北藤岡駅
駅出入口と改札口(2022年1月)
きたふじおか
Kita-Fujioka
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北藤岡駅(きたふじおかえき)は、群馬県藤岡市立石(たついし)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)八高線の駅である[1]。 簡単な待合室があるだけの駅で、駅舎は無い[1]。高崎統括センター(高崎駅)管理の無人駅。簡易Suica改札機が設置されている。2019年7月に簡易自動券売機が乗車駅証明書発行機に交換され、当駅での乗車券購入が不可能となった。無人駅のためいたずらが多く、監視カメラが設置されるようになった。 高崎線との合流地点にあるが、高崎線側にはホームは無く、八高線側のみ設置されている[1]。八高線の線路(単線)は、ホームの先で、すぐに高崎線下り線に合流する。その先には高崎線上り線から下り線への渡り線があるが、待避線を兼ねており、有効長は八高線列車(2 - 3両)に比べて非常に長く、また電化されている。 元々ここには、高崎線と八高線を分ける施設上の分岐点である小野信号場が設置されていた。小野信号場は当初は高崎線所属で、1952年以前のいずれかの時期に八高線所属に変更され、1961年八高線に当駅が開設されると同時に、駅構内に編入された。 高崎線側に客扱い設備は無いものの、信号扱いがあるため、高崎線列車の乗務員用運転時刻表にも括弧書きで当駅が記載されている。新町駅からの距離は、2.5 kmである。但し高崎線の駅とは扱われないため、当駅 - 倉賀野駅間は八高線の地方交通線運賃が適用される他、八高線当駅以南と高崎線新町駅以南を乗継ぐ場合でも、運賃計算上は倉賀野駅経由扱いとなり、7.2 km分折返し乗車することとなる。 定期ダイヤでは当駅折返し設定は無いが、2019年の令和元年東日本台風に伴う一部区間不通の際には、高崎駅 - 当駅間で折返し運転を行っていた。 「群馬県統計年鑑」によると、2000年度(平成12年度) - 2013年度(平成25年度)の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。なお、2014年度(平成26年度)以降の統計は非公表。 乗車人員推移 駅周辺は閑散としている。藤岡市北部の住宅地にあり、無人駅にしては比較的利用客が多い。2006年8月に、以前は吹きさらしだった自転車置き場が整備され、屋根が設置された。さらに周辺は再開発され、ロータリーがある。 地元では、高崎線側にも北藤岡駅ホームを設置し、高崎線列車の停車・乗降を可能とすることが長年要望されている。しかし、採算面と藤岡市の財政難のため実現の見込みは立っていない[6]。藤岡市は1973年(昭和48年)に「高崎線北藤岡駅設置促進期成同盟会」を設置し、群馬県、当時の国鉄、JR東日本に要望を行って来た[7]。しかし、JR側より出された新たな乗降者数3,500人、駅舎建設費用の負担等の諸条件を満たすことが難しく、高崎線北藤岡駅設置促進期成同盟会も2006年(平成18年)に解散した[7]。高崎線北藤岡駅設置促進期成同盟会解散後も藤岡市は「新駅設置の諸条件を満たすことは非常に厳しい状況」と言う見解を出している[7]。
歴史
1931年(昭和6年)7月1日:鉄道省八高北線(現・八高線)倉賀野 - 児玉間開業時に、高崎線との分岐点に小野信号場が新設[1]。
1961年(昭和36年)2月21日:国鉄の駅として開設[1][2]。旅客営業のみ。小野信号場を併合[3]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
2002年(平成14年)2月8日:ICカードSuica供用開始[4][5]。
駅構造
待合室(2022年1月)
ホーム(2017年6月)
写真右端に高崎線の線路が見える。
利用状況
年度1日平均
乗車人員出典
2000年(平成12年)228[利用客数 1]
2001年(平成13年)209[利用客数 2]
2002年(平成14年)208[利用客数 3]
2003年(平成15年)232[利用客数 4]
2004年(平成16年)271[利用客数 5]
2005年(平成17年)290[利用客数 6]
2006年(平成18年)312[利用客数 7]
2007年(平成19年)324[利用客数 8]
2008年(平成20年)323[利用客数 9]
2009年(平成21年)333[利用客数 10]
2010年(平成22年)323[利用客数 11]
2011年(平成23年)315[利用客数 12]
2012年(平成24年)332[利用客数 13]
2013年(平成25年)343[利用客数 14]
駅周辺
藤岡森郵便局
JA多野藤岡小野支店
チノー株式会社事業部
マックス藤岡工場
ぐんまみらい信用組合 藤岡研修センター
コープデリ藤岡センター
ワークマン藤岡立石店
横浜家系ラーメン翔屋 藤岡店
上州濃厚激辛うどん麺蔵
柏光レンタカー
山田うどん新町店
藤岡市めぐるん「北藤岡駅」停留所
整備・再開発前の駅入口(2006年4月)
駅前広場(2013年11月)
高崎線新駅設置構想
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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