千葉都市モノレール株式会社
Chiba Urban Monorail Co.,Ltd.
千葉都市モノレールの本社
種類株式会社
市場情報非上場
略称千葉モノレール
本社所在地 日本
〒263-0012
千葉県千葉市稲毛区萩台町199番地1
設立1979年(昭和54年)3月20日[1]
業種陸運業・建設業など
法人番号8040001004815
千葉都市モノレール株式会社(ちばとしモノレール、英: Chiba Urban Monorail Co.,Ltd.)は、千葉県千葉市内で2路線のサフェージュ式懸垂式モノレールを運営している軌道事業者。千葉市や千葉県などの出資による第三セクター方式で設立された第三セクター鉄道の一つである。本社は千葉市稲毛区に所在。
通称は「千葉モノレール」で、運行しているモノレールの愛称は「タウンライナー」。マスコットキャラクターは、サルの「モノちゃん」である。ロゴマークは、英文社名の頭文字の「C」と「U」と「M」の3文字を組み合わせたもので、青地に「C」を模った白丸が描かれ、「C」の中の青丸部分に「U」と「M」が描かれている。 千葉みなと駅から県庁前駅を結ぶ1号線と、千葉駅から千城台駅を結ぶ2号線の2路線を持つ。1988年(昭和63年)3月28日に最初の区間である2号線スポーツセンター駅 - 千城台駅間が開業し、1999年(平成11年)3月24日に1号線を含めた全線が開通した。総営業距離15.2kmは懸垂式モノレールとしては世界最長で、2001年(平成13年)にギネス世界記録に認定されている[5][注 1]。 周辺地域人口の伸び悩みや開業の遅れに加え、減価償却費の負担の重さも重なり、開業以来赤字が継続していた。平成6年度以降は債務超過状態に陥っていた[6]。産業活力再生特別措置法に基づく事業再構築計画が2006年(平成18年)4月28日に国土交通省から認定を受け、累積損失の解消と単年度黒字化が図られた。同年5月に99%減資するとともに、千葉県と千葉市が債権者となっている貸付金204億円を現物出資する形で第三者割当増資による新株発行が行われ(債務の株式化、デット・エクイティ・スワップ)、これにより一時的に資本金が205億円となった。さらに同年8月には千葉県出資分100%、千葉市出資分98.2%、民間出資分80%それぞれの減資(計102億円分の減資)と資本準備金5億円の取り崩しを行うとともに、軌道資産の一部(簿価90億円相当)を千葉市に無償譲渡して減価償却費と設備更新費の大幅削減を行った。この譲渡損90億円については資本準備金の取り崩しを行った。これらの施策の結果、同年度決算では最終黒字が1億9600万円、営業係数が96と、開業以来初の黒字を計上した。 合理化策の一環として、現在はモノレール車両の動力車操縦者(運転士)が車両基地における車両検査要員を兼任することで人員削減を図っている[7]。 開業当初より自動券売機専用のプリペイドカードである「モノレールカード」(プレミアム付き)を2009年(平成21年)2月まで発行していた。JR東日本を除く首都圏の公民鉄における磁気カード式のプリペイドカードとしては最後まで運用されたカードであった。パスネットには当初より対応しなかったが、利用者から対応について要望が多数寄せられたため、パスネット協議会に加盟していたこともある(パスネット自体は導入しなかった)。次世代ICカード乗車券の協議機関であるPASMO協議会には設立当初より参加し、準備期間を経て2009年3月14日に運用を開始している。ただし、交通系ICカード全国相互利用サービスの対象外であり、PASMOとSuica以外のIC乗車券は使用できない[8]。 2021年(令和3年)6月25日付で、元千葉市職員の小池浩和が社長に就任した。
概要
沿革
1979年(昭和54年)3月20日 - 会社設立[1]。
1982年(昭和57年)1月29日 - 起工式。
1988年(昭和63年)3月28日 - 2号線 スポーツセンター駅 - 千城台駅間開業[1]。
1990年(平成2年)9月18日 - 累計乗車人数1千万人達成[9]。
1991年(平成3年)6月12日 - 2号線 千葉駅 - スポーツセンター駅間開業[1]。
1994年(平成6年)3月7日 - 累計乗車人数5千万人達成[9]。
1995年(平成7年)8月1日 - 1号線 千葉みなと駅 - 千葉駅間開業[1]。
1997年(平成9年)6月17日 - 累計乗車人数1億人達成[9]。
1999年(平成11年)3月24日 - 1号線 千葉駅 - 県庁前駅間開業[1]。