北海道の市町村章一覧
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北海道の市町村章一覧(ほっかいどうのしちょうそんしょういちらん)は、北海道内の市町村に制定されている、あるいは制定されていた市町村章の一覧である。なお、一覧の順序は全国地方公共団体コード順による。廃止された市町村章は廃止日から順に掲載している。
概要

北海道は元々、アイヌ民族が居住していた土地であった。平安時代から地理的に近い東北地方がある本州を中心にし、その次に四国九州と続き、日本全国から移り住んだ人々によって居住が始まった。それから、移住してきた人々によって江戸時代松前藩が成立した[1]。さらに廃藩置県後の明治時代も本州からの移住者が石狩地方を中心にして移り住み、その次に本州に近い後志・渡島地方、他には道内の東側にある北見・胆振・十勝地方を中心に移り住んだ[2][3]。その時に警備と開拓にあたった兵士とその部隊である屯田兵が誕生し、紋別郡上湧別町(現:湧別町[4] などにはこの兵士を基にした町章が制定されている。更には移り住んだ事情により、瀬棚郡瀬棚町(現:久遠郡せたな町)には「開拓した人たちの精神」を目標とした「開拓者精神」を掲げた紋章が制定されている[5]。そのことから移住してきた人たちの名残として樺戸郡新十津川町の町章は奈良県吉野郡十津川村の町章と同一である[6]

他には釧路市などの紋章に使用されている北極星北斗七星などの北海道を想像して[要曖昧さ回避]を基にした紋章を制定している自治体がある。更には北海道の方角である北見市[7]・紋別郡湧別町の初代の町章[8] などの紋章に使用されている方角である「」へと向ける方向を基にした紋章がある。

全国有数の豪雪地帯であるので虻田郡倶知安町の初代の町章[9] など結晶を基にした紋章を使用している自治体がある。


北斗七星
(この星を基にしてそれぞれの自治体の紋章が作られた)北極星
(この星を基にしてそれぞれの自治体の紋章が作られた)開拓団の旗
(この旗を基にしてそれぞれの自治体の紋章が作られた)

市部

市市章由来制定日備考
札幌市外側の六角形は結晶を象徴し、内側の円形模様は「札」を表し、「ロ」で札を囲い、さらにはその中に北斗星の「ホ」を象ったもの[10][11][12][13]1911年8月[10][12][13]市旗は一部別デザインである
札幌区章をして制定していたものを市制施行後に継承される
函館市函館港の別名である「巴の港」を表したもの[14][15][16][17]1935年7月13日[15][16][17]市旗は一部別デザインである[17][18]
小樽市を象徴した六つの花の中に「小」を図案化したもの[19][20][21]1922年8月28日[21][22]1901年9月10日に制定した小樽区章を1922年8月1日の市制後も引き継いでいる[20]
旭川市北斗星北海道の中心部を表し、赤色の日章旗を中心に配したもの[10][23] [24][25]1911年6月29日[10][24][25]区章をして制定していたものを1922年8月1日の市制施行後も引き継いでいる
室蘭市六つの「ロ」で円筒を作って「ムロ」とし、ランの花の周りを囲っている[26][27] [28][29]1936年4月13日[27][28]2代目の市章である


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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