この項目では、JR東日本の駅について説明しています。原宿駅近隣にあり、案内に「原宿」を含む駅については「明治神宮前駅」をご覧ください。
原宿駅
東口(2023年1月)
はらじゅく
Harajuku
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右下は明治神宮前駅
所在地東京都渋谷区神宮前一丁目18-20.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度40分12.8秒 東経139度42分9.6秒 / 北緯35.670222度 東経139.702667度 / 35.670222; 139.702667
原宿駅(はらじゅくえき)は、東京都渋谷区神宮前一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線の駅である。駅番号はJY 19。 駅名は、開業当時に近隣にあった地名である原宿(東京府豊多摩郡千駄ヶ谷村大字原宿)から。 特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属している。また、近接する東京地下鉄(東京メトロ)千代田線の明治神宮前駅との連絡運輸が実施されている。なお、東京メトロ副都心線との接続駅は渋谷駅となるため、この駅での連絡運輸はないが、車内自動放送においては双方とも乗り換え案内がなされている。 原宿の玄関口であり、駅東側は表参道や竹下通りを中心にファッション・ショッピングの街が広がり、若者を中心に賑わいをみせている。一方、西側は明治神宮や代々木公園の森林に接している。 二代目となる旧駅舎は1924年に竣工した木造建築で[3]、都内で現存する木造駅舎で最も古かった[新聞 1]。建物は二階建てで、尖塔付きの屋根に白い外壁、露出した骨組という特徴を持つイギリス調のハーフティンバー様式が用いられていた[新聞 1][4]。窓格子は二重斜格子文で、階段に使用されていた廃レールには「1950」の刻印が見られていた。新宿ゴールデン街とともに外国人観光客の注目を集めるスポットとして紹介されていた[5]。
概要
歴史原宿駅周辺の白黒空中写真(1963年6月26日撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
開業時は乗降客が少なかったが、1919年(大正8年)に明治神宮が造営された後には発展を続けた[4]。乗降客が増加した1929年(昭和4年)には坂下口地下道(現・竹下改札)、1939年(昭和14年)には明治神宮側臨時プラットホーム(現在の2番線ホーム)が設置されている[4]。
戦前
1906年(明治39年)
10月30日:日本鉄道の駅として開業。同時に貨物営業も開始。駅は現在位置より代々木駅寄りにあった[3][注釈 1]。
11月1日:日本鉄道が国有化され、国有鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により山手線の所属となる。
1914年(大正3年)
5月24日:昭憲皇太后の葬儀が隣接する代々木練兵場で行われる。原宿駅南方より引き込み線を敷設し、霊柩列車出発用の代々木仮停車場を設ける[6]。
12月18日:駅北側(代々木駅寄り)に原宿変電所設置[6]。京浜線電化にあたって新設された矢口変電所から受電し、総容量1,000 kWで直流600 Vを給電した[6]。
1916年(大正5年)1月:明治神宮造営のために駅北部から分岐する引き込み線を設置[3]。
1920年(大正9年)11月1日:明治神宮が完成、鎮座祭が行われる[3]。
1922年(大正11年)
7月12日:渋谷駅 - 当駅間が複々線化[3]。
11月11日:原宿変電所廃止[6]。
1923年(大正12年)9月1日:関東大震災。
1924年(大正13年)
6月:開業当初よりも南寄り(渋谷駅寄り)の現在地に移動[7]。現在に続くイギリス風木造駅舎が竣工、設計は鉄道省技師の長谷川馨[3]。