南海辰村建設株式会社
Nankai Tatsumura Construction Co., Ltd.
種類株式会社
市場情報東証スタンダード 1850
南海辰村建設株式会社(なんかいたつむらけんせつ、英: Nankai Tatsumura Construction Co., Ltd.)は、大阪府大阪市浪速区に本社を置く、南海グループの建設会社である。 高層鉄筋コンクリート造構法システムや南海辰村建設免震構法などの独自の技術を有する。また、外断熱工法に力を注いでいる。岸和田発祥のゼネコンで岩出建設、才門建設とともに泉州名産である玉葱を評してタマネギJVと呼ばれていた。 「南海辰村建設は、人とともに、街とともに、お客様とともに、『WELLNESS(健康)、WORLD(地球・環境)、WORTH(価値)、WILL(情熱)、WITH(?と共に)』の5つの“W”で新しい時代にマッチした豊かな環境を創造します。」 1944年、大阪府岸和田市において岸和田工業株式会社として設立される。1947年に商号を西田工務店に変更した。1963年には大証2部に上場し、岸和田No.1ゼネコンという地場ゼネコンにとどまらず北海道から九州にいたるまで受注していた。しかしながら、1974年に社長が株式投資に失敗し、会社の経営が悪化する。1975年に南海電鉄の子会社南海建設に吸収合併され、本社を岸和田市から大阪市に移転する。1995年には売上高1000億円を目指し、当時経営難であった辰村組と対等合併した。しかし、景気の悪化、公共事業の縮減もあり経営難となり親会社である南海電気鉄道の支援を受け、支店・営業所の統廃合を実施、資本金を減資し、首都圏と関西圏に資本を集約し、2005年黒字に転換。
概要
本社 : 大阪市浪速区難波中3丁目5番19号(南海浪速ビル)
東京支店 : 東京都中央区銀座5丁目15番1号(南海東京ビル)
和歌山営業所 : 和歌山市東蔵前丁3番地の6(南海和歌山ビル)
横浜営業所 : 横浜市中区尾上町3丁目39(尾上町ビル)
過去の営業所
橋本営業所 : 和歌山県橋本市小原田29番地
岩出営業所 : 和歌山県岩出市水栖621番地
堺営業所 : 大阪府堺市堺区三国ヶ丘御幸通39番地
兵庫営業所 : 兵庫県西宮市越水町5番35号
埼玉営業所 : さいたま市大宮区桜木町4-247
基本理念
沿革
1923年(大正12年)3月 - 西田勝三郎が個人事業として、土木建築請負業を創業。(辰村組の設立は1883年)
1944年(昭和19年)6月 - 岸和田工業株式会社設立。(大阪府岸和田市)
1946年(昭和21年)10月 - 株式会社西田工務店を吸収合併。
1947年(昭和22年)5月 - 株式会社西田工務店に社名変更。
1949年(昭和24年)11月 - 建設業法により、大阪府知事登録を受ける。
1952年(昭和27年)6月 - 建設業法により、建設大臣登録を受ける。
1962年(昭和37年)6月 - 西広建設株式会社(現:南海建設興業株式会社)を設立。 (連結子会社)
1963年(昭和38年)5月 - 大阪証券取引所第二部上場。
1969年(昭和44年)7月 - 宅地建物取引業法により、大阪府知事より免許を受ける。
1972年(昭和47年)
8月 - 建設業法の改正により、特定建設業者として建設大臣許可の許可を受ける。
8月 - 宅地建物取引業法により、宅地建物取引業者として建設大臣免許の免許を受ける。
1975年(昭和50年)
5月 - 南海建設株式会社と合併し、商号を南海建設株式会社に変更。
5月 - 本社を岸和田市から大阪市浪速区馬淵町23番地へ移転。
1988年(昭和63年)9月 - 本社を大阪市浪速区難波中3丁目5番19号へ移転
1991年(平成3年)5月 - 甲容工業株式会社(後の南海電設株式会社)を買収。
1995年(平成7年)10月 - 株式会社辰村組と合併し、同時に商号を南海辰村建設株式会社に変更。
2006年(平成18年)6月- ⇒立体交差急速施工(TN80工法)を高田機工とともに開発。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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