古代王者恐竜キング
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古代王者恐竜キングジャンルトレーディングカードゲーム
対応機種アーケードゲーム
開発元セガ
発売元セガ
人数1人、2人(対戦)
稼働時期2005年 - 2010年
システム基板NAOMI
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『古代王者 恐竜キング』(こだいおうじゃ きょうりゅうキング)は、セガによるトレーディングカード方式のアーケードゲーム。通称『恐竜キング』、『恐竜王』。英語圏におけるタイトルは『DINOSAUR KING』。
概要
ゲーム内容と基本的なルール

100円硬貨を入れると『恐竜カード』か『わざカード』[1]のいずれか1枚が筐体から払い出され、ゲームを1回分プレイできる。グー・チョキ・パーのわざボタンを押してじゃんけんに勝った方がわざを出して攻撃できる。出し手の考慮時間(カウント)は互いに10秒で、その手で勝ち負けがつけば次も10秒からスタートするが、あいこであれば次は5秒、さらにあいこが連続すれば3秒のカウントになる。このようにして体力を削り合い、先に相手の残り体力を0にしたプレイヤーが勝ちとなる。

じゃんけんに基づいているため、あいこは当然発生し得るわけだが、試合としての引き分けは存在しない。接戦の末に両者の体力がお互いあいこ1回分にも耐えられないくらい少ない状態(これを「体力1ミリ」状態という)であいこになった場合は、わざボタンを早く押した側の勝ちである。しかしこの規則には例外があって、カウント数に差があった場合は早く押したとしてもカウント数の多かった方が勝ちとなる[2]。すなわち、勝ち判定の最終的な優先順位は「出し手の勝ち負け」>「カウント」>「早押し」である。

基本ルールは単純であるが、バトルタイプやカスタマイズするわざの性能によって使役する恐竜の能力は大きく変動し得るものであり、出すわざによっては、特定の発動条件のもとであいこになるかじゃんけんに負けても攻撃できる場合があるなど、様々な戦略や駆け引きがあり、単なるじゃんけんにとどまらないゲーム性がある。

ゲームは大きく「一人で遊ぶ」モードと「二人で遊ぶ」モードに分かれ、前者の場合は各シリーズのストーリーに応じたゲームモードが複数用意されている。ゲームモードでは色々な形で相手の出し手についてのヒントが出る。

後者は通常2人のプレイヤーによって行なわれ、「勝ち抜き戦」「タッグマッチ」「チームバトル」の3つの試合形式がある。「勝ち抜き戦」は1VS1、2VS2、3VS3から選ぶことができる。これらはいずれも恐竜を1頭ずつ戦わせるものであるが、恐竜が複数いる場合、勝った側は体力が残っている限り勝ち残り、負けた側は次の恐竜を出場させていくということを繰り返し、最終的に全ての恐竜を先に倒した方が勝ちとなる。「タッグマッチ」は2VS2で開始するが、試合途中で「チェンジ」のチャンスが複数回あり、条件[3]を満たすと恐竜を交代できる。また、戦っている恐竜が1ターンを勝つと、控えにいる恐竜の属性に応じた支援効果を受けられる場合もある。「チームバトル」は1VS1形式のバトルを複数回にわたって行い、その全体を1試合として数えるというものである。各バトルでは内容に応じてシステムが点数をつけており、全バトルが終わった時点で合計点数の高い方のチームが勝ちとなる。このモードでは恐竜の最大登録数は10であるため、理論上は10人1チームとしていけば20人で遊ぶということも可能である。なお、セガによる公式大会においては、2VS2の勝ち抜き戦が最も一般的な試合形式であった。

ゲームのストーリーやルールの詳細については各項目を参照。
稼動に到るまで

2005年8月よりテスト稼動を経て本格稼動を開始。『甲虫王者ムシキング』の後継作品として準備され、2004年3月に東京都内でロケーションテストが行われたが、当時ムシキングが大ブームだったため、後継タイトルとしての恐竜キングの発売は見合わされていた。2005年夏頃、タイトーよりムシキングのシステムに類似した恐竜トレーディングカードゲーム『ダイノキングバトル』の発売が告知されたため、急遽稼働決定となった。第43回アミューズメントマシンショーに初出店し、2006年9月に各地で再度ロケーションテストを行いながら順次正式稼働された。しかし、急な展開を迫られたために一時期は筐体の台数が不足し、実機と同様の色をムシキングの筐体にボタン周りなどにあしらい、代用していることもあった。ムシキングのシステムに関する特許権についてセガとタイトーの間で一時は裁判沙汰に発展したが、両社が和解したため、双方の恐竜ゲームが同時に出回ることになった。
登場キャラクター

説明は激ザン2紀+以降のキャラクターカード裏面の紹介文に準拠している。キャラクターカード(後述)化されていれば、恐竜カードの前にスキャンすることにより、ゲームの対戦に際して好きなキャラクターを自分で扱うこともできる。
Dラボ(D-LABO)

古代博士が運営する、恐竜の発掘調査と古生物学の研究を行う研究所。正式名は「古代恐竜研究所」。
Dキッズ(D-KIDS)

Dラボ(古代恐竜研究所)直属の子ども恐竜研究グループ。ロゴマークは恐竜の足跡のマークで、DにはDinosaur(恐竜)、Discover(発見)、Dream(夢)、Daring(勇気)の4つの意味がある。。恐竜を守るため、アクト団やザンジャークと戦う。アニメ版ではアクト団とは和解し、最終話にて改心したノーピスとも和解する。
(古代)リュウタ
三度の飯より恐竜が大好きな12歳の少年。正義感が強く、Dキッズのリーダー的存在。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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