北島 洋子
生誕1943年
日本・東京都
職業漫画家
活動期間1961年 -
ジャンル少女漫画
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北島 洋子(きたじま ようこ、1943年[1] - )は、日本の漫画家。
1943年、東京に生まれる[2]。小学校2年までは福島に疎開し、中学1年までは父親の転勤で山形で過ごす[3]。1960年から1961年ごろにはミナミヒロコ名義で貸本少女漫画短編誌に執筆[1]。武蔵野の都立高校在学中の1961年に『少女クラブ』(大日本雄辨會講談社)1962年お正月臨時増刊号に掲載された「氷の城」でデビュー[4][1][5]。高校を卒業後は水野英子のアシスタントを経験する[4][1]。『森の子カンナ』で人気となり[6]、1963年に『週刊少女フレンド』(講談社)に掲載された『ナイルの王冠』(原作:宮崎惇)は、少女漫画で初めて古代エジプトを舞台にしたロマンスとされ、後進の作家に影響を与えた[4][6]。ロマンチックコメディの『スイートラーラ』などで、1960年代後半の『りぼん』(集英社)を代表する作家として活躍した[4]。
作品リスト
連載・シリーズ
森の子カンナ(原作:山浦弘靖、『週刊少女フレンド』1963年8月11日号 - 1963年11月17日号)[4]
ナイルの王冠(原作:宮崎惇、『週刊少女フレンド』1963年11月24日号 - 1964年3月29日号)[4]
アイリス(原作:三浦玲子、『週刊少女フレンド』1964年 - 1964年11月15日号)[4]
美しきスザンナ(『週刊少女フレンド』1964年 - 1965年)
ロレッタ(『週刊少女フレンド』1965年 - 1965年10月19日号)
バラ色の島(『なかよし』)
ゆうやけの誓い(『りぼん』1966年3月号 - 1966年5月号)
伯爵令嬢スイート・ラーラ(『りぼん』1967年9月号 - 1969年7月号) - のちに『スイート・ラーラ』に改題[4][1]
火の玉リリー(原作:村上響子、『りぼん』)
ふたりのエリカ(小学館学年誌、1967年 - 1969年)[4][1]
オー!バーブラ(『りぼん』1969年9月号 - 1970年3月号)[4]
初恋物語シリーズ(『りぼん』1970年4月号 - 1970年8月号)
初恋物語 きまぐれキューピット(『りぼん』1970年4月号)
初恋物語 わたしのシカゴ!(『りぼん』1970年5月号)
初恋物語 ラブガイド(『りぼん』1970年6月号)
初恋物語 はだしのジル(『りぼん』1970年7月号)
初恋物語 さようなら夏の光(『りぼん』1970年8月号)
あたしロリータ (『小学三年生』1971年3月号『小学四年生』1971年4月号 - 1972年3月号)[7]
キティ・キャット(旺文社『中二時代』1971年頃)[4][8]
ヤ?ヤ?パトリシア(『小学六年生』1973年4月号 - 1974年2月号)[9]
アイドル伝説えり子(『小学四年生』1989年7月号 - 1990年3月号)[10]
読み切り
氷の城(『少女クラブ』1962年お正月臨時増刊号)[4][1]
クローバーの丘(『週刊少女フレンド』1965年8月17日号)
紅はこべ(『週刊少女フレンド』1966年1月18日号)
青い霧の湖(『りぼん』1966年7月号)
石になった王子(『小学二年生』1966年8月号ふろく)
白鳥の子もり歌(『なかよし』1965年10月号)
ルシカ(『りぼん』1966年お正月増刊号)
王女物語(『少女コミック』1968年5月号(創刊号))
デビィのすてきな人(『少女コミック』1968年7月号)
アリサのひとみ(『少女コミック』1969年1月号)
ダーリング(『りぼん』1968年9月大増刊号)
アンネの日記(『りぼん』ふろく)
白鳥の湖(『小学四年生』1979年12月号ふろく)[4]
書籍
『森の子カンナ』原作:山浦弘靖、若木書房〈ティーン・コミックス〉、1969年
『美しきスザンナ』全2巻、若木書房〈ティーン・コミックス〉、1968-1969年
『スイート・ラーラ』虫プロ商事〈虫コミックス〉、1971年
『町からきた少女』原作:ボォロンコーワ、集英社〈マーガレット文庫〉、1976年
『若草物語』原作:オルコット、ユニオン出版〈世界名作コミック〉、1976年