北カリフォルニア
サンフランシスコ市
サンノゼ市
サクラメント市サクラメント市
国
アメリカ合衆国
州 カリフォルニア州
最大都市サンノゼ
人口(2009)15,028,392人
シエラネバダ山脈のヨセミテ・バレー
北カリフォルニア(きたカリフォルニア、英: Northern California)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州の北側部分である。
この地域にはサンフランシスコ・ベイエリア、サンフランシスコ市、サンノゼ市、オークランド市、州都のサクラメント市、セコイアの森があり、またヨセミテ・バレーとタホ湖を含むシエラネバダ山脈、カスケード山脈では第2位の標高であるシャスタ山、および世界でも有数の農業生産性を誇るカリフォルニアセントラルヴァレーがある。
紀元前の少なくとも8000年から5000年、おそらくはさらに前には既に先住民であるインディアンが北カリフォルニアに到着しており、それに続く先住民が増加したことにより先コロンブス期の北アメリカでは最大級に人口密度の高い地域になっていた。16世紀初期から18世紀半ばにかけて到着したヨーロッパ人探検家たちは、北カリフォルニアにヨーロッパの開拓地を造るまでに到らなかった。1770年、モントレーに設立されたスペインの伝道所がこの地域で最初のヨーロッパ人開拓地であり、その後に海岸に沿った伝道所が追加され、最終的には北のソノマ郡まで伸びていった。
概要北カリフォルニアとして通常分類される地域内にある48郡
北カリフォルニアという地域について公式の地理的定義はなく、北カリフォルニアを構成する場所の定義は様々である。地理的にカリフォルニア州の南北をわける中間線は北緯37度線付近であり、サンフランシスコ市に近い。しかし、これは一般に使われているものとは一致しない。カリフォルニア州を2つに分けた場合、北カリフォルニアという言葉は通常、南カリフォルニアの10郡より北にある48郡である。またテハチャピ山地より北の地域にも当てはまる。この定義ならば幾つかの郡境が並ぶ北緯35度47分28秒の線(ディアブロ山麓の南、第6標準緯線)にきちんと一致しており、モントレー郡、キングス郡、トゥーレアリ郡およびインヨー郡の南郡境である[1]。
カリフォルニア州は面積が大きく地形が多様であるので、他の方法で小区分に分けることもできる。例えば、セントラルバレーはそれ自体文化的にも地形的にも海岸部とは明らかに異なる地域である。その中に含まれるサクラメント・バレーやサンホアキン・バレーの大半は、南北カリフォルニアに分割される位置にあるが、通常北カリフォルニアに含めて考えられている。
サンフランシスコ・ベイエリアやサクラメント都市圏の郊外部より北の地域は別の地域と考えられることも多い。州最北部の住人は州議会に送る代議員の数が少ないと考えてきており、1941年にはオレゴン州南部と共にジェファーソン州と呼ぶ新しい州を起こそうとしたことがあり、また近年にもカリフォルニア州を2つないし3つの州に分割する法案を提案した。サクラメント市より北の地域は地元住民からノースステイト(北の州)と呼ばれている。2001年以降、北側20郡はポイントアリーナからタホ湖の線より北側をアップステイト・カリフォルニアとして宣伝している[2]。 カリフォルニア・ゴールドラッシュが起こって以来、北カリフォルニアは世界の経済、科学および文化といった各分野の先進地域になってきた。19世紀に金探鉱技術が開発され、これが世界中に適用されたことに始まり、世界的に有名な電子技術やオンラインビジネスモデル(例えばApple、ヒューレット・パッカード、グーグル、ヤフー!、イーベイ)の発展に到るまで、北カリフォルニアは常に新しい事業の方法で最前線に立ってきた。
重要性