北斗の拳2_乱世覇王伝_天覇の章
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『北斗の拳2 乱世覇王伝 天覇の章』(ほくとのけん2 らんせはおうでん てんはのしょう)は、2007年サミーから発売された5号機パチスロ機。保通協における型式名は「北斗の拳2G」。販売台数は2007年9月末現在で約116,000台[1]

2008年3月に発売された、マイナーチェンジ版である『北斗の拳2 Next zone 闘』と『北斗の拳2 Next zone 将』についても本項目で説明する。なお『Next zone』シリーズの販売台数は2008年6月末時点で約26,000台(『闘』『将』の内訳は明らかにされていない)[2]
概要

4号機として大ヒットした『北斗の拳』・『北斗の拳SE』の5号機としての後継機。シリーズとしては3世代目に当たる。

筺体は「ドーナツビジョン」で液晶には最新高性能(メーカー発表)のグラフィックチップを使用し、前2作を遥かに凌駕する映像美(メーカー発表)となっている。全体を通してアニメの名場面(メーカー発表)がカットイン演出などで使用されている。
主役の交代

前2作との大きな変更点として、主役がケンシロウからラオウに変わった。つまり、前2作でのラオウの役割をケンシロウが演じることになる。また前2作のシン・サウザー・ジャギ・アミバに変わる新キャラクターとして南斗五車星を採用。それぞれ小役演出やラオウの相手として出現する。連続演出への導入部やボーナス確定演出としてアニメの名場面(メーカー発表)を採用している。
通常時

通常時はボーナス後の覇王モード選択率に影響するLOW・MIDDLE・HIGHの3段階の状態を変移している。その状態は荒野・廃墟・渓谷の3つのステージによって示唆されている。
小役(重複当選)

5号機としての特徴である小役とボーナスの重複当選はすべての小役に設定されているが、可能性の最も高いのが左赤7、黒北斗、白ユリア絵柄+黒チェリー・黒チェリーの1枚役。次いでスイカ、角チェリーとなるが、スイカは1枚役と重複する場合があり(小役の重複当選。普通に狙えばスイカが揃うため、見極めは困難。ただし、順押しでの揃うラインにより、確実ではないもののある程度判別できる)、その時は上記小役の期待度を凌ぐ。赤・黒共通チェリーの場合は中段に止まり(下段及び枠下にチェリーを目押しすると角に止まる)ボーナス確定となる(「北斗シリーズ」の中段チェリーの継承)。覇王モードではチャンスタイム以外でチェリーが告知されないのにチェリーが出現した場合が共通チェリーとなり(ボーナスと重複当選した角チェリー、ボーナス成立後の角チェリーの場合もある)、このときもボーナス確定でRTは表示が出るまでの間継続する。

重複当選の確率についてはリプレイを除いて設定差がある。

共通チェリーとベルの出現率に設定差が設けられている。このことにより、高設定ほど1000円あたりのゲーム数を稼げる。特にRT時にコイン持ちがよくなる。
ボーナス

ボーナスは黒北斗3つ揃い、赤7揃い、赤7・赤7・黒のビッグと黒・黒・赤7のミドルがあり、ビッグは純増枚数3枚がけ約225枚、ミドルは2枚がけ約104枚である。覇王モードの継続率は50・60・70・80・90・95%の5段階で、北斗(80%以上確定)>赤7=赤赤黒>ミドルの順に高い率が選択される確率が高いものの、初当たりミドルボーナス時は60%継続が選択されることはない等、北斗揃い以外ではヒキ次第の部分が強い。

ボーナスが始まるときに前2作のケンシロウ同様、今度はラオウがオーラに包まれるが、このオーラの色も覇王モードの継続率を示唆する。色は前作同様の白から虹に加えて最高は黒(90%以上確定)になっている。覇王モードの継続率はボーナス開始時と終了時に抽選して選択される。終了時の選択にはミニゲームのスコアがカギとなり10000Pを超えた場合には覇王モード70%以上が確定する。RT中のボーナス当選を含み全ての選択時には従前の継続率より低い率が選ばれることはない。

ビッグの場合通常の画面に代わってアニメの場面が流れる場合があり継続率80%以上が決まる。この時にはミニゲームは行われない。

また、ボーナス時は押し順ナビがある場合にそれに従う。スイカ成立時に告知音がある。そして、チェリー成立はほとんどが共通チェリーでねらう必要はないが、約35000分の1で単独チェリーが成立し、このときは「チャーンス!」という告知音がある。赤or黒の2択に正解するとVフラッシュとともに継続率が95%に昇格する。
覇王モード(リプレイタイム)

ストックが禁止された5号機では不可能と思われた「バトルボーナス」を「覇王モード」と呼ばれるRTで再現している。覇王モード(最大500G)の継続のカギを握るのが赤及び黒チェリーで、「リプパンはずし」が必須となる。RT中はラオウが黒王号に乗って前進する。五車星軍の色や数などで小役演出が行われるが、この時に左リール窓枠部分が黒色か赤色に染まり、赤色ではリンが「ねらって!」黒色ではバットが「ねらえ!」と発声することでチェリーの色(実際は黒なら赤、赤なら黒がRTがパンクするチェリー)が告知される(液晶の演出とは別に行われる)。その時に指定された色のボーナス絵柄をねらうことでチェリーが出現することを回避できる。チャンスタイム中(ラオウは黒王号から下馬している)はこのチェリーの色が告知されない。チャンスタイム・ラオウステージ・死闘演出を含めて覇王モードとなっている。覇王モード中はリプレイタイムではあるものの、リプレイ確率がそれほど上がらないため、コインは増えることがなく少しずつ減っていく。ただし設定が高いほど(ベル出現率が高くなるため)コイン持ちは良くなる。

流れはボーナス→ラオウステージ→死闘演出→ラオウステージ継続orチャンスタイム→チェリー出現(RT終了)orラオウステージ再突入となる。そしてそのどの局面でもボーナスに当選することがあり、その際には継続率が格上げされる可能性が高い。

ラオウステージ1つのゲーム数は20の倍数で100Gまでとなっていて、継続かどうかがわかるのはその手前で8G行われる(例えば20Gなら12G)死闘演出の勝敗如何である。

12・32・52・72・92の各ゲーム数で人影が現れ、通常はケンシロウが現れ死闘演出にはいる。トキが現れた場合も死闘演出にはいるがラオウの勝利が確定する(後述)。ケンシロウ、トキ以外のリン、バット及び五車星軍が出現した場合は死闘演出には入らず、次の区切りのゲーム数まで演出が続行する。その繰り返しで最大500Gの継続となる。そして途中でボーナスに当選すればボーナス消化後に新たに覇王モードが始まる(ただし画面に表示される覇王モードのゲーム数のカウントは継続される)。ラオウステージの継続抽選は、死闘演出突入の前ゲーム(ゲーム数が20の場合は11G目)の第3ボタンを離した時に行なわれる。

なお、12・32・52・72・92のゲーム数以外でケンシロウやトキが現れた場合はボーナスが確定する。ちなみに、死闘演出中にボーナスを引くと、演出終了時に「BONUS+1」と表示され、前2作のボーナス確定音のアレンジが流れる。

今作ではバットやリンはラオウステージでの出現となる。

死闘演出ではラオウとケンシロウの闘いのみ、継続が確定しない。ラオウが攻撃すればラオウステージが継続、ケンシロウが勝ちラオウが復活しなければチャンスタイムに移行する。つまり、ラオウのパンチやキックはそれが出される時点ですでにラオウステージの継続は確定しているのだが、その際のパンチやキックの技が継続率を示唆することがある。前2作で散々辛い目に遭ってきた剛掌波は高い継続率が選択されていることを示唆する。またラオウの攻撃にキックより上の攻撃の北斗百裂拳と、剛掌波を超える天将奔烈が追加され、天将奔烈は90%以上の継続率の場合やボーナス当選後に出現の可能性がある。

ラオウ攻撃時の期待度は、パンチ<キック<北斗百裂拳<北斗剛掌波<天将奔烈となっており、キック以上の攻撃がケンシロウに命中した時点で継続率60%以上滞在が確定する。

キック(継続率60%以上確定)・北斗百裂拳(同70%以上確定)・北斗剛掌波(同80%以上確定)・天将奔烈(同90%以上確定)

前2作とはバトル時の青オーラと赤オーラの立場も逆転している。赤オーラならラオウの攻撃が確定するのでラオウステージの継続が確定する。青オーラの場合はケンシロウが攻撃をする。

なお、死闘演出時にもチェリーは告知され、演出に気を取られてうっかりチェリーを入賞させるとその時点で覇王モードが終了してしまう。


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