口蹄疫
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この項目では、家畜伝染病について説明しています。

病原体については「口蹄疫ウイルス」をご覧ください。

2010年の日本の事象については「2010年日本における口蹄疫の流行」をご覧ください。

2010年11月からの大韓民国での事象については「韓国での口蹄疫の流行 2010年11月から」をご覧ください。

"口蹄疫"
概要
診療科感染症内科学, 獣医学
分類および外部参照情報
ICD-10B08.8 (ILDS B08.820)
ICD-9-CM078.4
DiseasesDB31707
MeSHD005536
[ウィキデータで編集]

口蹄疫(こうていえき、学名 Aphtae epizooticae、英語: foot-and-mouth disease、通称FMD)は、家畜伝染病のひとつである。鯨偶蹄目水牛山羊鹿カモシカ、などが偶数に割れている動物)およびハリネズミゾウなどが感染する口蹄疫ウイルスによる感染症である。

日本では、家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されており、対象動物は家畜伝染病予防法により牛、めん羊、山羊、豚が指定されているほか(家畜伝染病予防法2条)、同施行令で水牛、しか、いのししが追加指定されている(家畜伝染病予防法施行令1条)。国際獣疫事務局 (OIE) リスト疾病に指定されている[1]
概説

この病気は、高い伝播性、罹患した動物の生産性の低下、幼獣での高い致死率という特徴を持つ。感染が確認された場合、他の家畜への感染拡大を防ぐため、罹患した患畜は発見され次第殺処分される。また他地域の家畜への伝播を防ぐため、地域・国単位で家畜の移動制限がかけられることから、広い範囲で畜産物の輸出ができなくなる。これらによる経済的被害が甚大なものとなるため、畜産関係者から非常に恐れられている病気である。日本国内で感染の疑われる家畜が発見された場合は、各地の家畜保健衛生所が通報を受け、家畜の診断にあたる。

アジア中東アフリカ南米地域を中心に毎年世界各地で発生している。日本では2000年3月12日、約92年ぶりに宮崎県宮崎市でO型の口蹄疫の発生が見られた[2]。また2010年4月20日に、宮崎県児湯郡でO型の感染が確認された[3]。詳細は「2000年日本における口蹄疫」および「2010年日本における口蹄疫の流行」を参照

韓国においても2010年11月以降に大規模な流行が起きた。詳細は「 2010年韓国における口蹄疫の流行」を参照

世界各国での発生状況については、OIEのデータベース[4][5]を参照せよ。

日本国内で口蹄疫が発生した場合、対応は、家畜伝染病予防法および農林水産省の定める「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針」(防疫指針)[6]に従って行われる。家畜伝染病予防法は第一号法定受託事務にあたり、国の適正な処理確保がされた状態で都道府県に委託されている(詳しくは地方分権一括法を参照)。また、同法では、農水大臣が県知事同様に殺処分等を命ずることができるなどの措置も担保している。
病原体口蹄疫を引き起こす口蹄疫ウイルス電子顕微鏡で撮影)。ウイルスの直径は21?25ナノメートル。「口蹄疫ウイルス」も参照

ピコルナウイルス科(Picornaviridae)アフトウイルス属(Aphthovirus)の口蹄疫ウイルス(foot-and-mouth disease virus, FMDV)によって発生する。ただ単に「アフトウイルス」といえば口蹄疫ウイルスを指す。アメリカ合衆国では Hoofs and mouth disease とも呼ばれることがある。

ラブドウイルス科(Rhabdovirideae)ベシクロウイルス属(Vesiculovirus)の水疱性口内炎ウイルス(vesicular stomatitis virus, VSV)による水疱性口内炎も口蹄疫に酷似した症状を示し、牛丘疹性口炎とともに類症鑑別が必要とされる。

1898年ドイツの医学者フリードリヒ・レフラーとポール・フロッシュにより病原体が突き止められ、細菌より小さいことが確かめられた。これが、初めて確認された濾過性病原体=細胞内寄生体の一つである[7]

口蹄疫ウイルスは、大きく分けてO型、A型、C型、SAT-1型、SAT-2型、SAT-3型、Asia-1型の7タイプに分類される。そして各タイプはさらに複数のサブタイプに分けられる。
症状
一般的な症状

病理的にはウイルス血症を起こし、外見的には発熱、元気消失、多量のよだれなどが見られ、舌や口中、蹄(ひづめ)の付け根などの皮膚の軟らかい部位に水疱が形成され、それが破裂して傷口になる。「口蹄疫」という病名はこれに由来する。ただし、水疱が形成されないケースも報告されている。基本的には口蹄疫には他のウイルス感染症と同じように不顕性感染があり、症状がまったくなくても、感染区域にいた牛・豚は感染症の媒介者になり得る。

水疱が破裂した際の傷の痛み(細菌によるその後の二次感染も含む)で摂食や歩行が阻害され、体力を消耗する。幼畜の場合、致死率が50%に達する場合もあるが、成畜では数パーセントである。しかし、上の症状に伴い乳収量や産肉量が減少するため、畜産業に対しては大きな打撃となる。
農水省による公式症状

突然40?41℃の発熱、元気消失に陥ると同時に多量のよだれがみられ、口、蹄、乳頭等に水疱(水ぶくれ)を形成し、足を引きずる症状が見られる[8]
症状写真と説明

口蹄疫による発熱(サーモグラフィでの撮影)。ひづめ周りが熱を持つという特徴がある。

多量のよだれが出る。

口内に水疱ができる。牛の唇。

ひづめ周りに水疱ができる。


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