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南 智子(みなみ ともこ、1959年4月10日[1]- 2017年11月30日[2])は、日本の漫画原作者、ライター、作家、風俗嬢。また、性感エステティシャンとして1990年代初期から2000年代中頃までアダルトビデオなどで活躍、言葉責めのカリスマと言われ、痴女というジャンルを最初に世間に認知させ、セックスカルチャーにセンセーションを巻き起こした[3]。夫は漫画家のタケダケント(きょん)。 肩書は多く自らをセックスワーカー、娼婦とも紹介することもある。数々の風俗経験から3万人を超える男性と対峙して、その経験からくるテクニックを1991年に始まった、アテナ映像発売のアダルトビデオの『性感Xテクニック』のシリーズで披露し、トップAV男優の加藤鷹を失神させた女としてその名をとどろかせた[4]。その男性を徹底的に言葉嬲りにする斬新な技は、痴女と言われる役割の基本となり、その後のAVに大きな影響を与えた[3]。作品の中では監督の代々木忠の指示により全裸になることはなく、Tバックのセクシーな下着姿にはなるものの、それ以上の露出はなく、キス、フェラチオ、性行為は一切せず、男優からの接触もない。やることは休みなく発する独特の言葉責めと手や指を使った全身や性器、肛門への愛撫のみで、男優、女優問わずに一方的に責める立場を貫いている[5][6]。 受け身の男性への偏愛が強く、その存在を「神様のような存在」「宇宙の宝」「その魅力は永遠」などと讃えている[5]。それはSMの女王様のようにマゾヒズムの傾向を持つ男性をいたぶるのとは違い、無抵抗な男性そのものに性的魅力を感じていることからSMとは一線を画すと本人は言っている[7]。 著述家としては一貫として風俗で働く女性たちを擁護する立場を貫き、性を売る職業と他の職業を差別してはいけないと主張しており、性産業に他の職業と同等の社会的認知を与えている。また子供の頃から他の女性とは極端に違う性癖を持つことで悩んできた自身の経験から、男の性はこうあるべきとか、女の性はこうあるべきという既成概念にとらわれず、自らの性的嗜好を隠さないことこそ理想としている。個人の性的傾向は人によって様々で、価値観の違う人間を変態などと否定すべきでないというのが一貫した南の主張である[8][9]。 その発言内容は性風俗産業に対する差別、性病、性差別、性風俗など多岐にわたっている[10]。 性を売っている自らの立場からの発言に、フェミニストの主張する社会意識とは逆に、性風俗で働いてる女性が心身共に傷つくようなことはないし、今の日本では強制されて性産業に身を投じている女性は非常に少なく、AVにおいても事情は同じで、数々の撮影現場を見てきた経験から出演強要ということもほとんどない。ごくまれに例外的な場合もあるが、仕事自体から働き手が精神的苦痛を受けることはどんな職場でもありうることで、性産業だけが特別ではないことを強調している[11]。 漫画原作者としては、そのほとんどが過激な性描写を含む成人向け漫画でレディースコミックを発表の場としたものも多く、南個人の性癖を反映して、受け身の無抵抗な男子が女子から辱めを受けるという設定がほとんどである。 タケダケント(きょん)とのコンビ名である南澤径、みなみケント名義でも、漫画やライトノベルと呼ばれる小説を執筆している。漫画の場合は南智子が原作を、タケダが作画をそれぞれ担当し、小説の方は南智子が文章を執筆し、タケダがアイデアを出したり資料を調べたり構成を組み立てたりする役目になっている[12]。 東京日野市の団地で1人っ子として生まれる。幼い頃から男の体に異常なまでに興味を持ち、中学、高校の時は自分の性的嗜好が同級生とあまりにかけ離れていることを知り、自分は女としてはおかしいのではないかと悩む日々を過ごす[5]。
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経歴