単位球面
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様々な単位球面

単位球面(たんいきゅうめん、: unit sphere)とは、中心点からの距離が1の点の集合である。なお、ここでの距離とは一般的な距離の概念である。一方、単位球(たんいきゅう、英: unit ball)は、中心点からの距離が1以下の点の集合(閉単位球 (closed unit ball))、あるいは1未満の点の集合(開単位球 (open unit ball))である。通常、特に断らない限り、対象とする空間の原点を中心点とする。したがって英語で何の前置きもなく "the" をつけて書かれている場合は、原点を中心点とする単位球面や単位球を指す。

単純に言い換えれば、単位球面は半径が1の球面であり、単位球は半径が1のである。任意の球面は平行移動と拡大・縮小によって単位球面に変換でき、この点が重要である。したがって、球面の研究は一般に単位球面を研究することに還元できる。目次

1 ユークリッド空間での単位球

1.1 面積と体積の一般的な式

1.1.1 再帰

1.1.2 フラクタル次元

1.1.3 他の半径



2 ノルム線型空間における単位球

3 一般化

3.1 距離空間

3.2 二次形式


4 関連項目

5 外部リンク

ユークリッド空間での単位球

n次元のユークリッド空間では、単位球面を ( x 1 , … , x n ) {\displaystyle (x_{1},\ldots ,x_{n})} という点の集合としたとき、次の式が成り立つ。 x 1 2 + x 2 2 + ⋯ + x n 2 = 1 {\displaystyle x_{1}^{2}+x_{2}^{2}+\cdots +x_{n}^{2}=1}

そして、閉単位球の全ての点の集合については、次の不等式が成り立つ。 x 1 2 + x 2 2 + ⋯ + x n 2 ≤ 1 {\displaystyle x_{1}^{2}+x_{2}^{2}+\cdots +x_{n}^{2}\leq 1}
面積と体積の一般的な式

最初に、単位球面の古典的な式が半径1でx軸、y軸、z軸で違いがない楕円面の式となることは重要である。 f ( x , y , z ) = x 2 + y 2 + z 2 = 1 {\displaystyle f(x,y,z)=x^{2}+y^{2}+z^{2}=1}

n次元ユークリッド空間の単位球の体積と単位球面の面積は、解析学の様々な重要な方程式に出てくる。n 次元の単位球体の体積 Vn はガンマ関数を用いて書くことができる。 V n = π n / 2 Γ ( 1 + n / 2 ) = { π n / 2 / ( n / 2 ) ! if n ≥ 0 is even,   π ⌊ n / 2 ⌋ 2 ⌈ n / 2 ⌉ / n ! ! if n ≥ 0 is odd, {\displaystyle V_{n}={\frac {\pi ^{n/2}}{\Gamma (1+n/2)}}={\begin{cases}{\pi ^{n/2}}/{(n/2)!}&{\text{if}}\;\;n\geq 0\;\;{\text{is even,}}\\~\\{\pi ^{\lfloor n/2\rfloor }2^{\lceil n/2\rceil }}/{n!!}&{\text{if}}\;\;n\geq 0\;\;{\text{is odd,}}\end{cases}}}


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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