南海12000系電車
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この項目では、2011年に登場した南海本線用(代走で南海高野線にも運用)の特急形車両について説明しています。かつて存在した南海本線用の特急・急行形車両12001系については「南海11001系電車」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}画像提供依頼:デザイン変更後の泉北12000系電車の編成写真の画像提供をお願いします。(2024年5月)

南海12000系電車
泉北高速鉄道12000系電車
南海電気鉄道12000系
基本情報
製造所東急車輛製造[* 1]
総合車両製作所横浜事業所[* 2]
製造年2011年 - 2016年
運用開始南海電気鉄道:2011年9月1日
泉北高速鉄道2017年1月27日
投入先

南海本線和歌山港線特急サザン高野線難波 - 中百舌鳥間)[注 1]泉北高速線特急泉北ライナー
主要諸元
編成4両編成
軌間1,067(狭軌) mm
電気方式直流1,500V
架空電車線方式
最高運転速度110 km/h
設計最高速度120 km/h
起動加速度2.5 km/h/s
減速度(常用)3.7 km/h/s
減速度(非常)4.0 km/h/s
全幅2,820 mm
全高先頭車4,140mm
中間車4,050 mm
車体ステンレス
台車モノリンク式ボルスタレス台車
SS-177M・SS-177T
主電動機三菱電機
かご形三相誘導電動機
MB-5091-A2[* 1]
MB-5091-A3[1][* 2]
主電動機出力180 kW
駆動方式WNドライブ
歯車比98/15 (6.53)
編成出力1,440 kW
制御方式IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置日立製作所
VFI-HR1420V[* 1]
VFI-HR1421F[1][* 2]
制動装置回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ全電気ブレーキ
保安装置南海型ATS
備考^ a b c 南海12000系
^ a b c 泉北12000系

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南海12000系電車(なんかい12000けいでんしゃ)は、南海電気鉄道特急形電車である。

本項では、基本設計が共通する泉北高速鉄道の12000系電車についても記述する。
概要

2011年(平成23年)、特急サザン指定席車の次世代型車両として、また10000系の後継車両として製造された。愛称は「サザン・プレミアム」。大手私鉄初のステンレス製特急形車両である。同年9月1日より営業運転を開始した[2]

2017年(平成29年)には特急「泉北ライナー」専用車両としてマイナーチェンジを図った20番台1編成が導入された。
車両概説
車体側面ステッカー愛称ロゴ

20m級軽量ステンレス無塗装車体で、「サザン」の自由席車として併結する8000系をベースに設計されており、車体断面形状は同系列と同一である。

「サウスウェイブ」をデザインコンセプトとし、車両先頭部から側面上部へつながるブルーのラインと、車体側面下部の丸みを帯びたブルーとオレンジのラインは、大阪湾和歌山へ押し寄せる人と車両の「」、全国から大阪ミナミへ押し寄せる人の「波」をイメージしている。

前面は造形・加工の容易なFRP製で、中央に愛称ロゴ付きの貫通扉を備える。難波方先頭車については、自由席車との併結のためを備える一方、貫通扉のワイパーと愛称ロゴが省略されている。連結器は作業の容易な電気連結器併設密着式となっている。前照灯は8000系に準じた配置であるが、前面下部のLED尾灯一体型列車識別灯はカラーデザインとの連続性を持たせた大型とされ、目を引くものとなっている。

側面は、窓周りを黒色として連続窓風としたほか、中央に愛称ロゴを配した。1号車後部[注 2]にはNANKAIロゴと南海本線空港線を表現したイラストを組み合わせたステッカーが貼付されている。乗降扉は各車両1か所、有効開口幅は約900mmで、従来折り戸やプラグドアを採用してきた南海の特急形車両では初の片引き戸となっており、メンテナンス性に配慮している。なお、中間車は将来の乗降扉増設が考慮されており、その開口部を「ふさぎ構体」により封鎖している。
内装

客室には、鉄道車両では初となるプラズマクラスター発生器を備える。照明は従来車に準じたスリット入り半間接照明と読書灯の組み合わせとなっている。

座席は2+2列の回転式リクライニングシートで、背面テーブルとフットレストを備える。座席幅は460mmに拡大され、モケットは南海線沿線の大阪湾)のをイメージしたブルーに、細かい柄が描かれたものとなっている。快適性とプライバシーに配慮して、頭部を包み込む形状のヘッドレストとしているほか、センターアームレストを備える。また、ノートパソコンの使用などビジネスユーザーを意識して、全席にAC電源コンセントを備える。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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