半蔵門駅
4番出入口(2017年5月)
はんぞうもん
Hanzomon
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半蔵門駅(はんぞうもんえき)は、東京都千代田区麹町一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)半蔵門線の駅である。駅番号はZ 05。
半蔵門線唯一の単独駅である[1]。 島式ホーム1面2線を有する地下駅である。コンコースおよび改札階は地下2階、ホーム階が地下3階にそれぞれ位置し、エレベーター・エスカレーターが設置されている。改札口は3か所あり、うち1か所はエレベーター利用の際の専用改札となっている[6]。ホームの駅名標周りには、国立劇場の定式幕(緞帳)をイメージした緑色・柿しぶ色・黒色のデザインパネルを配置している[7][8]。半蔵門方面改札の改札内には歌舞伎の鏡獅子壁画レリーフを、改札外には半蔵門付近の地上風景をイメージした壁画レリーフを配置した[7][8]。 1982年(昭和57年)12月の開業当初、2番線は降車専用ホームであった[9]。押上方には引き上げ線1線(折り返し用)と開業前の本線2線が留置線として運用された[10]。この開業に伴い、青山一丁目 - 永田町間で実施されていた変則な単線運転は解消された[9][10]。この引き上げ線は現在も残されており[11]、現行ダイヤでは朝ラッシュ時に渋谷駅方面からの列車の1本が当駅で折り返す。また、夜間にも引き上げ線に留置される車両がある(回送入庫、翌朝の当駅始発の押上行きとなる)。 番線路線行先[12] (出典:東京メトロ:構内図 2018年(平成30年)9月13日に、従来のブザーに代わり発車メロディ(発車サイン音)が導入された[5]。国立劇場の最寄り駅であることにちなみ、1番線では歌舞伎の黒御簾音楽の「てんつつ」、2番線では人形浄瑠璃文楽の「寿式三番叟」をアレンジしたものを使用している[5]。メロディはいずれもスイッチの制作で、編曲は福嶋尚哉が手掛けた[5][13]。日本芸術文化振興会の監修により、和楽器音源とシンセサイザー音をミックスしたメロディが制作されている[5]。 2022年度の1日平均乗降人員は66,059人であり[メトロ 1]、東京メトロ全130駅中50位。 近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。 年度別1日平均乗降・乗車人員[14]年度1日平均
歴史
1982年(昭和57年)12月9日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)半蔵門線が永田町駅から延伸された際の終着駅として開業。
1989年(平成元年)1月26日:半蔵門線が三越前駅まで延伸され、中間駅となる[2]。
2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)民営化に伴い、当駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[3]。
2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる[4]。
2018年(平成27年)9月13日:発車メロディを導入[5]。
駅構造
のりば
1 半蔵門線渋谷・長津田・中央林間方面
2押上〈スカイツリー前〉・久喜・南栗橋方面
平日朝ラッシュ時、田園都市線からの東急5000系の6ドア車両は、当駅までは座席を収納しての運行を行っていた。
番町方面改札(2018年9月)
半蔵門方面改札(2018年9月)
ホーム(2022年9月)
改札内壁画レリーフ(2022年2月)
改札外壁画レリーフ(2022年2月)
発車メロディ
利用状況
乗降人員[15]1日平均
乗車人員[16]出典
1990年(平成02年)33,619[東京都統計 1]
1991年(平成03年)34,333[東京都統計 2]
1992年(平成04年)34,392[東京都統計 3]
1993年(平成05年)32,858[東京都統計 4]
1994年(平成06年)32,608[東京都統計 5]
1995年(平成07年)33,525[東京都統計 6]
1996年(平成08年)34,375[東京都統計 7]
1997年(平成09年)34,753[東京都統計 8]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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