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南海本線
12000系(手前4両)・8000系(奥4両)による
特急「サザン」(今宮戎駅)
基本情報
国 日本
所在地大阪府、和歌山県
起点難波駅
終点和歌山市駅
駅数43駅(今宮戎駅・萩ノ茶屋駅を含む)[1]
路線記号 NK
開業1885年12月29日 (138年前) (1885-12-29)
堺以北改軌1897年12月15日(概要)
全通1903年3月21日 (121年前) (1903-03-21)
所有者南海電気鉄道
運営者南海電気鉄道
車両基地住ノ江検車区、同区羽倉崎検車支区、
同区和歌山出張場
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離64.2 km
軌間1,067 mm (狭軌)
線路数線路別複々線(難波駅 - 岸里玉出駅間)
方向別複々線(岸里玉出駅 - 住ノ江駅間)
複線(住ノ江駅 - 和歌山市駅間)
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置ATS-PN
最高速度110 km/h
路線図
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南海本線(なんかいほんせん)は、大阪府大阪市中央区[2]・浪速区の難波駅から和歌山県和歌山市の和歌山市駅までを結ぶ南海電気鉄道の鉄道路線。
「本線」という路線名ではなく、社名略称を冠した「南海本線」が正式な路線名である。南海本線自体を指して、または南海本線に接続する各支線(高野線・汐見橋線・空港線以外の路線)を含めて通称南海線と呼称される。路線シンボルマークは、波しぶきをイメージしたもの()で、ラインカラーは青。 高野線と並ぶ南海電鉄における主要路線である。南海本線単体としては大阪市 - 和歌山市間の都市間連絡及び大阪市への通勤・通学輸送を担う近郊路線である。また、空港線を経由する関西国際空港(関空)へのアクセス路線(空港連絡鉄道)でもあり、大阪ミナミの繁華街に位置する起点の難波駅は外国人観光客(インバウンド)を含む多くの関空利用者にとっての玄関口としての役割も果たしている。さらには、和歌山港線を経由する和歌山港へのアクセス路線の性格も帯びており、和歌山港 - 徳島港間を運航する南海フェリーとともに関西・四国連絡ルートを形成している。また、高野線が岸里玉出駅から難波駅まで当路線の線路別複々線区間に直通運転しており、起点の難波駅は高野線のターミナル駅にもなっている[3]。 大阪平野では南海本線の東側(山側)に競合路線の西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線が並走しているが、大阪府と和歌山県の県境付近における経路は大きく異なっており、距離は短くなるが山岳区間が長い雄ノ山峠越えの阪和線に対して、南海本線は距離は長くなるが山岳区間が短い孝子峠越えで和歌山市へ至る。 全線でPiTaPaおよびICOCAなどPiTaPaと相互利用可能なIC乗車カードが利用できる。ただし、割引サービスまたはICカード登録型minapitaポイント還元サービスはPiTaPaおよびICOCAのみが対象となる。 停車場・施設・接続路線
概要
路線データ
路線距離(営業キロ):難波駅 - 和歌山市駅間 64.2 km
軌間:1067mm
駅数:43駅(起終点駅および今宮戎駅・萩ノ茶屋駅を含む)
複線区間:
複々線:難波駅 - 住ノ江駅間(難波駅 - 岸里玉出駅間では高野線との線路別複々線、岸里玉出駅 - 住ノ江駅間では緩行線と急行線との方向別複々線)
複線:住ノ江駅 - 和歌山市駅間
電化区間:全線電化(直流1500V)
閉塞方式:自動閉塞式
最高速度:110 km/h
混雑率:109%(2021年度:粉浜駅→岸里玉出駅間 7:26 - 8:26)[4]
沿線概況
並行する阪堺電鉄(のちの大阪市電阪堺線)をのぞいて、
大阪市電の経路を省略
凡例
0.2難波駅 (1) -1980
0.0NK01 難波駅 (2) 1980-
(難波駅)
0.9NK02 今宮戎駅