この項目では、宮城県の駅について説明しています。
岐阜県の高山本線の駅については「飛騨古川駅」をご覧ください。
かつて徳島県の阿波線にあった駅については「古川駅 (徳島県)」をご覧ください。
かつて高知県の土佐電気鉄道安芸線にあった駅については「土佐電気鉄道安芸線#駅一覧」をご覧ください。
古川駅[* 1]
正面口(2010年6月)
ふるかわ
Furukawa
所在地宮城県大崎市古川駅前大通一丁目7-35.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯38度34分14秒 東経140度58分3.9秒 / 北緯38.57056度 東経140.967750度 / 38.57056; 140.967750
古川駅(ふるかわえき)は、宮城県大崎市古川駅前大通一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
東北新幹線と、在来線の陸羽東線が乗り入れ、接続駅となっている。
本稿では、周辺にある日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地である古川オフレールステーションについても記述する。 古川駅は、1913年(大正2年)に現在の陸羽東線のうち小牛田駅から岩出山駅までの区間が部分開通したのと同時に開業した[2]。開業当時の駅員は運輸担当が13名、保線担当が7名で、この他に赤帽が1名、営業許可された売店が1店舗あった[3]。 こうして営業を始めた古川駅だったが、まもなく一つの問題が発生した。茨城県猿島郡古河町(現・古河市)の東北本線古河駅と駅名が似ているという事で、鉄道荷物が古川駅と古河駅で相互に誤って届くという事が起こるようになった。そこで東京の鉄道管理局は古川駅の駅名を「志田古川駅」に変更することを検討し、またこの他に適切な駅名があればそれへの変更も考慮するとした。これに対して古川が属する志田郡郡長は、志田古川は駅名として不適切であるとし、古河駅の改名を希望した。また、やむなく古川駅を改名する場合として「古川町駅」を第一希望とし、次いで「陸前古川駅」を改称候補として上げた。結果として古川駅は1915年(大正4年)に陸前古川駅(りくぜんふるかわえき)に変更されることになった[3]。 東北新幹線の建設が具体性を帯びてくると、古川市は周辺の自治体と共に新幹線駅実現を目指して政府に働きかけを行い、1971年(昭和46年)に古川駅への新幹線駅設置が決まった[4]。この付近の新幹線駅の場所については、古川駅、北浦駅、小牛田駅の3案があり、それぞれ長短があったが、古川市がこの地域の行政や道路交通の中心であるという判断から、古川駅が選ばれた[5]。新幹線の計画線上に当たった古川駅前の一部の住人は、新幹線ルートの変更を求めて測量を拒否し、このために古川駅周辺での新幹線工事は後回しにされたが、最終的には国鉄と住人の間で妥協が成立し、建設工事は進められることになった[6]。旧来の駅舎から東側へ300メートル程の位置に新しい駅舎が建設され、東北新幹線の開業に先立って1980年(昭和55年)から陸羽東線の駅として供用を開始した。この時に陸前古川駅から古川駅へと再び駅名が戻された。旧来の駅舎は取り壊されて、その跡地は貨物取扱所となった[7]。東北新幹線は1982年(昭和57年)に大宮駅と盛岡駅の間で部分開業し、ここに古川駅は新幹線停車駅となった[8]。
歴史