北海道弁
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この項目では、日本語の北海道方言について説明しています。アイヌ語の北海道方言については「北海道アイヌ語」をご覧ください。
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出典検索?: "北海道方言" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2022年10月)

北海道方言(ほっかいどうほうげん)は、北海道における日本語の方言のこと。北海道弁(ほっかいどうべん)とも言う。東北方言を基盤とし、東日本方言に属するが、近畿方言など西日本方言の影響も見受けられる。内陸の都市部を中心に大部分では共通語首都圏方言)にやや近い比較的均質な方言が話されるが、イントネーションの違い、方言がわりと多いため標準語、共通語を基調としているものの共通語と違う部分はある。北海道方言にも地域的・世代的な違いがあり、海岸部及び道南の方言は特に北奥羽方言的な特徴が濃い。なお函館、函館近郊は青森県が近いため、北海道弁、津軽弁が混じった函館弁があり、イントネーションも青森寄りであり他の道内の地域と比べ同じ道内であっても函館、函館近郊のみ特殊である。
概要・区分

歴史的背景から北海道方言は大きく、渡島半島の長万部町から南と北海道沿岸部各地の海岸部方言とそれ以外の内陸部方言に分かれる。海岸部方言の中でも漁村で話される言葉は浜言葉と呼ばれる。共通語に近い内陸部方言に対して、海岸部方言、とりわけ浜言葉は北海道の内陸部出身者にとっても聞き取りにくい方言で、若年層の中にはほとんど理解できない者もいる。また北海道自体が広いため、海岸部方言でも釧路瀬棚寿都の違いや内陸部方言の札幌旭川富良野などでも地域や人によって異なっている。海の方に行くにつれ、共通語との違いが大きくなっていき、札幌などの道央付近は方言が弱く標準語に近い。そのため内陸部に浜言葉は理解されがたい。

蝦夷地(北州)への和人の進出は古く飛鳥時代阿倍比羅夫蝦夷征討・粛慎討伐の頃まで遡り、平安時代末期頃になると上ノ国町江差など東北地方から渡島半島南部に和人が定住していたとの記録がみられ、鎌倉時代室町時代蝦夷沙汰職・蝦夷管領の時代を経て、江戸時代までには渡島半島南部の殆どは和人地化、蝦夷地沿岸部各地に和人の居住が広がっていた。そうした和人の定着が早かった地域では、東北方言(特に北奥羽方言)的な色彩が濃い海岸部方言(浜言葉)が成立した。北前船北陸地方上方と結ばれた歴史も持つため、語彙には北陸方言や近畿方言の影響もある。

明治以降、入植のために日本各地から人々が北海道に集まった。内陸部では各地の方言が入り混じるなか、互いに通じ合う言葉が求められ、東北地方や北陸地方の方言を基盤としながら(入植者全体の4割が東北地方出身者、次いで2割が北陸地方出身者)、共通語に近い内陸部方言が形成された。内陸部の住民の多くは、自分達の言葉は標準語的であると考え、特に古くから市街地があった札幌市の山の手側で話される言葉は、東京と同じか東京以上に標準語的だと考えている[1]。しかし実際には、細部において独特の語彙や語尾、文法が存在し、アクセントイントネーションにも独特のものが存在する(#アクセント参照)。

現在の、特に北海道内陸部においては、学校教育やテレビなどのマスメディアの影響、東京など北海道外からのUターンIターン者の増加から、都市部を中心に共通語(首都圏方言)化が進み、北海道方言独特の表現やアクセントが消えつつある。特に1970年代以降に生まれた若い世代では、方言の語彙を知らない、もしくは知っていても使わない人が増えており、「北海道式アクセント」に違和感を抱く人もいる。局地的な団体入植のあった地域では、入植者の持ち込んだ方言が色濃く受け継がれてきたが、3世以降では入植者の出身地に由来する方言の違いはほとんど目立たなくなっている。

北海道方言の色彩が今なお強い浜言葉の地域でも、世代を下るにつれて共通語に近くなってきている。一方で2018年には平昌オリンピックカーリング女子日本代表として出場したロコ・ソラーレの選手たち(全員、浜言葉が多用される北見市出身)が、試合中に「そだねー」、「押ささる」、「○○かい?」などの北海道方言を多用して戦術を話し合っていたことが話題になった[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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