厚揚げ(あつあげ)は、豆腐を厚めに切り油で揚げた食品であり、揚げ豆腐の一種。 油揚げとは違い、内部が豆腐の状態を保つように十分には揚げない[1][2]ので、「生揚げ(なまあげ)」とも呼ばれる[3]。 中華民国の台湾語では「油豆腐(ゆとうふ)」と呼ぶ。 表面のみを油で揚げることで、豆腐の食感を残したまま香ばしさが加わっているため、煮物にした際の味の染み込みも良い。また、絹ごし豆腐を使用したものは「絹厚揚げ」と呼ばれ、通常の生揚げよりも柔らかく食感がなめらかである。最近では、もっちりとした食感のものなども販売されている。 作り方は、しっかり水を切った豆腐を半丁程度に切り、180℃から200℃の高温の油で揚げる。表面が濃いきつね色になったら、油から引き上げる。「生揚げ」の名の通り、十分に揚げないまま中身を生豆腐の状態に保つことが要点である。 油揚げのように調味しない料理が多く、焼いたり(厚揚げ焼き・焼き厚揚げ)煮たり暖めて生姜醤油で食べることもあり、その他は、おでんの種にしたりすることが多い[4]。おでん以外の煮物料理も多い[4]。 なお、ベトナムにも厚揚げ豆腐に相当するものがある[5]。
名称
概要
脚注[脚注の使い方]
出典^ ⇒goo辞書 生揚げ「揚げ方が不十分なこと」
^ Yahoo辞書
^ ⇒全豆連 豆腐加工食品 で詳しく説明。
^ a b ⇒大豆のおはなし(江崎グリコ)
^ 原田信男『和食と日本文化』小学館、2005年、79頁
関連項目
豆腐
外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、厚揚げに関連するカテゴリがあります。
⇒大豆のおはなし(江崎グリコ)
表
話
編
歴
大豆加工食品
加工度の低いもの
枝豆(ずんだ) - もやし - 蒸し大豆
豆乳・豆腐からつくるもの
豆乳 - おから - 豆腐(黄檗豆腐 - 豆腐の味噌漬け - 焼き豆腐 - 高野豆腐 - 六條豆腐) - 豆花 - ゆば - 厚揚げ - 油揚げ - がんもどき - ごどうふ - トーファーキー - 豆腐かまぼこ - 豆腐カステラ - 呉汁 - 豆漿 - ゼリーフライ
発酵食品
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その他
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