きたむら りゅうへい
北村 龍平
本名北村 龍平
生年月日 (1969-05-30) 1969年5月30日(54歳)
出生地 日本 大阪府
身長185
血液型O型
職業映画監督
ジャンル映画・テレビドラマ
活動期間1996年 -
公式サイト ⇒北村龍平オフィシャルサイト
主な作品
映画
『VERSUS -ヴァーサス-』
『あずみ』
『ゴジラ FINAL WARS』
『ルパン三世』ドラマ
『スカイハイ』
受賞
新藤兼人賞 銀賞
2001年『VERSUS -ヴァーサス-』
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北村 龍平(きたむら りゅうへい[1]、1969年[1]〈昭和44年〉5月30日[2] - )は、DGA(全米映画TV監督組合)に所属する日本人映画監督、映像作家、脚本家、プロデューサー。大阪府生まれ。血液型O型。カリフォルニア在住[3]。 大阪府[1]豊中市出身。幼少期は日本各地を転々として過ごす。高校を中退し、17歳でオーストラリアのシドニーへ渡り、School of Visual Arts Australia映画科に入学。卒業制作の短編映画『EXIT -イグジット-』が高い評価を受け[1]、年間最優秀監督賞を受賞[4][5]。 帰国後、高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)を受験し高卒認定を取得。肉体労働から政治家秘書までさまざまな仕事を経験して世界を巡り、バンド活動など[6]をしながら自主映画を制作[7]。 1996年、6人の仲間で自主制作したアクション・ホラー映画『ダウン・トゥ・ヘル』を持ち、東京で売り込みを開始。翌年、第1回インディーズムービー・フェスティバル入選作30作品に選ばれ[8][1]、全国のTSUTAYAでレンタルビデオ化され、第1回初代グランプリを受賞[9]。 1999年、渡部篤郎主演・プロデュース、鈴木一真、泉谷しげる出演で自主制作したフィルムノワール『ヒート・アフター・ダーク』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭での上映を経て日活配給で劇場公開され、商業監督としてデビューする。公開前にいち早くこの作品を観た出版・映像プロデューサー高橋信之がその才能に惚れ込み、自社であるスタジオ・ハード内に「北村龍平部門」を作ろうと声をかけ、北村龍平と長年の映像製作の仲間であった進啓士郎の二人でナパーム・フィルムズを設立し、初の長編映画となる『VERSUS』の製作に着手。自主制作体制だったため、度重なる資金難と撮影中断を繰り返しながらも納得いくまで撮影を続け、完成まで1年近くを要した[10]。 2001年、フランスのジェラルメ国際ファンタスティック映画祭にて『VERSUS』のワールドプレミア上映が行われた。吹雪の中、深夜0時からの上映にもかかわらず劇場には長蛇の列ができ、上映中から喝采が巻き起こり、当時最大手だった映画レビューサイトAin’t It Cool Newsに絶賛のレビューが出ると噂は瞬く間に世界に広がり、数週間後、アメリカの映画会社ミラマックスから連絡があり、次回作の企画を優先的に見ることができる「ファーストルック契約」を結ぶ。無名の監督が自主映画をきっかけにハリウッドと契約したという噂が日本映画界に広がり、初めて自主制作体制ではなく出資を受けて、橋ツトム原作漫画『ALIVE』の実写映画化に着手。橋はそれまで自作の映画化の話が何度も頓挫していたこともあり、映画関係者に不信感を持っていたが、『VERSUS』を観てそのストーリーテリングや世界観を高く評価し、北村と会い意気投合し、映画化を許諾した[11]。 映画プロデューサー河合真也も北村の才能を早くから認めていた1人で、自身が進めていた7人の監督による短編オムニバス『Jam Films』に北村を抜擢。北村は『the messenger - 弔いは夜の果てで -』で参加した[12]。 『VERSUS』は北米プレミアとなったトロント国際映画祭を始めとして世界中の映画祭に招待され、ローマ国際ファンタスティック映画祭では最優秀監督賞を受賞。日本でも日本インディペンデント映画祭で優秀監督賞[13]を、新藤兼人賞で銀賞を受賞した[14]。 2002年、二度目の参加となったゆうばり国際ファンタスティック映画祭で『VERSUS』が上映され千葉真一賞・ファンタランド女王賞を受賞[15]。ゲストとして来ていたプロデューサーの山本又一朗が作品、そして北村自身に感銘を受けて自分が進めていた小山ゆう原作漫画の映画化『あずみ』の監督を打診[16]。小山ゆう作品の大ファンであった北村が快諾。山本と北村で脚本を作るのは難航したが、並行して大規模なオーディションも行われた。『あずみ』の準備が進む中、ドイツの映画祭で出会い、お互いの作品のファンでもあった堤幸彦監督から「ワンシチュエーションで2人が戦う作品を競作しよう」と持ちかけられ、大沢たかお・加藤雅也主演による時代劇『荒神』を9日間で撮影[17]。堤による小池栄子・野波麻帆主演『2LDK』と二本立てプロジェクト『DUEL』として完成する[18]。『VERSUS』、『ALIVE』を試写で観たゲーム・クリエイター小島秀夫からの依頼で世界的大ヒットゲーム『メタルギアソリッド』第1作のゲームキューブ版リメイクである『METAL GEAR SOLID THE TWIN SNAKES』のモーションキャプチャシーンの演出を任され、トータルで4時間に渡るムービーシーンを演出[19]。 2003年1月、テレビ朝日系列で橋ツトム原作、釈由美子主演『スカイハイ』が放送され[20]、深夜枠にもかかわらず高視聴率を記録する。この企画は『あずみ』の撮影準備中に連載が始まった1話目を読んだ北村が河合真也プロデューサーに企画を持ち込み実現。
経歴・人物