千葉市美術館
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千葉市美術館
Chiba City Museum of Art

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施設情報
正式名称千葉市美術館 
専門分野美術
収蔵作品数約9,500件(浮世絵約3,000件含む)(2017年時)[1]
館長山梨絵美子
事業主体千葉市
管理運営財団法人千葉市教育振興財団(2006年4月1日より指定管理者[広報 1]
延床面積17,499m2(中央区役所との複合施設)
開館1995年平成7年)11月1日[2]
所在地260-8733
千葉県千葉市中央区中央3-10-8
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度36分32.35秒 東経140度7分28.74秒 / 北緯35.6089861度 東経140.1246500度 / 35.6089861; 140.1246500座標: 北緯35度36分32.35秒 東経140度7分28.74秒 / 北緯35.6089861度 東経140.1246500度 / 35.6089861; 140.1246500
アクセス千葉都市モノレール葭川公園駅下車徒歩約5分
外部リンク ⇒千葉市美術館
プロジェクト:GLAM
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千葉市美術館外観

千葉市美術館(ちばしびじゅつかん)は、千葉県千葉市中央区にある美術館[2]1995年平成7年)11月1日開館[2]。2020年(令和2年)7月11日リニューアルオープン。
概要

1982年(昭和57年)千葉市は「豊かな心と創造性をはぐくむ市民文化都市」づくりを目指し、美術館の設立計画が持ち上がる。

1989年(平成元年)3月に有識者による千葉市美術館構想懇談会が作られ、翌年から千葉市美術品等取得基金により本格的に作品収集を開始、5年の準備期間を経て、1995年(平成7年)に開館した。

1927年昭和2年)に建てられたネオ・ルネサンス様式の旧川崎銀行千葉支店(矢部又吉設計)の建物は、千葉空襲で焼け残った歴史的建造物で[3]、その跡地に総合支所と美術館を併設する構想が浮上したため、保存を求める市民らが約1,500人の署名を提出して保存運動を展開し[4]、これを受けて千葉市が部分保存の検討を含める形で基本設計を委託することになった[5]

そこで、設計者の大谷幸夫[6]、新ビルで旧川崎銀行千葉支店を覆うようにする「さや堂」方式を用いて保存・修復と区役所と美術館の新設を両立する計画とし[7]、1-2階にさや堂ホールとして歴史的建造物を活用して、[6]総工費約 160 億円を投じて建設された[8]

比較的新しい美術館だが、初代館長に辻惟雄が就任し[9]大英博物館との共催で欧米から版画や肉筆画等363点の出品作品を集めた[10]喜多川歌麿展を開館記念展として開催した[11][12]。2代目館長に小林忠[13]、3代目館長に河合正朝日本美術史の専門家を迎え[13]、江戸絵画や現代美術を中心に集中的なテーマをもった特色ある展覧会を積極的に開催している。

2000年(平成12年)度末において美術品は 66 億円(取得原価)、寄託品 1 億円(寄託年度の時価評価) にのぼる[8]

開館以来、中央区役所との複合施設であったが、区役所は2019年(令和元年)5月7日にQiball11階に移転[2][14]。美術館へと用途変更する拡張工事を行い、月替わりの常設(通常)展示室のほか、ワークショップや児童書など計約4,500冊をそろえる図書室[15]、子どもアトリエを新設し2020年(令和2年)7月11日にリニューアルオープンした[16]

新型コロナウィルス感染拡大へ対する新たな取り組みとして、2021年1月22日よりデジタルミュージアム事業を開始した[17]
コレクション

平成元年に定められた作品収集のテーマは、

1:千葉市を中心とした
房総ゆかりの作家・作品

2:日本文化の核を形成する近世以降の美術品

3:現代美術

の3つの柱分けられる。

テーマ1に関連するものとしては、無縁寺心澄の作品が約950点[18]浜口陽三の作品を約50点所蔵。

テーマ2に関しては、公立でしかも後発の美術館としては珍しく浮世絵のコレクションが充実している。これは、浮世絵の祖・菱川師宣が房総出身なことや、浮世絵研究家であった今中宏が収集した渓斎英泉のコレクション300点が美術館設立の契機にもなったことによる[19][20]。現在では版画約1,000点、肉筆浮世絵100点弱を所蔵し、常設(通常)展では毎月内容を変え展示し、企画展でも少なくとも年に1度は浮世絵の展覧会が開かれる。他にもアメリカの文化人類学者ロバート・ラヴィッツが収集した、絵入版本1,000点余(浮世絵師以外も含む)、経営学者ピーター・ドラッカーが収集した室町水墨画と、近世の禅画南画 [21]197点も同館の大きなコレクションといえる。

テーマ3に関連するものとして、サトウ画廊のオーナー・佐藤友太郎から約100作家による400点以上のまとまった作品寄贈を受けており[22][23]、順次展示・紹介がされている。
主な収蔵品
江戸絵画・日本画

石井林響「王者の瑞」二曲一双 麻本着色
1918年[広報 2]

伊藤若冲「乗興舟」 木拓摺画巻 1767年 ラヴィッツコレクション[24][25]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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