南赤道海流
[Wikipedia|▼Menu]

南赤道海流(みなみせきどうかいりゅう、: South Equatorial Current)は、南東貿易風によって生ずる海流で、東から西に流れている。太平洋インド洋大西洋のそれぞれの大洋に見られる。

その範囲は南緯20度以北で、北側の境界は赤道を越えて北緯3度付近に存在する。これは貿易風の赤道に対する非対称性に起因するといわれている。しかし、最近の調査によれば南半球にも北半球と同様に赤道反流帯があって、南赤道海流は北半球まで広がっているのではなく、赤道のごく近くには南北両赤道海流とは別に、東から西に向かう海流が存在するという。赤道海域の海流についてはなお調査すべき点が多いが、従来知られている特徴を挙げると、大西洋における南赤道海流の一部はブラジル北東岸を北上し、北大西洋のカリブ海に入り、北赤道海流とともにフロリダ海流の源流となること。太平洋では北半球の夏にニューギニアの北方を経て北緯5度付近で北赤道海流と直接接触すること。インド洋では南半球の夏にとくに強勢になることである。
関連項目

海流

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、南赤道海流に関するカテゴリがあります。










海流
海流

北極海

東グリーンランド海流

北アイスランド海流

極横断流

大西洋

アンゴラ海流

アンティル海流

アゾレス海流

バフィン島海流

ベンゲラ海流

イルミンガー海流

ロモノーソフ海流


ポルトガル海流

カナリア海流

北赤道海流

南赤道海流

北大西洋海流

メキシコ湾流

ループ海流

フロリダ海流


北ブラジル海流

ブラジル海流

フォークランド海流


南大西洋海流

ギニア海流

ホーン岬海流

カリブ海海流

ノルウェー海流

スピッツベルゲン海流

東アイスランド海流

西グリーンランド海流

ラブラドル海流

インド洋

南赤道海流

赤道反流

モンスーン海流

ソマリア海流

ルーウィン海流

モザンビーク海流

マダガスカル海流

東マダガスカル海流

北マダガスカル海流

アガラス海流

アガラス反流

西オーストラリア海流

太平洋

アラスカ海流

アリューシャン海流

カリフォルニア海流

ダビドソン海流

東オーストラリア海流

赤道反流

赤道潜流

北赤道海流

南赤道海流

フンボルト海流

インドネシア貫流

ミンダナオ海流

カムチャッカ海流

北太平洋海流

黒潮

対馬海流

津軽暖流

宗谷海流

東鮮暖流


リマン海流

北鮮海流


親潮

南極海

南極環流

タスマン流


環流

主な環流

インド洋環流

北大西洋環流

南大西洋環流

北太平洋環流

南太平洋環流

その他の環流

ボーフォート海環流

ロス海環流

ウェッデル海環流


関連項目

大気循環

西岸境界流


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:13 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef