印欧祖語
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2014年7月)
印欧語族の拡散

インド・ヨーロッパ祖語(インド・ヨーロッパそご、: Proto-Indo-European、PIE)は、インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)の諸言語に共通の祖先(祖語)として理論的に構築された仮説上の言語である。印欧祖語(いんおうそご、いんのうそご)とも称される。

この言語の成立から崩壊までの期間は先史時代に当たり、文字が存在せず、全て口伝により子孫へと受け継がれたため、直接の記録が一切残っていない。そのため、派生した言語からの推定により再構が進められている。クルガン仮説によれば6000年前にロシア南部で、アナトリア仮説によれば9000年前にアナトリアで、原印欧系民族によって話されていた。(インド・ヨーロッパ祖族#源郷についての研究を参照)

ラテン語ギリシア語サンスクリットなどの各古典言語をはじめ、英語フランス語ドイツ語ロシア語などヨーロッパで話されている言語の大部分や[注釈 1]トルコ東部からイランインド亜大陸スリランカにわたるクルド語ペルシア語ウルドゥー語ヒンディー語シンハラ語などの言語は、いずれもこの印欧祖語から派生して成立したとされる。

崩壊期の印欧祖語は豊富な接尾辞をもつ屈折語であったとされる。これは印欧語族の諸言語同士の比較再構による推定による。印欧語族の言語は、屈折的語形変化の大部分を失ったものも多いが、英語も含めて依然全て屈折語である。しかし近年の内的再構とその形態素解析により、より古い段階の印欧祖語ではセム祖語のように語幹内の母音交替を伴う屈折が起こっていた可能性が極めて高いことが判明した。
発見と再構

印欧祖語は18世紀に、ラテン語古典ギリシア語サンスクリットといった、当時知られていたインドおよびヨーロッパの諸言語の共通の起源をなすものとして提案された。当初、他の言語から隔たっていたアナトリア語派トカラ語派は印欧語に含められず、喉音理論も考慮されていなかった。しかし両語派の存在が明らかになり、またヒッタイト語に喉音の存在が確認されると、崩壊期の1000年程前にまずアナトリア語派が、続いてトカラ語派が分化したという形で理論的に組み込まれることになった。現在では印欧祖語の性質、歴史、原郷を再建する際、これら2語派の存在も考慮されている。

印欧祖語は文字を持たなかったため直接の証拠は存在せず、音韻および語形は全て娘言語をもとにした比較再構と内的再構によるものである。なお、印欧祖語の単語には、それが再建された形であることを示すために「*」(アステリスク)が付される。印欧語族に属する言語の単語の多くは、祖語のひとつの祖形をもとに一定の音韻変化の法則によって派生したものと考えられている。

単語の例: *wodr?(水)、*k?w?n(犬)、*treyes(3、男性形)
他の語族との関連

印欧祖語と他の語族との関係については諸説あるものの、印欧祖語よりもさらに時代を遡るためにいずれも推測による部分が大きく、従ってこれらの仮説の妥当性が問題となる。インド・ヨーロッパ語族と他語族との類似点として、以下が挙げられる。

ウラル語族 :形態素の一部が明らかに同源である。

コーカサス諸語 :音声的な特徴が類似している。ナフ・ダゲスタン語族には文法性が存在。

アフロ・アジア語族セム語派 :文法性の存在、形容詞の変化、子音のみの単語に母音を挿入し造語。

ここから、以下のような仮説がある。

インド・ウラル語族:ウラル語族と同系とする説。

ポンティック語族北西コーカサス語族と同系とする説。

北西コーカサス語族を基層とし、ウラル語族のような北ユーラシアの言語を上層とする混合言語説[1]もある。


インド・セム語族(英語版):セム諸語と同系とする説。

大語族仮説

ウラル語族アルタイ諸語日本語チュクチ・カムチャッカ語族エスキモー・アレウト語族などとの関係を主張する説(グリーンバーグユーラシア大語族説が代表的)、さらにアフロ・アジア語族ドラヴィダ語族などとの関係(ノストラティック大語族説)、終局的には世界祖語との関係を論ずる説(ルーレンが主に主張)などがある。


展開

印欧祖語から娘言語が分化する際、娘言語に応じた音韻変化の法則により音韻体系が変化した。主要な音韻変化の法則には以下のものがある。

グリムの法則ゲルマン祖語

ヴェルナーの法則(ゲルマン祖語)

母音直前での*p‐音の消失(ケルト祖語

母音直前での*s‐音の消失(ギリシア祖語

ルキの法則サテム語派

ウィンターの法則(英語版)(バルト・スラヴ祖語(英語版))

ブルークマンの法則(英語版)(インド・イラン祖語(英語版))

グラスマンの法則

バルトロマエの法則
インド・ヨーロッパ語族の音韻法則」も参照
音韻詳細は「インド・ヨーロッパ祖語の音韻」を参照

印欧祖語は以下のような音素体系を有していたと推測されている。娘言語において祖語の音素がどのように変化したかは、インド・ヨーロッパ語族の音韻法則(英語版)及びインド・ヨーロッパ語族の各言語の項目を参照されたい。


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