音韻学
字音構造
声母 + 韻母 / 声調
韻母 (介音+韻腹+韻尾)
韻 (韻腹+韻尾/声調)
韻摂 (韻腹+韻尾)
声母: 五音 清濁 三十六字母
介音: 等呼 四呼
韻腹: 内外転 十六摂
韻尾: 陰声韻・陽声韻・入声韻
声調: 四声八調 平仄 舒促
上古音
- 詩経音系 -
古無軽唇 古無舌上 古無正歯
反切(はんせつ)は、漢字の発音を示す伝統的な方法のひとつ。2つの漢字を用い、一方の声母と、他方の韻母および声調を組み合わせて、その漢字の音を表す。 反切は『切韻』などの古い韻書・字書・音義等で伝統的に使われてきた発音表記法である。『切韻』の例でいうと、唐、徒郎反。 とあるとき、「徒郎反」が反切である。最初の「徒」を反切上字または父字、次の「郎」を反切下字または母字と呼ぶ。目的の字「唐」を反切帰字あるいは単に帰字または被切字と呼ぶ。 反切の三番目の字は古いものは「反」であるが、唐代後半以降は「切」と書く。これは「反」が謀反に通じるのを避けたためという[1]。まれに「翻」などを使う文献もある[2]。 反切から実際の音を求めるには、反切上字の頭子音(声母)を、反切下字の頭子音以外(韻母)と組み合わせる。
概要