「千本桜 feat.初音ミク」
黒うさPの楽曲
リリース2011年9月17日
規格デジタルコンテンツ
ジャンルボーカロイドソング
時間4分4秒
作詞者黒うさP
作曲者黒うさP
その他収録アルバム
アルバム
『jubeat(jubeat saucer)』
カバー
まらしぃ
(ピアニスト)[注 1]
小林幸子[1]
和楽器バンド
内田彩(『CRスーパー海物語 IN 沖縄4 桜バージョン』テーマソング)
阿部真央
Ado
チャート順位
Billboard JAPAN
2015年度年間72位(Hot 100)[2]
2016年度年間55位(Hot 100)[3]
平成カラオケランキング34位(JOYSOUND)
「千本桜 feat.初音ミク」(せんぼんざくらフィーチャリングはつねミク)は、2011年に黒うさPが作詞・作曲・編曲し、ボーカルに音声合成ソフト「初音ミク」を使用してインターネット上で公開した楽曲である。 音楽・音声外部リンク
概要
「千本桜」を演奏形態別に試聴
原曲(初音ミク)
ピアノ独奏
インターネットを中心とするVOCALOID初音ミクの人気ボカロ曲(VOCALOID楽曲)の一つとして知られ、2012年8月に行われた、レコチョクによる「好きなボカロ曲ランキング」調査において、1位を獲得した[4]。
カラオケ曲としても人気があり、2012年度カラオケランキングではVOCALOID史上初となる総合カラオケランキング3位を獲得する。公開後3年たった2014年においても、JOYSOUNDカラオケランキング2位を記録し、配信後常にボカロ曲ナンバーワンの人気を維持している[5]。同楽曲のミュージカル化や小説化も行われ、千本桜のキャラクターのコスプレやライブも数多く開催されており、「歌ってみた」「演奏してみた」等の二次作品制作も盛んに行われている。
歌詞は、明治維新後の西欧文化を取り入れた時代を舞台とし、現代を諷刺する暗喩的な内容である。投稿されたニコニコ動画の映像は、大正浪漫の雰囲気を醸し出しており、カラオケでも同映像が使用されている。
2013年には、トヨタ自動車『アクア』のCMソングとして、「まらしぃ」演奏のピアノ曲が採用された。
2015年4月3日、テレビ朝日「ミュージックステーション」に和楽器バンドが出演、同曲が演奏された。同年9月23日には、同番組の10時間SP「ウルトラFES」で初音ミクが番組史上初のバーチャルシンガーとして同曲を歌唱した。
2015年12月31日には、歌手の小林幸子が第66回NHK紅白歌合戦に特別枠で出演し、同曲を歌唱した[6]。
2016年2月11日にはVOCALOID楽曲で「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」「メルト」に次ぐ通算3曲目のニコニコ動画1000万再生を達成した。
2016年4月29日、30日に開催されたニコニコ超会議2016にて、本曲と歌舞伎義経千本桜がNTTの最新技術をもって融合した独自演目「今昔饗宴千本桜」が披露された。舞台には、歌舞伎役者の中村獅童と初音ミクが登場した。
落語家の三遊亭丈助が2020年の真打昇進[7]に伴い、当曲を出囃子として使用している。
2021年12月29日、コンピレーションアルバム「10周年記念アルバム ALL THAT 千本桜!!!」がリリース[8]された。 ミュージカル『音楽劇 千本桜』にて、加藤和樹(青音海斗)主演・石田晴香(初音未来)で2013年3月に上演され、本作のメインテーマとして同曲が歌われた。ニコニコミュージカルの企画の内のひとつ。公演のDVDは2017年3月に東映ビデオから発売。 同曲をモチーフとして制作された『小説 千本桜』は、2013年春にオリコンの文芸部門1位を記録した。第4巻の発売時点で累計35万部を突破[9]。加筆修正とイラスト描き下ろしを加えた文庫版が『角川ビーンズ文庫』にて刊行。 また、この小説を原作とした石見翔子による漫画版が、『MIKU-Pack music & artworks feat.初音ミク』(KADOKAWAアスキー・メディアワークスBC)第9号より連載されていたが、同誌休刊により『ComicWalker』に移籍し最終回を迎えた。その後、この続編として「千本桜 -大正百年帝都桜京-」が『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)2016年No.21から2017年No.21まで連載された。
関連作品
ミュージカル
コラボレーション
2013年4月5日、長野県上田市開催の「上田城千本桜まつり10周年記念」PRソングとして、長野県×初音ミク「千本桜」のコラボレーションが行われた。
2013年11月27日よりトヨタ・アクアのCMにピアノバージョン(ピアノ演奏:まらしぃ)が採用された。
大江戸温泉物語×千本桜
ジョイポリス×千本桜
ビッグエコー×千本桜(秋葉原)
小説・漫画
一斗まる著/イラスト 『小説 千本桜』全5巻
壱(2013年3月、アスキー・メディアワークス、KADOKAWA)
弐(2013年10月、アスキー・メディアワークス、KADOKAWA)
参(2015年3月、アスキー・メディアワークス、KADOKAWA)
四(2015年9月、アスキー・メディアワークス、KADOKAWA)
伍(2016年7月、アスキー・メディアワークス、KADOKAWA)
一斗まる著/イラスト 『小説 千本桜』<角川ビーンズ文庫>全6巻
壱(2018年1月、KADOKAWA)
弐(2018年4月、KADOKAWA)
参(2018年8月、KADOKAWA)
四(2018年9月、KADOKAWA)
伍(2019年1月、KADOKAWA)
六(2019年4月、KADOKAWA)
石見翔子作画 『千本桜』<電撃コミックスNEXT>全2巻
(2016年3月、アスキー・メディアワークス、KADOKAWA)
(2016年8月、アスキー・メディアワークス、KADOKAWA)
石見翔子作画『千本桜 -大正百年帝都桜京-』<ヤングガンガンコミックス>全2巻
(2017年9月、アスキー・メディアワークス、KADOKAWA)
(2017年11月、アスキー・メディアワークス、KADOKAWA)
ゲーム
『太鼓の達人』(バンダイナムコエンターテインメント)、『maimai』『CHUNITHM』『オンゲキ』(セガ)、『jubeat plus』および『MUSECA 1+1/2』(コナミデジタルエンタテインメント)、『グルーヴコースター』(タイトー)の楽曲として使用されている。