北川フラム
[Wikipedia|▼Menu]

きたがわ ふらむ
北川 フラム
文化功労者顕彰に際して公表された肖像写真
生誕北川 フラム(きたがわ ふらむ)
(1946-10-05) 1946年10月5日(77歳)
大日本帝国新潟県高田市(現・上越市
住居 大日本帝国 日本
国籍 大日本帝国 日本
出身校東京芸術大学美術学部
職業アートディレクター
活動期間1971年 -
時代昭和時代後期 -
活動拠点 日本
肩書き主な役職一覧
親父:北川省一良寛研究家)
親戚義兄:原広司建築家
受賞主な受賞歴一覧
テンプレートを表示

北川 フラム(きたがわ ふらむ、1946年昭和21年)10月5日 - ) は、日本アートディレクター
来歴

新潟県高田市(現・上越市)出身。新潟県立高田高等学校から東京芸術大学美術学部入学。仏教彫刻史を専攻。大学では「東京芸術大学全共闘」として孤軍奮闘する。大学時代から学生運動界隈のつながりから、アングラ文化周辺に集まる人々と協働し、音楽や演劇のイベントを開催するようになる[1]

大学卒業後、1971年(昭和46年)、東京芸術大学の学生卒業生を中心に「ゆりあ・ぺむぺる工房」を発足させ、展覧会コンサート演劇企画制作に関わる。1982年(昭和57年)より代官山で「アートフロントギャラリー」を経営すると共に、アートディレクターとして国内外の美術展企画展芸術祭を多数プロデュースする。

1997年平成9年)より越後妻有アートネックレス整備構想に携わり、2000年(平成12年)から開催されている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」では総合ディレクターを務める他、瀬戸内国際芸術祭でも総合ディレクターを務めた。

父は良寛研究家の北川省一建築家原広司・若菜の(義兄)。

「フラム」は本名でありノルウェー語で「前進」を意味する。
主な役職

株式会社アートフロントギャラリー代表取締役

株式会社現代企画室代表取締役

公益財団法人福武美術館財団業務執行理事(常任理事)

大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター

地中美術館総合ディレクター

東京都現代美術館美術資料収蔵委員

女子美術大学大学院客員教授2005年(平成17年) ? 2014年(平成26年)まで女子美術大学芸術学部芸術学科専任教授

首都大学東京客員教授

愛知県立芸術大学客員教授

青山学院大学大学院客員教授

名古屋芸術大学客員教授

香川大学客員教授

神戸芸術工科大学客員教授

法政大学大学院兼任講師

コサンティ財団(アメリカ合衆国)理事

新潟市美術館運営問題

2007年(平成19年)から新潟市美術館の非常勤館長に就任し、美術館改革を進めようとしていた。2009年(平成21年)に開催された第一回水と土の芸術祭2009年(平成21年)ではディレクターとなる。この芸術祭は、新潟市に特徴的な「水と土」の文化を発掘・発信するものであり、美術館でも水と土に因む関連作品が展示された。しかし空調を止めたこと等が原因で、伝統的な手法で土と藁から作られた土壁の作品からカビが発生し、マスコミで騒がれた。また関連企画展「新潟への旅」展では、展示作品より蜘蛛が発生したことが再びマスコミ等で騒がれ全国的な話題となった。

これらカビと蜘蛛の問題が、実際には直接人体や作品へ影響を与えるようなものでは無かったにもかかわらず大きく騒がれたことの背景には、美術館改革に伴う前職員、地元美術関係者との確執が存在しているという意見もある[2][3]。この状況を鎮めるべく、準備を進めていた「奈良の古寺と仏像」展の開催のために、2010年(平成22年)当時の新潟市長篠田昭2010年(平成22年)3月12日付けで館長職の解任を発表、3月末の任期満了を待たず更迭に踏み切った。

後に本人は、当時を振り返って、「新潟の件については、調子に乗っていたな、と思います。」とコメントしている。[4]
主な展覧会・プロジェクト

ガウディ展(1978年 - 1979年

子どものための版画展(1980年 - 1982年

アパルトヘイト否!(1988年 - 1990年

ファーレ立川1994年

さよなら同潤会代官山アパート展(1996年

場所の状態:フランス文化省パブリックアートプロジェクトの記録日本展 1997

アントニオ・ガウディ展 1998

高田・花ロード展(1999以降毎年開催)

ショパン ボーランド・日本展 1999

代官山インスタレーション展(1999以降、隔年開催)

繋がる日本海(表参道・新潟館ネスパス)2001


日本・ヨーロッパ建築の新潮流展 2001

立川国際芸術祭 2001

中川幸夫「花狂い」(大地の芸術祭 2003プレイベント)

菜の花里美発見展:アートユニバーシアード 2002

東大寺アートプロジェクト 2004

ヨーロッパ・アジア・パシフィック建築の新潮流展 2004

日本におけるドイツ年:ドイツデザインプロジェクト

宇宙連詩プロジェクト(2005,2007,2008)

韓国・安養市パブリックアート・プロジェクト 2005

上勝町アートプロジェクト 2007

ショパン・ポーランド日本展(1999年

札幌ドームアート計画(2000年

第1回 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000-(2000年)

第2回 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003-(2003年

第3回 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006-(2006年

第4回 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009-(2009年

大阪・アート・カレイドスコープ2007 大大阪にあいたい(プロデューサー) 


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:27 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef