古平郡(ふるびらぐん)は、北海道(後志国)後志総合振興局の郡。
人口2,633人、面積188.36km²、人口密度14人/km²。(2024年4月30日、住民基本台帳人口)
以下の1町を含む。 1879年(明治12年)に行政区画として発足して以来、郡域は上記1町のまま変更されていない。 江戸時代、古平郡域は和人地となる。松前藩によってフルビラ場所が開かれていた。陸上交通は、余市から古平境界までの2里(7.9km)余の道を余市場所請負人竹屋長左衛門が開削している。
古平町(ふるびらちょう) ⇒[1]
郡域
歴史
郡発足までの沿革
郡発足以降の沿革北海道一・二級町村制施行時の古平郡の町村(7.古平町 青:区域が発足時と同じ町村)
明治2年8月15日(1869年9月20日) - 北海道で国郡里制が施行され、後志国および古平郡が設置される。開拓使が管轄。
明治5年
4月9日(1872年5月15日) - 全国一律に戸長・副戸長を設置(大区小区制)。
10月10日(1872年11月10日) - 4月に設置された区を大区と改称し、その下に旧来の町村をいくつかまとめて小区を設置(大区小区制)。
明治9年(1876年)9月 - 従来開拓使において随意定めた大小区画を廃し、新たに全道を30の大区に分ち、大区の下に166の小区を設けた。
明治9年の大区小区
第5大区
1小区 : 沖村、沢江村、歌棄村、浜中村
2小区 : 入船町、新地町、垂美村、群来村
明治12年(1879年)7月23日 - 郡区町村編制法の北海道での施行により、行政区画としての古平郡が発足。同年浜中村を浜町、垂美村を港町と改称。新地町および入船町の各一部から丸山町が分町。
明治13年(1880年)3月 - 古平郡外二郡役所(古平美国積丹郡役所)の管轄となる。
明治15年(1882年)2月8日 - 廃使置県により札幌県の管轄となる。
明治19年(1886年)1月26日 - 廃県置庁により北海道庁札幌本庁の管轄となる。
明治22年(1889年)1月 - 小樽郡外六郡役所(小樽高島忍路余市古平美国積丹郡役所)の管轄となる。
明治30年(1897年)11月5日 - 郡役所が廃止され、小樽支庁の管轄となる。
明治35年(1902年)4月1日 - 北海道二級町村制の施行により、浜町、港町、入船町、丸山町、新地町、群来村、沖村、沢江村、歌棄村の区域をもって古平町(二級町)が発足。(1町)
明治40年(1907年)4月1日 - 古平町が北海道一級町村制を施行。
明治43年(1910年)3月1日 - 小樽支庁が廃止され、後志支庁の管轄となる。
昭和18年(1943年)6月1日 - 北海道一・二級町村制が廃止され、北海道で町村制を施行。
昭和22年(1947年)5月3日 - 地方自治法の施行により北海道後志支庁の管轄となる。
平成22年(2010年)4月1日 - 後志支庁が廃止され、後志総合振興局の管轄となる。
参考文献
角川日本地名大辞典 1 北海道
関連項目
松前藩
箱館奉行
和人地
商場(場所)知行制
場所請負制
ソーラン節
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