北旭川駅
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北旭川駅
北旭川駅(2010年4月)
きたあさひかわ
Kita-Asahikawa

◄A30 新旭川 (2.9km) (2.7km) 永山 W31►
所在地北海道旭川市流通団地1条5丁目北緯43度48分0秒
東経142度24分40秒
所属事業者日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線宗谷本線
キロ程6.6km(旭川起点)
電報略号キワ
駅構造地上駅
ホームなし
開業年月日1968年昭和43年)10月1日
備考貨物専用駅
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北旭川駅(きたあさひかわえき)は、北海道旭川市流通団地1条5丁目に所在する日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である[1]宗谷本線所属。目次

1 歴史

2 駅構造

3 取扱う貨物の種別

4 貨物列車・トラック便

5 利用状況

6 駅周辺

7 隣の駅

7.1 かつて存在した路線


8 脚注

8.1 脚注

8.2 出典


9 関連項目

歴史 1977年の北旭川駅と周囲約1.5km×1kmの範囲。右上が名寄方面。左にコンテナホーム、南東側には大きな操車場があり、旭川運転所の建物はまだ無い。この駅ができるまではここは田園地帯であった。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

1968年昭和43年)10月1日日本国有鉄道の駅(貨物駅)として開業[2]

1971年(昭和46年)10月1日:農産品ターミナル(倉庫及び側線)設置[3]

1974年(昭和49年)10月1日:小荷物取扱を開始(一般駅となる)[2]

1980年(昭和55年)10月1日:東旭川駅までの石北本線貨物支線が開業[注 1]

1984年(昭和59年)2月1日:小荷物取扱を廃止(貨物駅に戻る)[2]

1986年(昭和61年)11月1日:東旭川駅までの貨物支線が休止。北見コンテナセンターとの間でトラック便運行開始。

1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により日本貨物鉄道の駅となる[2]。東旭川駅までの貨物支線が正式に廃止。

1996年平成8年)9月1日名寄駅との間でトラック便運行開始。

2003年(平成15年)9月1日:旭川運転所が駅東側に移転[4]

2012年(平成24年)5月28日:この日をもって本輪西駅からの石油輸送列車が廃止される。

駅構造 専用線の入換作業で使用される機関車

宗谷本線は、ほぼ南西から北東へ向かって通っている。それに接して、南西方向から順にコンテナホーム、着発線、仕分線、日本オイルターミナル旭川営業所が並んでいる。

地上駅で、3面6線のコンテナホームを有する。最も北側の1面2線のみ上屋付の貨物ホームとなっている。その他に、荷役線が接続する仕分け線が6本、単線の本線に接する着発線が5本ある。着発線の出発信号機は旭川方面に5か所、名寄方面に3か所設置されている。名寄方面は貨物列車の運行は行っていないものの、名寄方面側着発線の信号機機能は完全停止がまったく無く、線路・分岐器も含め設備は撤去せずそのまま残されている。そのため名寄方にある場内信号機も通過線・貨物駅発着線進入部分とも通常に動作している。構内の入換作業は、本線での牽引作業も行うJR貨物DF200形ディーゼル機関車が担当している。

仕分け線からは、日本オイルターミナル旭川営業所の専用線も分岐している。石油積卸線が1本あり、タンク車用の荷役設備が設置されている。この専用線の入換作業は旭川通運が所有するディーゼル機関車が行う。

貨物ホームに接して、2階建ての駅舎がある。中には、営業窓口であるJR貨物旭川営業支店や、乗務員基地である札幌機関区旭川派出が入っている。またJR貨物グループの北海道農産品ターミナル旭川営業所(倉庫)も構内にある。

コンテナホームの本線を挟んだ向かい側には、北海道旅客鉄道(JR北海道)の旭川運転所がある。旭川運転所への線路は複線電化されており、着発線の南方(新旭川駅側)で単線非電化の本線から分岐している[注 2]。この分岐点以南の宗谷本線は、運転所への線路と同様に複線で電化されている。また、当駅の着発線(通過線にあたる6番線)で乗務員の交代を行うため、一部の旅客列車も当駅に停車する[注 3][注 4]。この運転所がある場所はかつて、操車場が広がっていた(通過線の線路付け替えは操車場廃止以降の1990年に完了している)。

JR貨物の貨物駅としては名寄駅が最北端となるが、貨物列車の運行としては当駅が最北端となる(かつては名寄駅まで貨物列車が運行されていたが、合理化により名寄駅はオフレールステーションに格下げ。当駅との間は並行する国道40号経由のトラック輸送に切り替え)。

なお旭川駅高架化に伴い2003年(平成15年)9月1日から旭川運転所が(宗谷本線上下線を挟んだ)当駅の南東隣に移転した[4]。そのため、宗谷本線は旭川駅から旭川運転所分岐点までの間が複線交流電化された(旭川運転所分岐点以北は単線非電化)。但し営業列車・貨物列車は従前通り全てディーゼル車(気動車ディーゼル機関車)となっている。
取扱う貨物の種別

北旭川駅は、コンテナ貨物専用線発着車扱貨物の取扱駅である。

コンテナ貨物は、JR規格の12ft・20ft・30ftコンテナや、ISO規格の20ft・40ft海上コンテナを取り扱っている。主な取扱品は、発送貨物ではタマネギなどの野菜砂糖乳製品など、到着貨物では宅配便などの積合せ貨物や液化天然ガス (LNG) などである。LNGは旭川ガス向け(都市ガス用)で、タンクコンテナ苫小牧貨物駅から輸送される。また、産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ており、それらが入ったコンテナの取扱も可能である。

2012年(平成24年)までは車扱貨物として、日本オイルターミナル旭川営業所を発着する、ガソリンなどの石油類を取り扱っていた。これらは本輪西駅JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所)から輸送された。
貨物列車・トラック便


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