この項目では、九州地方にある地域について説明しています。鹿児島県にある自治体については「南九州市」をご覧ください。
南九州のデータ
宮崎県+鹿児島県の合計
国 日本
面積16,922.33km2
総人口2,587,019人
(直近の統計[注釈 1])
人口密度 152.2人/km2
(直近の統計[注釈 1])
南九州(みなみきゅうしゅう)は、九州のうち南部に位置する地域の呼称である。2007年(平成19年)に誕生した南九州市とまぎらわしいため南部九州や九州南部と言う場合もある。 九州を南北に分割する区分はしばしば用いられ、二分する場合は北九州(北部九州、九州北部)と南九州(南部九州、九州南部)、三分する場合はこれに中九州(中部九州、九州中部)が加わる。 最も一般的な範囲は宮崎県と鹿児島県を合わせた地域[1][2]とされるが、地域区分の境界は明確ではない。このため、南九州という言葉の用法も行政組織や民間企業などの所掌によってさまざまであり、後述のとおり必ずしも両県のみで構成されるとは限らない。 南九州市(2007年(平成19年)12月1日に、鹿児島県の揖宿郡頴娃町、川辺郡知覧町、川辺町の3町が合併して発足。
南九州の地域区分
その他の範囲
行政組織や民間企業における区分
地方制度調査会による「道州制のあり方に関する答申」の13道州案[3]や国土交通省による日本の14地域区分[4]、一部の行政組織の管轄区域においては、上記2県に熊本県を含めた3県を南九州(管轄区域)としている[注釈 2]。また、民間企業においてもこの3県を担当区域としているものが数多く存在している。
一部の行政組織や民間企業において、熊本県・大分県を含めた4県を管轄・担当区域としている[注釈 3]。
沖縄県の全域を含めて同一管轄・担当区域としている場合も稀にある。
交通網では八代市以南を南九州と呼ぶことがある。南九州西回り自動車道・肥薩線・肥薩おれんじ鉄道線がこれにあたる。
学術的な区分
地質学などにおいては、臼杵 - 八代構造線(中央構造線)より南側の領域を指す。この場合、上記2県のほか熊本県南部の人吉市や水俣市ほか周辺の郡部および大分県南部の佐伯市や豊後大野市を含める。
考古学などにおいては、九州の南北で文化的な違いがみられる場合にその南側の領域を指す場合に用いられる。
南九州を含む名称一覧
行政
公共機関
南九州大学(所在地:宮崎市)
南九州大学短期大学部(所在地:宮崎市)
国立病院機構南九州病院(所在地:鹿児島県姶良市)
組織
南九州信用金庫協会 (所在地:熊本市中央区。管轄エリア:熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)
南九州税理士会(所在地:熊本市中央区。管轄エリア:熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)
日本公認会計士協会南九州会(所在地:熊本市中央区。管轄エリア:熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)