メーカーであり、光ファイバー・電線・ワイヤーハーネス等の製造を行なう企業である。国内電線業界では第2位の売上高で日経平均株価の構成銘柄の一つ[4]。
電線御三家(古河電工・住友電工・フジクラ)の一角である。また、古河機械金属(旧・古河鉱業)、富士電機、富士通とともに古河グループの中核企業である。
光ファイバーで世界2位、電線では世界5位。
自動車エアバッグ用ステアリング・ロール・コネクター(SRC)/世界首位。
リチウムイオン電池材料/世界首位。
ハードディスク用アルミ基板/世界首位。
ETC用アンテナ/国内首位。
主力製品・事業
光ファイバー
電線
アルミ製品
自動車用ワイヤーハーネス
樹脂製品
超電導製品
リチウムイオン電池材料
アンテナ製品
主要事業所
本社 - 東京都千代田区大手町二丁目6番4号
千葉事業所 - 千葉県市原市
日光事業所 - 栃木県日光市
三重事業所 - 三重県亀山市
横浜事業所 - 神奈川県横浜市西区
平塚事業所 - 神奈川県平塚市
沿革
1884年(明治17年) - 古河鉱業(現・古河機械金属)の一部門として東京の本所に本所溶銅所として創業。同年、山田与七が横浜に山田電線製造所を創業。
1896年(明治29年) - 山田電線製造所を横浜電線製造株式会社に変更。
1906年(明治39年) - 日光に日光電気精銅所を設立。
1917年(大正6年) - アメリカ合衆国のBFグッドリッチと合弁で、横濱護謨製造株式會社(現・横浜ゴム)を設立。
1920年(大正9年)
本所溶銅所、日光電気精銅所、横浜電線製造の3社が合併し、古河電気工業株式会社が設立。古河鉱業からも独立。
5月18日 - 中華民国政府と芝罘-上海間海底ケーブル売買契約を締結。翌年4月1日に敷設も請け負った。580万円の大事業は6月に完成し、11月11日からガタパーチャ被覆を施された。
1923年(大正12年) - ドイツのシーメンスと合弁で、富士電機製造株式會社(現・富士電機)を設立。
1961年(昭和36年) - 千葉県市原市市原町地先海岸埋立地に千葉電線製造所を新設し、操業を開始。
1968年(昭和43年) - マレーシアに電線製造合弁会社フルカワエレクトリック・ケーブルズ・マレーシア(FECM)社を設立。
1972年(昭和47年) - 西独W.C.ヘレウス社と、電子機器部品用の精密加工製品の製造を目的とする古河精密金属工業株式会社を設立。
1974年(昭和49年) - 三井物産と共同でブラジルにフルカワ・インドゥストリアルS.A.プロドゥトス・エレトリコス(FISA)を設立。シンガポールに高圧送電線敷設の工事合併会社アジア・ケーブル・エンジニアリング(ACECO)社を設立。
1977年(昭和52年) - インドネシアに銅荒引線の合弁会社P.T.トゥンバガ・ムリア・セマナン社を設立。
1979年(昭和54年) - タイに通信ケーブル製造合弁会社バンコック・テレコム社を設立。
1983年(昭和58年) - タイに通信工事会社タイ・フルカワ・ユニコム社を設立。
1990年(平成2年) - アルベド社と共同で、米国の銅箔メーカー、イェーツインダストリーズ社を買収。
1992年(平成4年) - 米国AT&T社と合弁で光ファイバケーブルの製造販売会社を設立。
1996年(平成8年) - ヴェトナムに銅荒引線製造販売会社を設立。中国天津市に自動車部品製造販売会社を設立。
1997年(平成9年) - 香港に自動車用ハーネス事業の合弁会社設立。
2000年(平成12年) - 日立電線と銅管の合弁会社を中国に設立。
2001年(平成13年) - 光ファイバケーブル合弁会社をインドネシアに設立。フジクラと電力事業部門の事業提携。ルーセントテクノロジーズ社の光ファイバ部門(OFS)買収。チェコに自動車部品の新会社設立。
2002年(平成14年) - 中国無錫市に伸銅品製品の製造販売会社を設立。中国江蘇省に光ファイバ複合地線(OPGW)の合弁会社を設立。
2003年(平成15年) - インドネシアに自動車部品新会社を設立。当社軽金属カンパニーとスカイアルミニウムが合併し、古河スカイ(現・UACJ)を設立。自動車用ワイヤハーネスで仏ヴァレオ社と協業。
2005年(平成17年) - 古河インダストリアルケーブルと産業電線事業を統合し、古河電工産業電線株式会社を設立。架橋発泡ポリオレフィン業界大手ドイツ・トロセレン社を買収することで合意。