反日活動
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反日主義(はんにちしゅぎ、: Anti-Japanism[1])とは、日本に対して敵対または嫌悪する思想、主張、政策、行動をいい、人種差別主義言動の一種[2]
目次

1 韓国

1.1 特徴

1.2 歴史と現状


2 北朝鮮

3 中国

4 日本

5 ドイツ

6 米国

7 反捕鯨

8 反日主義に関する「反日」を冠した用語

9 脚注

10 参考文献

11 関連項目

韓国 在韓日本大使館前に設置された慰安婦像
特徴

鄭大均は「反日は韓国のアイデンティティと不可分な関係があり、反日と無縁な韓国人はいない[2]」と述べている。

韓国大使を務めた武藤正敏は韓国の反日と中国の反日は異なると指摘している。中国の反日は共産党の指導の下で国益に基づいて、彼らに制御されている。それに対して、韓国では自国の国益を毀損してでも、国民感情で反日をすると述べている。武藤は韓国の反日については「理性的な判断がどこまで働いているかは分かりません」と中国との差を述べいる[3]

崔碩栄は「韓国の過激な反日感情は自然に発生した感情ではない。『反日国家』韓国では、日本は『悪い国』だという情報だけが与えられ、人々が自然に『反日型人間』になるように仕組まれた『反日システム』という社会構造が形成されている。そこから利益を得ている人々(北朝鮮や日韓の左派など)がシステムを維持強化している[4]」と述べている。

黒田勝弘は「韓国は世界で最も日本非難論が活発で、韓国マスコミは日本非難なら何でもありで、極端な比喩による感情的論評を書き、反日報道ではデッチ上げなど内容が誤報と分かっても訂正はほとんどない[5]。これは『反日病』だ[6]」「韓国は、日本に対して執拗に過去史を追及し『謝罪と反省』を求めてきたが、中国とは1992年の国交正常化以来、首脳会談で過去史が問題になったことはない。中国は朝鮮戦争で北朝鮮を支持して軍事介入した南北分断固定化の元凶であるのに、韓国政府もマスコミも識者も誰も中国の戦争責任、侵略責任を語ろうとはしない」「韓国は中国が侵略戦争責任を追及しても応じないと分かっているので黙っているのだ。とすると結果的に日本のように応じると限りなく追及される」「経済や政治など実利のためには中国と仲良くし、ご機嫌をうかがわなければならないからだ」と述べている[7]

西村幸祐は「韓国にはタリバンのテロと本質的に同じ反日原理主義が根付いている。小中華思想からの日本人への蔑視感情がそのエネルギーの原動力になっている。韓国人の歪んだ歴史認識は、嘘を嘘と認めない彼らの文化から生まれたものであり、理性や論理を超越したところで仮想現実の構築に勤しんでいる。反日という宗教の原理主義が情報テロリズムという形態を取って日本に襲い掛かっている[8]」と述べている。

鈴置高史は「『韓国の常軌を逸した「侮日・卑日」ブーム』は、「『夷』たる日本への根深い蔑視」という「精神的な先祖返り」が背景にある[9]。韓国は、自分たちは精神文化では日本よりはるかに上だと考え、日本人は倫理性が低いので倫理性が高い韓国人が日本人のために『戦犯国家』日本を叱ってやっているのだ、という態度を取っている[10]。2006年秋に韓国の最高指導者の1人から『韓国はもう、中国に逆らえない。だから日本も中国に逆らってはいけない』と厳しい口調で言われたが、『自分が中国に服しているのに、そうしない奴がいる』と考える韓国人は、中国人以上に日本に対し不快感を持つ[11]」「韓国では論理の整合性は重要視されません。ケンカする時には相手を攻撃しまくるべきであり、自分の行いがどうであるかは関係ないのです」「韓国人は中国の朝貢国であったことに誇りを持っている。それを恥ずかしいなどとは思っていない」韓国は、『もっとも忠実に中国に仕えることで、世界の安定に大きく寄与してきた』という意識が根強いのです。この場合『世界』は『中華世界』、つまり『華夷秩序』を指します」[12]」と述べている。

岡本隆司は「韓国人は、日本は格下で『礼・文化を知らない「夷」、野蛮人だと軽んじ、そういう連中には、礼を欠こうが、多少だまそうが、何を言ってもいい、してもいい、とまた考え始めた[9]。 韓国は『日本の植民地支配から脱した』ことに正統性を置いているため、植民地化以前の『朝貢の時代』も美化して語らいがち[13]」と述べている。

鈴置と木村幹は「韓国は、米中の間で上手に立ちまわって生き残るために、潜在的覇権国である中国には敵対せず、自分だけ「いい子」になり、日本を中国や米国と対立させて、日本を「バック・キャッチャー(「悪い子」、負担を引き受けざるを得ない国)」にして、中国の脅威を日本に向けさせようとしている」と述べている[14]
歴史と現状「日韓問題」および「韓国の民族主義」も参照

歴史的にみると、朝鮮半島から日本への侵略が何度もあった(「新羅の入寇」「高麗・李氏朝鮮の対馬侵攻」を参照)。日本に来た朝鮮通信使も、たびたび日本を野蛮視したり、日本侵略の願望を記録している(反日感情#李氏朝鮮の小中華思想・日本小国論参照)。近代に入っても、日本を「倭夷」と呼び排斥しようとする衛正斥邪思想が広まった[15]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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