北府中駅
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北府中駅
駅舎(2019年9月)
きたふちゅう
Kita-Fuchū

◄JM 35 府中本町 (1.7 km) (2.2 km) 西国分寺 JM 33►

所在地東京都府中市晴見町二丁目27-2.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度40分50.8秒 東経139度28分18.5秒 / 北緯35.680778度 東経139.471806度 / 35.680778; 139.471806座標: 北緯35度40分50.8秒 東経139度28分18.5秒 / 北緯35.680778度 東経139.471806度 / 35.680778; 139.471806
駅番号JM34
所属事業者東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線■武蔵野線
キロ程30.5 km(鶴見起点)
府中本町から1.7 km
電報略号キフ
駅構造地上駅橋上駅
ホーム1面2線
乗車人員
-統計年度-12,051人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日1973年昭和48年)4月1日[* 1]
備考

業務委託駅

お客さまサポートコールシステム導入駅[1]

^ 武蔵野線としての開業日。

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北府中駅
きたふちゅう
Kita-Fuchū

国分寺 (3.3 km) (2.3 km) 東京競馬場前
所属事業者日本国有鉄道
所属路線中央本線支線(下河原線
キロ程3.3 km(国分寺起点)
駅構造地上駅
開業年月日1956年昭和31年)9月1日
廃止年月日1973年(昭和48年)4月1日[** 1]
^ 下河原支線としての廃止日。

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北府中駅(きたふちゅうえき)は、東京都府中市晴見町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線である。駅番号はJM 34。
歴史

もともとは、中央本線国分寺駅から多摩川下河原駅)までの東京砂利鉄道の専用鉄道の途中に位置していた。その後鉄道省が東京砂利鉄道を買収、この線は中央本線貨物支線(通称・下河原線)となる。一旦国分寺駅構内側線扱いとなった後、国分寺 - 東京競馬場前間が東京競馬場へのアクセスのため、中央本線の旅客支線(下河原線)として開業し、中間駅(富士見仮信号場)として当駅が設けられた[2]

戦時中に、東芝府中事業所(当時は軍需工場)の従業員輸送のため、客扱いが開始され、戦後には仮乗降場となる[2]。一旦信号場に格下げになったものの、正式な駅として再開されている[2]

その後、武蔵野線開業とそれに伴う下河原線の旅客営業廃止(貨物線としては武蔵野線に編入)に伴い当駅も武蔵野線に編入され、貨物線廃止後も武蔵野線の駅として現在に至っている[2]

なお下河原緑道(下河原線跡の遊歩道)の歴史説明板に「東芝前」との記述があるが、当駅を正式に「東芝前」とした記録はない。

以下、下河原線として開業時点からの歴史概略を併せて記す。
年表

1910年明治43年):東京砂利鉄道の専用鉄道として国分寺 - 下河原間開業[2]

1920年大正9年)5月25日:鉄道省が東京砂利鉄道を買収。翌日付で中央本線貨物支線(下河原線)となる[3]

1921年(大正10年)12月1日:営業を廃止、国分寺駅構内側線扱いとなる[3]

1934年昭和9年)

4月2日:中央本線支線(下河原線)国分寺 - 東京競馬場前間開業。競馬開催日に限り旅客輸送(貨物線は国分寺駅構内扱いのまま)[3]

11月6日:国分寺 - 東京競馬場前間当駅の元となる富士見仮信号場が開設[2]


1944年(昭和19年)10月1日:下河原線の営業を休止。この頃から国分寺 - 当駅構内の乗降施設間に軍需工場従業員専用電車を運転。正式ではないものの客扱いが開始される[2]

1947年(昭和22年)4月24日:下河原線の営業を再開[3]

1949年(昭和24年)1月21日:仮乗降場に昇格、富士見仮乗降場開業[3]

1952年(昭和27年)7月1日:信号場に降格、北府中信号場となる[2]。同時に当駅 - 下河原間の貨物支線が開業(復活)[3]。貨物線への分岐点は現駅から約1.5km南であり東京競馬場前駅の構内であるが、営業上は当駅で分岐の扱いとされる。

1956年(昭和31年)

8月15日:下河原線が通年旅客営業を開始。

9月1日:駅に昇格、北府中駅開業(中央本線所属)[3]。貨物営業開始。


1973年(昭和48年)4月1日:武蔵野線開業に伴い、下河原線国分寺 - 当駅 - 東京競馬場前間廃止[3]。当駅ならびに当駅 - 下河原駅間の貨物支線を武蔵野線に編入[3]。開業当初に自動改集札機が試験設置された12駅の一つ。

1976年(昭和51年)9月20日:下河原への貨物支線(下河原線)が廃止[3]

1982年(昭和57年)4月1日:貨物取扱を廃止。

1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。

1994年平成6年)2月4日自動改札機を設置[4]

2001年(平成13年)11月18日ICカードSuica」の利用が可能となる[広報 1]

2009年(平成21年)5月31日みどりの窓口の営業を終了。

2022年令和4年)1月27日:改札外に駅ナカシェアオフィス「STATION WORK」のテレワークブース「STATION BOOTH」が開設[5]

駅構造

島式ホーム1面2線の地上駅で、線路と並行する東京都道17号所沢府中線府中街道)の歩道橋および、東芝府中事業所への連絡口通路が一体となった、橋上駅舎を有している[6]。この東芝府中事業所への連絡口は同社の関係者専用であったが[6]2014年(平成26年)3月30日より線路沿い西側に日鋼町方面へ通じる東芝町地内歩行者専用道路が設置されており、その出入口階段までは一般客も通行できる。ただし通行可能時間は初電から終電までである[7][注釈 1]

立川統括センターが管理する業務委託駅で、JR東日本ステーションサービスが受託する。ただし、お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[1]。また、多機能券売機[1]指定席券売機[1]自動改札機エスカレーターエレベーター多機能トイレが設置されている。

ステーションカラーは深緑色。
のりば

番線路線方向行先
1
武蔵野線上り府中本町方面
2下り西国分寺南浦和新松戸西船橋方面

(出典: ⇒JR東日本:駅構内図

コンコースと東芝府中事業所入口(2019年9月)

改札口(2022年8月)

ホーム(2022年8月)

改札係員の不在時間(乗車駅証明書およびインターホンでの対応となる)

専用線

駅西側には複数の側線が引かれ、そのうちホーム側の側線は時折工臨列車が入線し保線工事の資材置き場として使われる他、ホームから遠い側のものは隣接する東芝府中事業所へ続き、落成した電気機関車の試運転や搬出に使用されている[2]。また鉄道車両に搭載する機器の試験などのために保有するEF65形電気機関車[8]や構内入換用の入換動車などが留置されていることもある。かつては線路上に動物などの派手なペイントが施された103系電車湘南色をまとった荷物電車[9]が留置されていたが[6][注釈 2]、塗色の塗り直しや改造を経て、両車は2021年に千葉県いすみ市ポッポの丘に譲渡・移設された[9]。EF65形電気機関車などの車両は構内北側に移動している場合もあるが、多くの場合武蔵野線車内から見ることが可能である。

また武蔵野線の建設工事中には、専用線を間借りして中央本線の支線(下河原線)の仮設ホームが設置され、現在の橋上駅舎とは東芝府中事業所への跨線橋で連絡していた。

かつては駅東側に隣接する府中刑務所への専用線もあり、刑務所内で製造された製品輸送に用いられていたが、既に撤去されている[2]。府中刑務所の西側には線路が引き込まれていた際の壁のへこみと当時使われていたシャッターが残っていたが、刑務所外壁工事により撤去された。

駅の南西側の日本製鋼所東京製作所(現・府中インテリジェントパーク)、駅の南側の螺旋道路付近から富士見通りを東に進み、旧陸軍燃料廠(府中基地、現・府中の森公園)へ至る専用線も存在した[2]

東芝府中事業所への専用線(左)

専用線の航空写真

利用状況

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は12,051人で、武蔵野線内26駅中西浦和駅に次いで21位である。ここ10年は増加傾向にあり、減少の一途を辿っている三郷駅を上回っており、2020年度には東所沢駅を超えたがその後再び逆転された。

近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]年度1日平均
乗車人員出典
1990年(平成02年)9,677[* 1]
1991年(平成03年)11,183[* 2]


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