化繊
化学繊維(かがくせんい、chemical fiber)とは、石油などから化学的プロセスにより製造される繊維の総称で、人造繊維 (artificial fiber) とも呼ばれる。天然繊維(天然高分子)を原料にして製造される再生繊維、天然高分子を改質して製造する半合成繊維、純合成的に有機高分子化合物を製造する合成繊維、そして無機化合物からなる無機繊維
に大別される。
目次
1 分類
2 主な化学繊維
3 主な化学繊維の歴史
4 関連項目
5 外部リンク
分類
合成繊維
ポリエステル系合成繊維
ポリアミド系合成繊維 - ナイロン
半合成繊維
セルロース系半合成繊維 - アセテート
タンパク質系半合成繊維 - プロミックス
再生繊維
セルロース系再生繊維 - レーヨン、キュプラ、ポリノジック
無機繊維
ガラス繊維
炭素繊維
主な化学繊維
セルロース再生繊維
ビスコースレーヨン(レーヨン)
銅アンモニアレーヨン(キュプラ)
ポリアミド繊維
ナイロン(ナイロン-66、ナイロン-6)
ポリエステル繊維
ポリエチレンテレフタラート (PET)
主な化学繊維の歴史
1885年 C.H.B. デ=シャルドネがニトロセルロースよりレーヨンを実用化する。(ニトロセルロースは1832年発明)
1891年 C.F.クロス、E.J.ベバン(E.J. Bevan)がビスコースレーヨンを発明する。
1918年 ベンベルグ社がE.テーレ(E. Thiele)のキュプラを実用化する。(銅アンモニアレーヨンは1857年発明)
1938年 デュポン社がウォーレス・カロザースのナイロンの製造を開始する。
1950年 インペリアル・ケミカル・インダストリーズ(ICI)社がJ. R.ウィンフィールド(J. R. Whinfield) 、J. T.ディクソン( J. T. Dickson)のポリエステル繊維の製造を開始する。
1950年 デュポン社がアクリル繊維の製造を開始する。
1950年 クラレが世界初の化学繊維ビニロン(ポバール原料)の工業化を開始する。
1959年 炭素繊維が工業化される。(炭素繊維は1860年発明)
関連項目
天然繊維 - 動物繊維 / 植物繊維
高分子
外部リンク
⇒日本化学繊維協会
この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。
この項目は、布や繊維、それを素材とする製品に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:ファッション/P:技術と産業)。
更新日時:2018年4月24日(火)00:06
取得日時:2019/07/30 00:50
記事の検索おまかせリスト▼オプションを表示暇つぶしWikipedia
Size:6874 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef