十津川警部シリーズ_(渡瀬恒彦)
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西村京太郎サスペンス
十津川警部シリーズ
ジャンル
刑事ドラマ
原作西村京太郎
脚本山田耕大(第54作)
監督松本健(第54作)
出演者渡瀬恒彦
伊東四朗
製作
プロデューサー森下和清
制作TBS

放送
音声形式ステレオ放送(第4作 - 54作)
放送国・地域 日本

第1作 - 第21作
(月曜ドラマスペシャル)
放送期間1992年4月13日 - 2001年1月8日
放送時間月曜 21:00 - 22:54
放送枠月曜ドラマスペシャル
放送分114分
回数21

第22作 - 第36作
(月曜ミステリー劇場)
放送期間2001年4月2日 - 2006年1月9日
放送時間月曜 21:00 - 22:54
放送枠月曜ミステリー劇場
放送分114分
回数15

第37作 - 第54作
(月曜ゴールデン)
放送期間2006年10月2日 - 2015年4月13日
放送時間月曜 21:00 - 22:54
放送枠月曜ゴールデン
放送分114分
回数18
月曜ゴールデン
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『西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ』(にしむらきょうたろうサスペンス とつがわけいぶシリーズ)は、1992年から2015年までTBS系で放送された刑事ドラマシリーズ。全54回。主演は渡瀬恒彦

放送枠は、2001年の第21作まで「月曜ドラマスペシャル」で、2001年の第22作から2006年の第36作まで「月曜ミステリー劇場」、2006年の第37作から2015年の第54作は「月曜ゴールデン」。

原作は西村京太郎の推理小説シリーズ『十津川警部シリーズ』。
概要

制作当初は、まず3作品を放映する予定となっていたが[1]、以後、第1作放映から毎年新作を放映(2回の時間枠名の変更を挟んで)、2015年まで続いた全54作品の人気シリーズである。

同じ原作シリーズのドラマ化としては、テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で、1979年に開始された『西村京太郎トラベルミステリー』シリーズがあり、同シリーズが順調に新作を放映する一方、他局2時間ドラマ枠で『十津川警部シリーズ』がドラマ化・シリーズ化されても、放送枠自体が長続きせずに消えてしまう例が続いていたが[注釈 1]、この渡瀬主演版は原作の設定年齢に比較的近い配役だったことなどから好評を博し、「トラベルミステリー」シリーズに匹敵する第2の長期シリーズとして定着した。シリーズ開始以来、1995年・2003年はそれぞれ年間4作を放映するなど、年平均2作強というハイペースで新作を放映し続け、撮影・放映のペースにおいては「トラベルミステリー」シリーズを上回っていた。

渡瀬は2005年のシリーズ第35作「金沢加賀殺意の旅」で、日本で一番多く十津川警部を演じている俳優となり、第54作まで主演、記録を更新し続けた(渡瀬の新記録樹立前の記録保持者は「トラベルミステリー」シリーズで20年間・34作で、十津川警部を演じ続けてきた三橋達也)。

また、本シリーズの渡瀬恒彦と伊東四朗亀井刑事役)によるコンビは同一俳優コンビによる共演最多回数の記録を更新した[2]

本シリーズと同じドラマ枠で放映された山村美紗原作の『名探偵キャサリン』シリーズとは接点があり、十津川警部シリーズ第14作「海を渡った愛と殺意」(1997年)には希麻倫子(演:かたせ梨乃[注釈 2]と狩矢警部(演:西岡徳馬)が出演する(この作品放映にあたっては、西村が放映のために原作を準備している)一方、名探偵キャサリンシリーズ第15作「名探偵キャサリンvs十津川警部 京友禅の謎?華の密室殺人事件?」(2006年)には十津川省三(演:渡瀬恒彦)が出演している。このため、渡瀬が十津川を演じた作品の総合計は55作品となる(ただし「京友禅の謎」はあくまで山村作品であり、渡瀬が招かれたものの西村は関与しておらず、亀井刑事も登場しないため、TBS版「十津川警部シリーズ」では番外編としても扱われていない)。

2017年1月からは、内藤剛志(十津川警部)と石丸謙二郎(亀井刑事)の新コンビに交代して、新たな『十津川警部シリーズ』(第2作までは『新・十津川警部シリーズ』)が開始された。新シリーズでは、制作会社もテレパックからオスカープロモーションに変わっている(プロデューサー森下和清の移籍に伴う)。TBSはシリーズ衣替えの理由として、2016年4月から時間枠名が「月曜名作劇場」に変更されたことに伴うものと説明している。なお、新シリーズ開始から約3か月後の同年3月14日に渡瀬が死去し、それに伴う追悼企画として、同年3月27日に第42作「九州ひなの国殺人ルート」が再放送され[3][注釈 3]、冒頭では内藤による予定変更の告知とお悔やみの言葉が放送された。
キャスト詳細はそれぞれの役名を、他の登場人物は「渡瀬恒彦の十津川警部シリーズの登場人物」を参照
警視庁捜査一課 十津川班
十津川省三
演 - 渡瀬恒彦警視庁捜査一課係長。階級は警部。
西本功
演 - 西守正樹(第3作)、滝川晋平(第5作)、若山騎一郎(第6作)、堤大二郎(第8作・第10作 - 第13作・第15作 - 第19作・第21作 - 第40作・第42作・第44作・第46作・第47作・第49作・第50作・第52作 - 第54作)警視庁捜査一課の刑事。
安原美知子
演 - 山村紅葉(第4作・第9作・第13作 - 第14作・第17作 - 第19作・第21作 - 第53作)、越智静香(第8作)警視庁捜査一課の刑事。
小西淳平
演 - 中西良太(第20作 - 第54作)警視庁捜査一課の刑事。
村川留美(久恵)
演 - 古川りか[注釈 4](第22作 - 第46作・第48作 - 第54作)警視庁捜査一課の刑事。第22作は「村川久恵」の名前で登場。
山下智志
演 - 山田アキラ(第20作 - 第54作)警視庁捜査一課の刑事。
小林雅人
演 - 内山翔人(第42作 - 第54作)警視庁捜査一課の刑事。
清水滋
演 - あかつ(第51作 - 第54作)警視庁捜査一課の刑事。
亀井定雄[注釈 5][注釈 6]
演 - 伊東四朗警視庁捜査一課主任。階級は警部補。
警察関係者
本多時孝[注釈 7]
演 - 小沢象(第2作)、小野ヤスシ(第6作・第8作・第11作 - 第36作・第38作 - 第40作・第45作 - 第46作)、勝部演之(第9作 - 第10作)、中原丈雄(第50作・第53作)警視庁捜査一課長。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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