古市古墳群
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古市古墳群

古市古墳群 概観
高尾山より。画像中央左から右下に誉田御廟山古墳(伝応神天皇陵)・仲津山古墳(伝仲姫命陵)・市野山古墳(伝允恭天皇陵)、右端に岡ミサンザイ古墳(伝仲哀天皇陵)。
所属百舌鳥・古市古墳群
所在地大阪府羽曳野市誉田、大阪府藤井寺市藤井寺ほか
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度33分54.2秒 東経135度36分31.3秒 / 北緯34.565056度 東経135.608694度 / 34.565056; 135.608694座標: 北緯34度33分54.2秒 東経135度36分31.3秒 / 北緯34.565056度 東経135.608694度 / 34.565056; 135.608694
形状前方後円墳円墳方墳
築造時期5世紀?6世紀
史跡国の史跡
特記事項百舌鳥古墳群に並ぶ、国内最大規模の古墳群。世界文化遺産
地図.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}古市古墳群 大阪府内の位置
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古市古墳群(ふるいちこふんぐん)は、大阪府羽曳野市藤井寺市にある古墳群。20基が国の史跡に指定され、27基(重複含む)が宮内庁により天皇陵(8基)・皇后陵(2基)・皇族墓(1基)・陵墓参考地(1基)・陵墓陪冢(15基)に治定されている。
概要

東西約2.5キロ、南北4キロの範囲内に、誉田御廟山古墳(伝応神陵)など墳丘長200メートル以上の大型前方後円墳6基を含む、123基(現存87基)の古墳で構成される古墳群である。いずれも標高24メートル以上の台地丘陵上にある。北部の誉田御廟山古墳(伝応神陵)・仲津山古墳(伝仲津姫陵)・市ノ山古墳(伝允恭陵)・岡ミサンザイ古墳(伝仲哀陵)などの古い古墳群と南方の前ノ山古墳(白鳥陵)を中心とする前方部の著しく発達した西向きの新しい一群とに分けられる。相対的序列は、仲津山古墳、誉田御廟山古墳・仲津山古墳・津堂城山古墳、市ノ山古墳・墓山古墳、河内大塚古墳、前ノ山古墳、ボケ山古墳、白髪山古墳、高屋城山古墳になるであろう[1]

古墳造営には豪族の土師氏などが関与していたと考えられている。

2008年9月26日大仙陵古墳(仁徳天皇陵)を含む百舌鳥古墳群とともに世界遺産の国内暫定リストに追加された。歴史学や考古学の一部学会には、世界遺産登録やその登録条件となる文化財指定が、宮内庁管理下の天皇陵古墳の公開や発掘調査に道を開くものとして歓迎する声がある。

2008年から羽曳野市教育委員会が行った発掘調査で、高屋城山古墳(伝安閑天皇陵)の近辺で、これまで同古墳群内で未発見だった、6世紀中頃のものと思われる前方後円墳(城不動坂古墳)が発見された。安閑天皇の后らが祭られていた可能性も指摘されていたが、判明前に宅地開発によって破壊されてしまった[2]

2019年7月6日第43回世界遺産委員会にて、古市古墳群のうち26基が世界文化遺産に登録された[3]
一覧
墳形別の内訳

前方後円墳31基(現存26基)

円墳30基(現存5基)

方墳48基(現存22基)

墳形不明14基(現存34基)

合計123基(現存計87基)

主な古墳.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「割塚古墳」はこの項目へ転送されています。奈良県大和郡山市にある古墳については「割塚古墳 (大和郡山市)」をご覧ください。


誉田御廟山古墳
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

仲ツ山古墳

岡ミサンザイ古墳

軽里大塚古墳

主な古墳の一覧[4]古墳名形状墳丘長史跡指定宮内庁治定備考
誉田御廟山古墳(誉田山古墳)前方後円墳425m国の史跡(外濠外提)応神天皇陵世界遺産
仲ツ山古墳(仲津山古墳)前方後円墳290m国の史跡(周堤)仲姫命陵世界遺産
岡ミサンザイ古墳前方後円墳242m仲哀天皇陵世界遺産
市ノ山古墳(市野山古墳)前方後円墳230m允恭天皇陵世界遺産
墓山古墳前方後円墳225m国の史跡応神天皇陵陪冢世界遺産
津堂城山古墳前方後円墳210m国の史跡藤井寺陵墓参考地世界遺産
軽里大塚古墳(前の山古墳/白鳥陵古墳)前方後円墳200m国の史跡(周堤)白鳥陵(日本武尊墓)世界遺産
野中宮山古墳前方後円墳154m
古室山古墳前方後円墳150m国の史跡世界遺産
野中ボケ山古墳前方後円墳122m仁賢天皇
高屋築山古墳前方後円墳122m安閑天皇
白髪山古墳前方後円墳115m清寧天皇
大鳥塚古墳前方後円墳110m国の史跡世界遺産
二ツ塚古墳前方後円墳110m応神天皇陵陪冢世界遺産
はざみ山古墳前方後円墳103m国の史跡世界遺産
峯ヶ塚古墳前方後円墳96m国の史跡世界遺産
高屋八幡山古墳前方後円墳90m春日山田皇女
島泉丸山古墳円墳75m雄略天皇
鍋塚古墳方墳70m国の史跡世界遺産
向墓山古墳方墳68m応神天皇陵陪冢世界遺産
浄元寺山古墳(wikidata)方墳67m国の史跡世界遺産
青山古墳(wikidata)円墳62m国の史跡世界遺産
鉢塚古墳前方後円墳60m国の史跡世界遺産
唐櫃山古墳帆立貝形古墳59m国の史跡
稲荷塚古墳帆立貝形古墳50m国の史跡
東山古墳(wikidata)方墳50m国の史跡世界遺産
八島塚古墳方墳50m仲姫命陵陪冢世界遺産、三ツ塚古墳の1つ
中山塚古墳方墳50m仲姫命陵陪冢世界遺産、三ツ塚古墳の1つ
島泉平塚古墳方墳50m雄略天皇
誉田丸山古墳円墳50m応神天皇陵陪冢世界遺産
小白髪山古墳前方後円墳46m清寧天皇陵陪冢
西馬塚古墳(wikidata)方墳45m応神天皇陵陪冢世界遺産
栗塚古墳(wikidata)方墳43m応神天皇陵陪冢世界遺産
宮の南塚古墳円墳40m允恭天皇陵陪冢
野中古墳方墳37m国の史跡世界遺産
助太山古墳方墳36m国の史跡世界遺産、三ツ塚古墳の1つ


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