南オーストラリア州
: Festival State南オーストラリア州(みなみオーストラリアしゅう、英: South Australia, 略語:SA)は、オーストラリア中央南部に位置する州である。 南オーストラリア州の州都は最大都市であるアデレード。大陸の最も乾燥した地域の一部を占めており、面積は98万3482km2で、オーストラリアの州及び準州の中では4番目に大きい。南オーストラリア州は、本土の全ての州と北部準州に隣接している。西に西オーストラリア州、北に北部準州、北東にクイーンズランド州、東にニューサウスウェールズ州、南東にビクトリア州があり、南は大オーストラリア湾やインド洋である[注釈 1]。人口はオーストラリア国内の7%にあたる約180万人で、国内の州及び準州では5番目に多い。人口の大多数は、州都のアデレードと、南東海岸部やマレー川に沿った肥よくな地域に住む。オーストラリアの州では珍しく、もともと流刑地ではなくイギリスの自由入植地として計画された[3]。1836年12月28日、当時のジョン・ヒンドマーシュ
概要
地理「南オーストラリア州の地理」も参照ナラボー平原葡萄農園, Naracoorte 近郊
離島のタスマニア州を除きオーストラリア本土の他州全てと接する。南は南氷洋(インド洋)に面し気候は温帯性である。州都のアデレードに州人口の大半が集中する。同州の標準時(中部オーストラリア標準時:(A)CST)はUTC+9時間30分(日本標準時+30分)である。夏時間((A)CDT = UTC+10時間30分)の開始は10月の第1日曜日早朝、終了は翌年4月の第1日曜日早朝である。切り替え時の数時間を除いて、メルボルンやシドニーからは常に30分遅れることになる。
地形
アデレード山脈
バロッサ谷
クレア谷
エアー半島
フルリオ半島
フリンダーズ地域
カンガルー島
ライムストーン海岸
マレーの土地
ナラボー平原
川の土地
ヨーク半島
河川
主な川
クーパー・クリーク
マルヌ川
マレー川
オンカパリンガ川
ポート川
トレンス川
トッド川
湖沼
主な湖
アルバート湖
アレクサンドリア湖
エーア湖
フローム湖
ゲイドナー湖
トレンズ湖
ブルーレイク
島嶼部
主な島
フリンダーズ島
グラニット島
ヒンドマーシュ島(英語版)
カンガルー島
リプソン島
海王星諸島
ノイツ群島
ピアソン島(英語版)
サー・ジョゼフ・バンクス群島(英語版)
トレンス島(英語版)
トラウブリッジ島(英語版)
タンビー島(英語版)
ワーダング島(英語版)
歴史南オーストラリア州の歴史も参照。
1831年、南オーストラリア会社が設立され入植者に土地が売却された。この点、流刑植民地として始まった他州とは違いがある。1901年、オーストラリア連邦成立に伴い州となった。
人口動態南オーストラリア州の都市一覧も参照。
州の人口の大部分(77.1%)はアデレード大都市圏(2011年の推定人口が126万2940人)に住んでいる[4]。
主要都市
アデレード(人口:132万人) - 州都
マウントガンビア(人口:2.8万人)
ゴーラー(人口:2.6万人)
ワイアラ(人口:2.1万人)
マレーブリッジ(人口:1.8万人)
マウントバーカー(人口:1.7万人)
ポートリンカーン(人口:1.6万人)
ポートピリー(人口:1.5万人)
ポートオーガスタ(人口:1.4万人)
ヴィクターハーバー(人口:1万人)
アデレード
マウントガンビア
ゴーラー
ワイアラ
マレーブリッジ
交通南オーストラリア州の都市、町、道路網
道路
主要道路
バリア・ハイウェイ
バロッサ谷道路
デュークス道路
エアー・ハイウェイ
フリンダーズ道路
リンカーン道路