北浜 NEXU BUILD(きたはまネクスビルディング)は、大阪府大阪市中央区北浜東にある超高層ビルである。旧名称、大阪大林ビルディング。 天神橋南詰の大阪市東区京橋3丁目(当時の町名。現在の中央区北浜東4番)に、1971年(昭和46年)1月23日に大林組80周年事業として着工。2年の工期ののち、1973年(昭和48年)1月25日に大阪大林ビルディングが完成した。高さは120mで、西日本初の超高層ビルであった[1]。大林組大阪本店として使用してきたが、2013年(平成25年)5月に中之島のダイビル本館に移転[3]。2014年(平成26年)1月には、建物名称が北浜 NEXU BUILDに変更された[4]。 黒い外観が特徴で、シカゴのシアーズ・タワーに似ていると建設当初から話題になった。関西で初めてとなるダブルデッキエレベーターも採用された。各フロアはエレベーターホールを挟んで南北対称の配置となっている。設計は、大林組の若手設計士藤縄正俊が中心となって行われた[14]。藤縄は、のちに同社の常務取締役に就任している[15]。竣工当初は大阪で最も高いビルであったが、竣工翌月の1973年2月19日には高さ125mの大阪国際ビルディングが竣工しており、その期間はわずかであった[16]。1974年には、日本建設業連合会主催の第15回BCS賞を受賞した[17]。
歴史
所有
当初、土地は大林組、建物は大林不動産(現在の大林新星和不動産)が所有していた[5]。
2006年(平成18年)6月に三菱UFJ信託銀行へ信託され、信託受益権をエートス・キャピタル
2016年(平成28年)3月には、ケネディクスが組成したSPC「北浜特定目的会社」(同年9月に「北浜東銀河特定目的会社」に商号変更)に譲渡された[5][9]。
2018年(平成30年)10月にはCBREグローバルインベスターズが組成するSPC「Rooster特定目的会社」に譲渡され、信託が解除された[5][10][11]。
2022年(令和4年)11月には三井住友信託銀行に信託され、信託受益権が「東京オフィスEast2合同会社[12]」に譲渡された[5][13]。
建築