南丹隕石(なんたんいんせき、Nantan meteorite)は、明時代の1516年に現在の中華人民共和国広西チワン族自治区南丹県に落下した記録が残っている鉄隕石である。隕石は大気圏に入って爆発し、28キロメートル×8キロメートルの範囲に破片は落下した。南丹隕石(北京天文館)
隕石の破片は400年間放置されていたが、1950年代後半の大躍進政策に伴う製鋼運動の高まりから製鉄材料として集められた。しかし、高いニッケルの含有量から融点が高く、製鉄には不適であった。回収量は9,500キログラムで最大の破片は約2,000キログラムである。IIICDグループのオクタヘドライトに分類される。
化学成分は、鉄92.35% 、ニッケル6.96%で炭素、銅、コバルトなどが含有されている。1990年の調査で発見された1,710キログラムの南丹隕石の最大の破片は、日本の国立科学博物館に展示されている。
脚注^ ⇒小惑星からの隕石?南丹隕石 国立科学博物館
外部リンク
Meteoritical Bulletin Database: Nantan
2000年以前
861年直方隕石
1492年エンシスハイム隕石
1516年南丹隕石
1632年南野隕石
1783年の流星物体(英語版)
1860年の流星物体
1908年ツングースカ大爆発
1913年の流星物体
1947年シホテアリニ隕石落下
1954年ホッジス隕石
1960年ガオ・ギニー隕石
1969年アエンデ隕石
1969年マーチソン隕石
1972年の昼間火球
1976年吉林隕石
2000年タギシュ・レイク隕石
2001年以降
2002年東地中海の火球
2002年シベリアの火球
2007年カランカス隕石
2008 TC3(アルマハータ・シッタ隕石)
2008年バザード・クーリー隕石
2009年スラウェシ島の火球
2012年サッターズミル隕石
2012年イギリスの流星物体
2013年チェリャビンスク州の隕石落下
2014 AA
2018 LA(英語版)
2019 MO(英語版)
2022 EB5
2023_CX1
木星上
1994年シューメーカー・レヴィ第9彗星
2009年木星衝突(英語版)
2010年木星衝突(英語版)
関連項目
地球近傍天体
地球近傍小惑星
地球横断小惑星
潜在的に危険な小惑星
流星物質
流星
火球
隕石
流星群の一覧
火球の一覧
隕石の一覧
隕石の空中爆発の一覧
木星への天体衝突