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天王寺支線
天王寺 - 飛田本通駅間を走る1521系
基本情報
現況廃止
国 日本
所在地大阪府
起点天下茶屋駅(1984年まで)
今池町駅(全線廃止時)
終点天王寺駅
駅数4駅(1949年まで)
3駅(全線廃止時)
開業1900年10月26日
廃止1993年4月1日
所有者南海電気鉄道
運営者南海電気鉄道
使用車両運行形態の節を参照
路線諸元
路線距離2.4 km(1984年まで)
1.3 km(全線廃止時)
軌間1,067 mm (狭軌)
線路数複線(1984年まで)
単線(全線廃止時)
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
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天王寺支線(てんのうじしせん)は、大阪府大阪市西成区にある南海本線の天下茶屋駅から分岐し、同市天王寺区にある天王寺駅までを結んでいた南海電気鉄道の鉄道路線。このうち天下茶屋駅 - 今池町駅間が1984年に廃止され、残る区間も1993年に廃止された。 停車場・施設・接続路線 1900年に南海電気鉄道の前身にあたる南海鉄道が大阪鉄道 (初代)との相互乗り入れを目的に天下茶屋駅 - 天王寺駅間を開通させたものである。1895年に天王寺駅 - 大阪駅間(現在の大阪環状線の東半分)が大阪鉄道によって開通すると、大阪市街の南端に頭端式の難波駅を構える南海は、当時、次駅だった天下茶屋駅から天王寺支線を分岐させて、大阪市街の北端に位置する大阪駅への乗り入れを可能にした。天王寺支線の開業後は住吉駅(現在の粉浜駅 - 住吉大社駅間にあった。1917年廃止) - 大阪駅間直通の旅客列車や貨物列車が運行された。なお、天王寺支線開業前の1900年6月に大阪鉄道は関西鉄道に譲渡され、1907年に国有化された。 戦後も南海と国鉄の接続路線として重要な線区であったが、1961年に国鉄大阪環状線が開業した後、1964年に南海本線との交差付近へ新今宮駅が設置され、次いで1966年に南海も同所に新今宮駅を開業させ国鉄との連絡が可能になると天王寺支線の利用者は激減した。貨物列車の中継線としての役割も1977年の貨物営業廃止によって終わった。 その後、天下茶屋駅付近の高架化に際して全線廃止が検討されるものの、地元の要望を受け、1984年に天下茶屋駅 - 今池町駅間を部分廃止し、残る今池町駅 - 天王寺駅間で暫定的に運行を継続することとなった。この際に全線で単線化され、地元対策として飛田本通駅が中間に新設された。 部分廃止後は他の南海の路線と直接接続しない孤立路線となったが、今池町駅と南海本線萩ノ茶屋駅間で乗り継ぐ際、運賃を通算する制度を設けた。この際、天王寺支線内のみ乗車する旅客からは天王寺駅にて運賃を現金で収受することになり、天王寺駅から萩ノ茶屋駅を介して南海他路線へ向かう旅客に対してのみ乗車券を発売するようになった。 1993年に残存区間が廃止され、全線廃線となった。
概要
凡例
JR西:大阪環状線
JR西:阪和線
2.4天王寺駅
1.5飛田本通駅
1.4大門通駅 -1949
平野線→
1.1今池町駅
0.9曳舟駅 -1949
0.0天下茶屋駅