南斗六星
[Wikipedia|▼Menu]
南斗六星のあるいて座南斗六星

南斗六星(なんとろくせい)は、いて座の上半身と弓の一部からなる6つの明るい星の集まりである。位置とその形から北斗七星に対してこの名前が付いた。なお、ここでいう南北は天球上の南北であって地平から見える方位ではない。二十八宿斗宿の別名。

日本の一部には、6星のうちマスに当たるζτσφの4つの星を箕星(みぼし)と呼ぶ地方がある。「南斗六星(いて座)の方言」も参照

英語圏でも、北斗七星が柄杓星(ビッグ・ディッパー)と言われるのに対してこの6星もひしゃくに見られており、その形からミルク・ディッパー(Milk Dipper:ミルクさじ)と呼ばれている。また、隣り合うγδεηの4星からなる箕宿とあわせてティーポット (Teapot) ともいうが、こちらは日本ではほとんど使われない。
南斗六星を構成する星斗宿星官「斗」が南斗六星。

以下に南斗六星を升型部から柄部にかけての順で記載する(バイエル符号は通常星座内の星の明るさの順に附けられるが、いて座ではあまり意味をなさない)[1]。現代の星名 - 中国の星官名(星名[注釈 1])、視等級。星名は連星の場合は主星の固有名である。

ζ星 - 斗宿六(天府)、: Ascella、視等級2.61

τ星 - 斗宿五(天梁)、: Namalsadirah、視等級3.11

σ星 - 斗宿四(天機)、: Nunki、視等級2.07

φ星 - 斗宿一(天同)、: Prima το? al Sadirah、視等級3.14

λ星 - 斗宿二(天相)、: Kaus Borealis、視等級2.81

μ星 - 斗宿三(七殺)、: Polis、視等級3.84

中国における位置づけ
武備志

中国の兵法書武備志』の99 - 100巻「旌旗」には二十八宿にちなんだ軍旗図と将軍名が記述されており、それによると「斗木豸」(ともくち)、「主將歐喙希節」とある。
道教

道教思想においては、北斗七星と南斗六星はそれぞれ死と生を司る存在として神格化されている。北斗(北斗星君)は白い服を着た醜い老人の姿で描かれ、南斗(南斗星君)は赤い服を着た、北斗と同様の醜い老人の姿や、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}逆に若く美しい男の姿で描かれる[要出典]。
南斗六星に由来する事物詳細は「星座を扱った事物#南斗六星」を参照
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 紫微斗数で表れる星名に基づく。

出典^ 理科ねっとわーくの星図([1])より判断










アステリズム(星群)


オリオン座の三つ星オリオン座

北斗七星おおぐま座

小北斗七星こぐま座

南斗六星(いて座

北十字星はくちょう座

ペガススの大四辺形

ニセ十字

春の大曲線

春の大三角

春のダイヤモンド

夏の大三角

冬の大三角

冬のダイヤモンド

カテゴリ


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:8807 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef