千代田区立麹町中学校
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度40分47.6秒 東経139度44分19.5秒 / 北緯35.679889度 東経139.738750度 / 35.679889; 139.738750
千代田区立麹町中学校(ちよだくりつこうじまちちゅうがっこう)は、東京都千代田区平河町に所在する区立中学校。
概要旧校舎(2006年9月23日撮影)
?町地域唯一の公立中学校。「麹町中学校内申書事件」や『積木くずし』の舞台として知られる。通称は麹中(こうちゅう)。
麹町中学校は、六三制の新制中学校として昭和22年4月に設立され、旧・永田町小学校(現千代田区立麹町小学校)3階7教室にて発足した[1]。後に本校舎が建てられるが、その校地は「安田財閥の祖」安田善次郎の私有地を「庭に植えてあるソテツの木を枯らさない」との条件に寄贈を受けたものであり、現在までそのソテツは学校のシンボルとされている。初代校長には、理学博士有元石太郎が就任した。
1950?60年代、東京大学合格者数の全国一位は都立日比谷高等学校であった。その日比谷高校に多数の合格者を輩出してきたことから名門中学校としてしばしば名前が挙げられた。当時「千代田区立番町小学校→千代田区立麹町中学校→都立日比谷高校→東京大学(番町→麹町→日比谷→東大)」がエリートコースとされた[2]。そのため、以前から麹町中学校は多くの越境通学者を抱えており、また番町小学校・麹町小学校の2校が学区指定の進学先とすることから、これらへの越境者も言をまたない[3]。従って一般的な公立中学とは異なり経済的に恵まれた多種多様な生徒が集まる傾向が強い。
しかし、校舎建て替え後の2014年に工藤勇一(現横浜創英中学校・高等学校校長)が学校長に就任すると、子どもの自律を重視した教育改革に取り組み、宿題廃止、定期テスト廃止、固定担任制廃止、校則の自由化など、従来「当たり前」とされてきたことを次々と覆した[4]。生徒が主体者として学校運営に関わっていく教育方針と自由な校風への理解が深まったことにより、区内小学校から就学する児童が急増し2020年(令和2年度)から越境入学の受け入れを完全に中止している[5][出典無効]。
交通
東京地下鉄 有楽町線・半蔵門線・南北線 永田町駅徒歩5分
東京地下鉄 銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅徒歩10分
都営バス 橋63 平河二丁目(都市センター前)徒歩1分
周辺
千代田放送会館
都道府県会館
砂防会館
著名な出身者
あ行
石原邦夫(元東京海上ホールディングス会長)
伊秩弘将(作詞家)
稲葉ゆきえ(料理研究家)
井上一(宇宙航空研究開発機構名誉教授)
植村峻(元大蔵省官吏)
エムナマエ(作家)
岡田隆彦(元慶應義塾大学教授)
大泉康雄(元女性セブン編集長)
太田述正(評論家)
小和田哲男(静岡大学名誉教授)
か行
加藤紘一(元内閣官房長官、元自由民主党幹事長)
草刈隆郎(元日本郵船会長)
角野卓造(俳優)
川戸惠子(TBSアナウンサー)
川野一宇(元NHKアナウンサー)
亀渕昭信(元ニッポン放送社長)
唐木英明(東京大学名誉教授)
神津信一(東京税理士会会長)
貫地谷しほり(女優)
岸田森(劇作家)
岸田文雄(内閣総理大臣、元外務大臣、元自由民主党政調会長)
北山禎介(元三井住友フィナンシャルグループ社長)
小西政継(登山家)
小森まなみ(声優)
後藤茂之(経済再生担当大臣、元厚生労働大臣)
さ行
斉藤斗志二(元防衛庁長官)
佐宗邦皇(著述家)
薩谷和夫(美術監督)
里見治紀(セガサミーホールディングス社長)
澤雄二(元農林水産大臣政務官)