厳島神社
本殿
所在地北海道釧路市米町1丁目3-18
位置北緯42度58分19.1秒
東経144度22分19.4秒
厳島神社(いつくしまじんじゃ)は北海道釧路市に鎮座する神社。釧路市民の守護神として仰がれている。旧社格は県社。御朱印は「釧路一之宮 厳島神社」となっている。知人岬の太平洋を見下ろす台地上に東面して鎮座し、境内には米町公園が接する。
目次
1 祭神
2 由緒
3 祭事
4 社殿
5 境内社
6 文化財
6.1 北海道指定
7 脚注
8 参考文献
9 外部リンク
市杵島姫命、阿寒大神(あかんのおおかみ)、金刀比羅大神、秋葉大神、稲荷大神、猿田彦大神、海津見大神の7柱を祀る。 上記中、市杵島姫命は「弁財天」「弁天さま」と称されて親しまれている。阿寒大神は雄阿寒岳と雌阿寒岳を霊峰とする山神で[1]、大山祇神ともされるが元来はアカンカモイという古くから信仰されたアイヌの神であるという[2]。金比羅大神と海津見大神は航海守護と豊漁の神、秋葉大神は遠江国秋葉社から分霊を勧請したもので厄除け開運の神、また稲荷大神とともに商売繁盛の神とされ、猿田彦大神は道祖神。 なお、明治5年(1872年)には熊野大神も祀られていた[3]。 文化2年(1805年)、アイヌを使役して漁業や交易を行うために当地に設けられた「クスリ場所(釧路国釧路郡)」の請負人、佐野孫右ェ門が漁業安全を祈願するために安芸国厳島社の分霊を勧請したのが創祀で[4]、一緒に祀られている阿寒大神を除く5柱も、文化年間から明治初期にかけて釧路に移住した和人が豊漁と航海安全を祈って道外から勧請した神々である。当神社の記録上の初見は文化6年の『東行漫筆』にクスリ会所内に弁天、稲荷、山神が祀られていたという記事で、同時代の絵図にも見え[3]、安政4年(1859年)の『蝦夷日誌』には「鎮守の社<稲荷弁天>阿寒三社 美々敷立たり」と記されている。クスリ会所はクスリ場所の拠点として旧真砂町に置かれた役所であるが[5]、初めは旧真砂町のアイヌがカムイシュマ(神岩)と呼んでいた高台にイナウという先端部を細かく裂いた(削り掛け
祭神
由緒