口腔前庭(こうくうぜんてい、Vestibulum oris)とは、口腔内における前方部をさす。外方からは口唇とその後外側へのつづきである頬により境される。頬の深部には頬脂肪体がある。
口腔前庭は、内方からは上下両顎の歯槽突起
を被っている粘膜及び歯列弓によって境され、全体として馬蹄形をなしており、歯列が完全な場合には口を閉じると、その後内方にある狭義の口腔からはっきりと分かれる。口腔と頬は哺乳動物において初めて完全に発達し、従って口腔前庭も出来上がって乳の吸収が可能となる。
上下の両唇の縁で粘膜が皮膚に移行する部は特に赤くて、外面に露出している。これを赤唇縁(唇紅、Rubor labiorum)といい、その存在は人類の特徴である。
口唇内面の粘膜は歯槽突起前面に移る所には、人中線において縦走のヒダをつくる。これを上唇小帯 (Frenulum labii superioris) 及び下唇小帯 (Frenulum labii inferioris) という。また、歯槽突起を被う粘膜は厚く、かつ骨膜と密着する。これを歯肉 (Gingiva) という。
関連項目
歯//歯周組織/舌/口腔/咽頭/唾液
歯学/歯科/医学
齲蝕/歯周病/口腔乾燥症
免疫学/生化学(口腔生化学)/生理学(口腔生理学)/細菌学(口腔細菌学)/解剖学(口腔解剖学)
歯学部/医学部
歯科医師/医師/歯科衛生士/歯科技工士/言語聴覚士/専門医
主気管支 - 葉気管支 - 区域気管支 - 亜区域気管支
細気管支
小気管支 - 細気管支 - 終末細気管支
I型肺胞上皮細胞 | II型肺胞上皮細胞 | 杯細胞 | クララ細胞 | 気管軟骨輪
生理学・生化学
肺気量 | 肺活量 | %肺活量 | 残気量 | 死腔 | 1回換気量 | 1秒率 | 肺サーファクタント | SP-A
生化学
PaCO2 | PaO2 | AaDO2 | FiO2 | SpO2 | 呼吸係数および酸素化係数
血管系
(右心室 -) 肺動脈 - 毛細血管 - 肺静脈 (- 左心房)
気管支循環系
(胸部大動脈 -) 気管支動脈 - 毛細血管 - 気管支静脈 (- 奇静脈/副反奇静脈)
運動器系
横隔膜 | 内肋間筋 | 外肋間筋 | 胸鎖乳突筋 | 前斜角筋 | 中斜角筋 | 後斜角筋 | 腹直筋 | 内腹斜筋 | 外腹斜筋 | 腹横筋
神経系